<事務局長のサポート日誌>(その7)

●2021/8/22 「反貧困ささえあい神奈川」の定例会に参加

8月22日(日)
❶ネコちゃんと一緒に新宿駅周辺で約1カ月の野宿生活を経て、ボブハウスに入居したKさん、1週間の予定で入院したが手術の経過もよく4日間で退院できるとの連絡が前日に入る、退院時間は11時、病院に迎えにいってネコちゃんが泊まっている、瀬戸ご用達のペットホテルに向かった。いつもは人懐っこくて穏やかなネコちゃんが「寂しかったんだよ~」とキュンキュン泣いています。何回も何回も泣いています。Kさんに拾われて9年、ずっと一緒に暮らして、Kさんが野宿を強いられた時にもKさんを支え続けた。また一緒に暮らせるようになって良かった。無事にボブハウスに送り届ける事ができました。
❷午後から神奈川県大和市に向かい「反貧困ささえあい神奈川」の定例会に参加、反貧困ネットワークと違い、全員がボランティアで仕事の合間や勤務後に支援対応を分担、駆けつけは杉浦さんの負担は重い。その後の生活保護申請同行とアパート入居を同時におこなう神奈川方式、東京と同じように、幼少期からの貧困と複合的困難、発達障害など精神的困難を抱えた当事者が多い状況で「地域資源を使ったさ伴走支援」どのように役割分担していくか論議が続きました。
➌ SOSで駆けつけた20代の青年、親に捨てられて施設で10代をくらす。飲食店で働くもコロナで休業中、家は失った。、リセットして生保利用した方が自立は早いと説明、少し考えて連絡くれる。「もう独りじゃないよ」泣いていた。親に捨てられずっと独りぼっちだった。

●2021/8/20 来週からは紙マスク二枚着用に切り替えたい

8月20日(金)

❶今日は朝から月2回のMさんの通院同行でした、練馬の自宅から環七通りひたすら走り大田区にある反貧困ネットワークシェルターに向かい、病院がある板橋区に通っています。。生活保護申請同行日の翌日にがんが解り4カ月間入院、闘病生活を終えて退院したMさんの4回目の診察日、体力低下と免疫力低下はだいぶ改善しつつも満員電車にはまだ耐えられない。ましてや東京都は5400人のコロナ感染、がんの再発抑止だけでなく、コロナ感染のリスクから徹底防衛します。出会った頃と見違えるほどに明るくなりました。
❷Mさんをシェルターに送り届け、大田区内のターミナル駅で待っていた所持金1000円の40代男性の駆けつけ支援、ここ2日間はSOSメールは減少して、野戦病院状態のスケジュールは一時休戦、しかし明日は、「コロナ災害を乗り越える いのちとくらしを守る何でも相談会」所持金がない相談者からの電話も増えるのは確実、可能な限りフォローします。
➌都内の感染者数が5000名を超える状況になって、日々おこなっている駆けつけ支援や狭い相談部屋での生活保護申請同行も神経を使いながら活動しないといけない。駆けつけ時の車中では窓は全開、向き合う会話はしない。来週からは紙マスク二枚着用に切り替えたい。感染したら支援が止まる。いま止める事はできない。
❹気になっている事がある。コロナ陽性反応後の療養二週間後にSOSをくれた相談者対応が今週だけで二名、二人が泊まっていた場所はネットカフェだ。症状がでて連絡しても入院できていない。軽症入院ができない状況下でホテル隔離がされない場合は、ネットカフェで療養するしかない。所持金も尽き、保険証も持たない困窮状態にある若者たちはひとり苦しんでいるかもしれない。昨年とは桁違いの感染爆発で自宅感染も酷く、安全な場所がなくなっている。昨日も貧困ビジネスの無料低額宿泊所に住む男性から電話が入り情報を聞く。福祉事務所は、「現在の感染拡大があるので、無低も個室で案内している」実際は2フロアで68名、1フロアで34名が仕切り板だけで生活している?実際の部屋数はいくつか、実態把握をおこないたい。これでは失踪する人々が増えるのは当たり前だ。福祉事務所はいますぐ実態把握を! 無低への入所強要を続けないでほしい。

●2021/8/18 ペットの宿泊費は「反貧困犬猫部」が支援

8月18日(水)
❶ネコちゃんと一緒に新宿駅周辺で約1カ月の野宿生活を経て、ボブハウスに入居したKさん、シェルターの所在地の**福祉事務所で生保申請同行したKさん、申請受理されていちばん最初におこなった事は、生活保護の利点である「医療扶助」、元トレーラーの女性運転手だった頃からの持病が悪化していて1週間の入院が必要との診断、昨年亡くなった我が家の愛犬バンビがお世話になったペットホテルで預かる事にした。宿泊費は「反貧困犬猫部」の給付金から支援、心配いりません。今日はシェルターへのお迎えとペットホテルに預けて、入院する病院まで、私たちの支援は何でもやります。
❷午後は家賃が払えず昨日に住んでいたアパートを強制執行されてしまった母子の緊急避難先に向かい、二人と荷物を積んで福祉事務所が用意してくれた一時利用住宅へ、期間が決まっているので、一緒に住まい探しと仕事づくりをサポートします。長いお付き合いになりそうですね。
➌夕方は、事務局長を担当している避難の協同センターの今後の運営について、代表世話人の松本徳子さんの呼びかけで、世話人の熊本さん、村田さん、事務局の阪上さんと打ち合わせ、昨年3月から新型コロナ災害緊急アクションと反貧困ネットワークの活動が忙しくなり過ぎた事、コロナ禍のなかで、ステイホームの社会状況下で、避難者の状況が見えなくなり、支援活動の停滞が余儀なくされた事が大きい。いずれにしても今日の論議での共通認識は、「原発事故被害者の困難が放置されたままで、支援団体が活動を止める事は、避難者が見えなくなり、問題の風化につながってしまう」今後の活動の方向性について次月に開催する運営委員会で今後の方向性を決めていく。私自身はコロナ災害が長期化するなかで、避難者がおかれている現状の経済的・精神的困窮状態の実態把握を進め、必要な支援計画と実行が求められていると考えている。
❹夜は新宿駅西口での駆けつけ支援、今日も20代の青年だった。所持金ゼロ、家賃が払えず野宿生活、明日に希望する三多摩地域で地元で支援を続ける元市議さんが生保申請同行してくれる事になった。
 

●2021/8/17 今日も相談チームは野戦病院

8月17日(火)
今日も反貧困ネットワークの相談チームは野戦病院、➡瀬戸も藍野も忙しさのあまり思考回路が変になっています!
(藍野さんのFacebookより)
❶午前は対応が良い福祉事務所なのに相談者の男性は表れず。SOSで駆けつけた時には礼儀正しい青年だったのに、、それにしても貴重な時間 寝ていたかった。
❷午後は一転してタフな対応で有名な福祉事務所での生活保護同行、数日前に、雨の公園のトイレからSOSがあった40代の男性、以前にアルコール依存で自立支援施設から退寮させられた経験があり、福祉事務所の相談記録にバッチリ残っていた。それでも無料低額宿泊所入所が基本だと言うので、最初から攻防戦となる。現在もお金があるとロング缶5本は飲んじゃう!と笑顔で語る。これでは生活保護費みんな使っちゃうよ~アルコール依存症からの脱却と家計管理が必須なので、相談支援員がしっかり支援してくれる更生施設で社会復帰できるように進めていこうと確認した。(更生施設はいろいろある。居住環境、支援レベルなど事前に把握して臨まないといけません。)
➌終了後、今日の駆けつけ支援をスタートする。最初は蒲田方面に向かう。50代の男性だった。コロナで雇い止めされ、アパートを強制執行され退去させられた。野宿しながら寮付の仕事を探し、採用連絡は何回も来たが、インコがいるので入寮できなかった。強制退去された荷物と一緒にインコも保管されているという。生活保護を利用してアパート暮らしを優先化した方がインコと暮らせるからと勧めたが、やっと週末に寮が見つかりそうだという。仕事の内容と勤務先も聞いた。礼儀正しく義理堅い男性で私の車でに無操作に置いたペットボトルを回収して持って捨てにいってくれた。インコ奪回闘争勝利を願う。
❹蒲田から市ヶ谷にある「いえとしごと」に向かう。事務所で待っていた同年代の男性が困っていると「いえとしごと」代表の市川さんからSOS、地方では仕事が全くなく、東京に来て仕事を求めに来たが、所持金が尽きている状況、住んでいたアパートはそのままだという。アパート解約連絡をお願いしないと東京での生活保護申請受理は困難だ。早急に手続きをお願いした。そうすれば力になれる。
❺今日の最後も新宿駅西口、20代の女性が所持金ゼロで待っていた。早急な対応が必要なので、すぐ生活保護申請同行する事にした。コロナ禍の長期化で20代、そして女性たちがボロボロになってSOSが多く来るようになった。

●2021/8/16 「生きていてほしい」生活保護は権利

8月16日(月)
❶月曜の朝、今日もDaiGo氏の一発アウトのヘイト発言問題で市民からの電話で始まる。正直言って、辟易としている。今日は私だけでも4名の生活保護申請含む福祉事務所同行だ。とても耐えられないので、千葉担当の阪上さんも応援に来てくれた。
明日も午前・午後ともに申請同行、私だけでなく相談員の藍野さんも一緒だ。PCの前に座っている時間は殆どない、現場にいる時間が殆どだ。私ひとりではなくチームで対応しているのに追いつかない。五輪開会式以降、20代を中心としたSOSが急増した。単なる生活保護申請同行からアパート入居の支援スキームでは済まない傾向が高まっている。通院同行・社会生活訓練・就労ケア・孤立化させないなど引き続きの伴走が必要となっている。
❷今日は20代と40代の生保申請同行、無事に30泊のビジネスホテル宿泊となり、アパート転宅を目指す。40代男性は福島県中通り出身だった。
➌私たちの支援活動の大半は単身者だ。午後からの同行は母子世帯、家賃滞納が続き、明日に執行官がアパートを訪れ、強制執行される。明日以降の居住先を確保する事が先決だ。
生活保護基準額を超えた収入があるので福祉事務所職員が3名関わり、当面の一時利用住宅を確保する事ができた。明後日に預け先から荷物を私の自家用車に積み込んで、引っ越します。一時利用住宅の居住期間中のアパート探しを協力します。
❹午前に、8月21日(土)に開催される「コロナ災害を乗り越える いのちとくらしを守る何でも相談会【第9弾】」のオンライン記者会見に福祉事務所の受付の一角を借りて参加とコメント、野戦病院からの報告、今日に予定していて生保同行に来られなかった女性がいる。何回も連絡をとりあっていたのに、偶然かもしれないが、DaiGo氏のヘイト発言問題以降、急に連絡が途絶えた。「生きていてほしい。」生活保護は権利、誰でも苦しい時がある。その時、頼っていいんだ。連絡を待っている。

●2021/8/15 やっと辿り着いた日曜日、爆睡を敢行する

8月15日(日)
❶やっと辿り着いた日曜日、今日だけはゆっくり疲れた身体を休めたいと考えて爆睡を敢行する。SOSが来ても夕方以降の駆けつけ支援にしよう。ベッドで暗い部屋にいる。PCを見ないだけで目の疲れがとれる。しかし睡眠は集中できたわけではない。
★メンタリストDaiGo氏のYouTubeにおけるヘイト発言を受けた4団体の緊急声明に抗議し、削除を求める電話やメールも届く。「DaiGo氏はもう反省しているのに、なぜ弱者を支援する団体が個人攻撃を繰り返すのか、」でも言いたい。彼がヘイト発言を繰り返した時、彼は弱者ではない。ソーシャルメディアを駆使して意図的に、生活困窮者に対し、「処刑」や「殺す」という言葉を用い、社会から排除・抹殺することを正当化・誘発、生活困窮者を間接的に死に追いやる効果をもたらすような発言をした。250万人もフォロワーがいるような影響力を持つ者が、人を死に追いやりかねない発言をした場合は厳しく責任が問われるのです、彼は少なくとも弱者ではない。強者の側にいたのだ。
反貧困ネットワークにこれからも同様の抗議連絡が来ると思いますが、ヘイトクライムやジェノサイドを誘発しかねない反社会的行為は許されない立場を貫きます。
❷予想どおりの夕方からの駆けつけ支援開始、相談メールで「所持金が10円」「何日も食べていない」福祉事務所など公的機関と違うのは、「今日は支援できない。駆けつける事はできない」とは言えないし、言わない。夕方以降、あちこちからSOSが続く。全員が20代だ。私はお茶の水の20代の青年の対応に駆けつける、市川市では阪上さん、八王子市では陣内さん、相模原市では杉浦さんが駆けつけた。日曜日の夜も野戦病院のようだった。
➌明日は7名の生活保護申請同行を反貧困ネットワークのスタッフが手分けしておこなう。緊急事態が続く。もう1年半もだ。

●2021/8/14 協同組合運動はコロナ禍で何をしてきたか?

8月14日(土)
❶午前は9月18日に開催される「日本協同組合学会第41回研究大会シンポジウム」講師打ち合わせに参加、テーマは「協同組合運動 新たな段階へ レイドロー報告40年、GAFA支配に対抗するアフターコロナ時代の協同のあり方を考える」
★20代の頃、生協運動に衝撃を与えた。1980 年に開催された ICA(国際協同組合同盟)第27回モスクワ大会におけるレイドロー博士の報告「西暦2000年における協同組合」レイドローは、思想的危機を以下のように提起した。「協同組合は、『存続の危機』『経営の危機』を克服してきたが、現在は『思想的危機』を迎えている。『思想的危機』の問題意識は、“協同組合が他企業と同じような商業的な意味では成功していても、それ以上のことを何もやらないとしたら、それで十分であろうか。” 協同組合の真の目的は何か、(株式会社と)別な種類の事業体として明確な役割を果たしているかという疑問が強まってきた。。
「西暦2000年における協同組合」の中で将来への選沢として4つの優先分野を示した。
1.第一優先分野―世界の飢えを満たす協同組合
2.第二優先分野―生産的労働のための協同組合
3.第三優先分野―保全社会のための協同組合
4.第四優先分野―協同組合地域社会の建設
★私の当日の報告は、協同組合運動全体が、コロナ禍で生活の困難にあう人々、支援する人々(支援組織)に、役立つために、いったい何をしてきただろうか。協同組合が持つ資源が活用されているか。民間支援団体の苦闘から見た協同組合に求める課題を提起する事、協同組合が協同組合セクター独自の活動に留まる事なく、地域住民連帯運動の視点から果たしてほしい役割を提起してみたいと考えている。
❷雨の土曜日、都内のあちこちからSOSが届いている。今日もステイホームはできない。最初に駆けつけたのは荒川区内の小さな公園、到着を知らせたら、40代の相談者は隠れていた公園のトイレから出てきた。私の車の後部座席に乗った途端、彼はいった。転がっているペットボトルの水を飲んでいいか聞いてきた。数日間何も食べていない状態だった。建築の仕事を20年、しかしコロナ災害で失職、家族がバラバラになった。TOKYOチャレンジネットで一時利用住宅に入居していたが、仕事も再度なくなり入居期限を超えている事で7月中旬に退去させられ野宿生活を続けたという。あるのは古びた自転車1台のみ、来週に生活保護申請に同行する。少しの間、止んでいた雨が大雨に変わりそうだ。「早くご飯を食べた方が良い。」渡した給付金を持って彼は急いで自転車を漕いで公園から立ち去った。
➌次に駆けつけた場所は大塚駅、30代の男性、7年前に、生活保護をひとりで申請、無料低額宿泊所での集団生活に耐えきれずに、入れられて逃げて7年間、派遣の仕事しながらネカフェで生活していた。コロナ感染は更に拡大して、もう限界、今回は平気だよ。一緒に生保を申請しにいこう。無低に入れられる事はしないから!
❹最後は今日も新宿駅西口、所持金ゼロの20歳の少年、ホストを雇い止めされて、アパートを先週退去させれた。地方の実家に帰ってやり直したいという。電車代と今日のネカフェ代を渡して送り出した。

 

 


●2021/8/13 DaiGo氏の発言、その先にあるのはジェノサイド

8月13日(金)
❶「メンタリスト」として活動するDaiGo氏のユーチューブ動画でのホームレスの人や生活保護利用者の命は要らないとする一連の発言、夜になって謝罪したようだ。
しかし「無知が招いた失態」で許されるものではない。、「正直。 邪魔だしさ、プラスになんないしさ、臭いしさ、ねぇ。治安悪くなるしさ、いない方がいいじゃん。」「犯罪者が社会の中にいるのは問題だしみんなに害があるでしょ、だから殺すんですよ。同じですよ」と言い放ち、社会からの排除や抹殺まで示唆した事。ヘイトクライム(憎悪)からジェノサイド(虐殺)を想起させるレベル!本人が謝罪したといえ、少なくないであろう動画視聴者が、ヘイトスピーチに同調している可能性が高い。デマを流して当時者を叩く。抵抗できない者にレッテルを貼り、敵として吊るし上げる。その先にあるのはジェノサイド。
★私自身は毎日のように困窮に陥った相談者に会いにいっている。多くが「生活保護だけは利用したくない」という。この社会が「生活保護を利用する事は恥ずかしい事」このような風潮が蔓延している事、心ない福祉事務所では、相談者に見下す態度で接し、「あんた、路上にいたんでしょ。」と無料低額宿弱所の名のもとに集団部屋、集団生活の環境を強制して「アパート暮らしを認めるのは、あなたの判断ではない。私たちが決める事だ」尊厳を否定し尽くす。福祉が人を殺す!人を殺してしまったら「無知が招いた失態」で許されるものではない。デマを流して当時者を叩く。抵抗できない者にレッテルを貼り、敵として吊るし上げる。その先にあるのはジェノサイド。それがどんなに怖いことか。お互いにたたきあいおとしめ合う社会では誰も幸せにならない。
❷今日も午前・午後ともに福祉事務所にいた。午前は千葉県のリゾートホテルで雇止めにあい反貧困ネットワークの事務所に来た20代の女性、所持金が10万円あるが家もなく仕事もない、就労意欲が高い。生活保護申請の選択肢以外の方法含め、ベテラン相談員さんと本人意思含めて相談する。ビジネスホテルなど当面の住居確保を最優先に使える制度も検討したが、一時的でもいいので生活保護申請する事にした。
➌午後は4月に深夜の公園のトイレからSOSをくれて駆けつけたRさんの面談同行。ケースワーカーとの面談にもフラッシュバックを繰り返す事が多く、面談同行を続けてきた。でも現在は良い方向に向かっている。仕事もはじめた。将来に向けて資格取得の勉強も始めた。残っている課題は健康を維持できるアパート探しだけ、、もう私がサポートする事もなくなりつつある。死のうと考えた寸前にくれたメール、駆けつけた時に「瀬戸さんは私の希望になってくれますか」忘れる事はないだろう。卒業ももうすぐだね。自分の力で希望を見出したんだ。
❹夜は地元練馬での「わかちあい練馬実行委員会」5月に練馬駅前のつつじ公園で開催した相談会を開催したメンバーが集う。11月3日に同じ会場で開催する事が決まっている。相談会を開催する事だけでなく、練馬区で住民連帯ネットワークを行政を巻き込みながら、困窮者支援をベースとした「わかちあい」の街づくりをつくるかがテーマ、支援団体ネットワークやフードパントリー、子ども食堂、寄り場など支援拠点のマップづくり、地域資源を掘り起こし繋いでいく事、仕事づくりや寄り場づくり、わかちあい食堂や共同農園と共同売店、居住支援協議会と空き家活用、区職労福祉分会と連携した課題別学習会の定期的開催などなど、、、独りぼっちにならないように「寂しかったり、辛くなったら、おいでよ練馬へ」少しづつ具体化論議がはじまった。

●2021/8/12 良心的な福祉事務所が増えると助かります

8月12日(木)
❶今日も朝から20代の青年の生保申請同行、元テレビ局のADだった。良心的な福祉事務所、40分で迅速な申請受理とビジネスホテル30泊、昨日の理不尽な福祉事務所の対応はとても疲れる。このような福祉事務所が増えてくれると本当に助かります。福祉事務所ごとの対応格差を改善する取り組みを落ち着いたら集中したい。
❷昨日のT東区福祉事務所の理不尽な対応、私のFBを見た共産党区議団の皆さんが心配してくれて朝いちばんに連絡をくれた。反貧困ネットワークのシェルターは住宅扶助費の取引き実績がある。昨日は自分でドヤを探せ、反貧困のシェルターは認めないとの事だったが。区議の働きかけで福祉事務所課長が方針変更、シェルター入居を認めた。共産党区議団に感謝、都内城東エリアの多くが酷い対応をおこなう福祉事務所が多い。議員懇談会をおこない改善をすすめていきたい。
➌午後は別の福祉事務所で、20代の青年B君の生保申請同行、ここでもスムーズに受理、ビジネスホテル30泊でアパートを一緒に探す。故郷である関西に戻ったがコロナで失職、、私のYouTube映像を観て、最後の望みを託して身体ひとつで上京した。とっぽいお兄ちゃんの印象だったが、写真にあるSNSへの投稿、とても嬉しかったです。(写真は本人了解のもとで紹介します。)
➌昨日、さいたま市O区福祉事務所で」「無料低額宿泊所に戻らない限り、保護費は渡せません。」など違法な対応を受けて放置された20代の青年Yさんを連れて、O区内にある困窮者支援団体「ほっとプラス」に向かいました。待っていてくれたのは相談員の高野さんと平田さん、。明日からほっとプラスのシェルターに入り1カ月以内でアパート入居目指す事となりました。。明日大宮福祉事務所にいき、無低に戻らないと保護費を出さないと主張したら審査請求する事にします。理不尽で違法な対応には徹底的に戦います。
❹今日も悲鳴のようなSOSが続いています。東北自動車道に乗って新宿駅西口に戻ります。
最初に待っていたのは20代の青年、真面目に仕事を続けていたが、職場のパワハラなどのストレスに耐えきれず仕事を辞めてしまい、その後何をするにも無気力になりなかなか新しい仕事をする気力が出てこずにお金も尽き、家を追われてしまったという。ずっと消えてしまいたいなどを考えていたがやり直そうと決意して連絡をくれた。来週に生活保護申請に同行する。住まいを安定させて、正規社員として働く夢を語ってくれた。
❺次の相談者は20代の男性、以前に生活保護申請に同行すると決めていたが、直前にコロナ陽性と判り、同行を中止した。ホテル隔離が終了して申請同行が可能になった。来週に保護申請同行をおこなう。
❻明日から来週水曜まで昼間は生保申請同行が午前・午後に渡り続きます。まさに野戦病院が続きます。困った時にひとりで福祉事務所に相談にいっても、追い返されたり、無料低額宿泊所に入所強要される事のない「やさしい福祉」に改善してほしい。このままでは私たちも持ちませんよ。

●2021/8/11 所持金500円、明日から野宿するところだった

8月11日(水)
❶今日は困窮者支援活動を休んで実家のある小田原に向かった。GWの大人食堂の初日の朝に車に跳ねられた母親のお見舞いですがオンライン面会しかできない状況が続いています。状態は深刻で、一生、車椅子生活である事が確定、自力で立ち上がる事もできないのでもう自宅での生活はできません。病院での楽しみは、私の著作本や活動が紹介された新聞記事を読む事だといいます。反体制映画を撮り続けた親父が残した借金を返し続けた人生です。介護付き老人ホーム入所の予定で今日は打ち合わせ、母は自宅に帰れない事をまだ知らない。
❷病院で面会やケースワーカーさんとの打ち合わせ中も電話が続く。私が不在で一手に生活保護申請同行を引き受けた藍野さんからの連絡、数日前に駆けつけた20代の青年Yさん、生保利用経験3回、その度に繰り返される悪質な無料低額宿泊所の入所強要が繰り返された。都内の福祉事務所で、コロナ禍であるのに10人部屋の無低に入所させられた経験もある。午前に湾岸エリアでの生保申請、しかしさいたま市O区で貧困ビジネスの無低に入所させられて逃げたが、生保が廃止されていなかった。私たちの経験では即日廃止手続き、翌日再申請の働きかけをおこなうが、O区の方針もあったのだろうか、廃止手続きは無理だという。O区では本人に払われていない保護費があるから福祉事務所に来てほしいと言う。私は埼玉の支援団体と連絡をとり、当面の宿泊先と直アパの体制づくりの打ち合わせを電話でおこなっていた。Yさんは急いでO区の福祉事務所に電車で向かった。辿り着いた福祉事務所で担当ケースワーカーに驚くべき事を言われた。「今日はお金の準備ができていません、」「無料低額宿泊所に戻らない限り、保護費は渡せません。」「支援団体とお会いする気はありません。」Yさんは無料低額宿泊所に戻る気はない。自己尊厳が徹底的に否定されるからだ。Yさんは所持金ゼロ円で区役所前の公園からSOSをくれた。酷暑の中で公園に放り出された。ちなみに無低に入所しないと保護費を払わない事は完全に違法だ。
➌藍野さんは午後のT東区の生保申請同行で、理不尽なケースワーカーと闘っていた。T東区は、ビジネスホテルを提供した事例を聞いた事がない。T東区にある山谷のドヤも当然のごとく福祉事務所で探さない。3000円だけ渡して、ドヤMAPに基づき、自分で探せ!という。反貧困ネットワークのシェルターも簡単に認めない。(前例はあるのに)夕方17時を過ぎて二人は、山谷の、真面なドヤを回ったが全て満室だった。二人の消耗度は激しい。私の判断で数日間だけ空いている反貧困シェルターに泊めて、後日に訪問して運用改善求める事にした。
❹藍野さんを頑張り過ぎてくれた。これ以上フラフラにする訳にいかないので、小田原から180キロ走り抜けてO区役所に向かった。到着時間は20時30分、Yさんはフラフラで待っていた。食費と宿泊費を渡す。明日の夕方に地元支援団体と協議、当面の宿泊先を確保、O区には抗議と撤回求める。人権侵害の無料低額宿泊所強要と違法な対応を止めろ!
❺最後は、中央区内で待っている若い女性のもとに駆けつける。21時30分を過ぎた。所持金500円、明日から野宿するところだった。来週に生保申請に同行する。支援活動に休みなし!

●2021/8/10 よっぽど悔しかったのでしょう、泣いていました

8月10日(火)
❶朝、相談者からの電話で起こされた。50代の男性だった。練馬区のネカフェからの電話、外国人のフードパントリーで繋がっている女性からの紹介だ。数日間は教会に泊めてもらったという。5000円カンパしてもらい、ネカフェに泊まり教えてもらった私の電話番号をダイヤルした。顔面麻痺が酷い。急がないと取返しがつかない場合もある。(数週間前に脳梗塞で緊急対応して命をとりとめた)午前に**福祉事務所で生活保護申請同行を予定している。所持金300円 なんとかギリギリ電車に乗れる。何とか間に合った。午前の福祉事務所の同行は藍野さんとのダブル申請の予定だった。2名のうち1名がキャンセル、先週に新宿で会ったパルシステムの配送センターの型枠工事を担当しhていた30代の男性は藍野さんが担当、私は急遽来てもらった男性の生保申請同行、2名ともにスピード受理されました。すぐ総合病院を手配、通院を最優先してアパート自立を目指す。
❷3月末にSOSを受けて駆けつけ支援した女性のMさん、チャレンジネットに同行して一時利用住宅に入居して3カ月間、夜の仕事を頑張ってきたが繰り返される緊急事態宣言に翻弄されてアパート入居の資金を貯金できず、更なる困窮に陥っていた。チャレンジネットの女性相談員の配慮で1カ月延長したが、都内では4000名を超える感染者数、「もう頑張らなくていいよ」女性相談員さんと協議して「生活保護を利用するなら更に1カ月延長します」本当にありがとうございます。午後から一時利用住宅がある自治体の福祉事務所で生活保護申請に同行、無事に申請受理されました。1カ月間でアパートを探します。Mさん、よっぽど悔しかったのでしょう、泣いていました。でもこれから昼間の仕事をゆっくり探していきます。その為に住まいが大事、ゆっくりゆっくりです。
➌福祉事務所から35キロ、東武東上線の埼玉県の**駅、福島県中通り出身の20代の女性、コロナ災害に巻き込まれてイベントスタッフ、飲食など立て続けに雇止めされてアパートの家賃が支払う事ができず退去、それでもネカフェに泊まりながら毎日面接応募するが決まらずに今日から野宿するところだった。「野宿の仕方が判らず、怖い」と、、明日にまた面接があるという。結果を待って引き続きサポートしていく。
❹21時過ぎの錦糸公園、関東の支援団体から紹介されて20代の青年が待っていた。先月にアパートを退去させられた。昨年親が亡くなり独りぼっち、大卒で多くの資格を持っる。真面目で礼儀正しく、なんでこのような青年が何日も野宿しているのかと唖然とする。今週中に生活保護申請に同行する。
❺今日の最後の駆けつけは池袋に向かう。22時を過ぎている。先週に、千葉県南房総方面のリゾートホテルで雇止めにあい、上京して反貧困ネットワークの事務所に助けを求めてきた。この時は生活保護申請まで至らなかったが、今日所持金が尽きた。週末に生活保護申請する事にしました。
❻今日もまさに、野戦病院状態が続いている。神奈川県、千葉県、八王子、、あちこちからダイレクトに電話がくる。運転中に何回も車を停める。かってない深刻な状態が若者を襲っている。低賃金、不安定雇用の非正規という働き方を進めてきたつけがコロナ禍で一気に若者たちを追い込んでいる。

●2021/8/8 本当に若者たちがボロボロになっている

8月8日(日)
三連休の二日目、ゆっくり休む事は今日もできずに3名のSOS対応で閑散した都内を回る事になる。代々木では五輪閉会式がはじまっている。さすがに寂しい宴のようだ。車窓から見える、閑散した路上で笑顔の人々は殆ど見かけない。五輪後は廃墟のようになるであろうTOKYO、当分の間は休めそうにない。
❶今日の最初のSOSは新宿駅西口、京王デパートのシャッターが閉まっていた。30代の男性が待っていた。札幌市内のコールセンターで働いていて雇い止めにあった。来週末から寮付きの仕事に就職する。礼儀正しい青年で帰宅後に丁寧なお礼メールが届いていた。
❷歩く人もまばらな神田駅で待っていたのは20代の青年、某テレビ局のディレクターだった。過酷な長時間労働と低賃金の実態を聞いた。連休が明けたら一緒に生活保護申請に同行する。
➌最後は秋葉原、待っていたのは20代の青年、本当に若者たちがボロボロになっている。千葉県で職人として働いていたが失職、故郷である関西に戻ったがコロナで失職、本当かどうか判らないけれど、私のYouTube映像を観て、最後の望みを託して再上京したという。連休が明けたら一緒に生活保護申請に同行する

●2021/8/7 「底が抜けた社会」は絶望しかない

8月7日(土)
三連休の初日の朝、少し遅く起床してメールをチェックしたら3名の相談者から「助けてほしい!」との悲痛な声が届いていた。昨晩に作成していた「わかちあい練馬 反貧困の住民連帯運動の構築に向けて」今晩のわかちあい練馬の定例会議に向けて準備していたが、結果的に参加できず、野戦病院のように都内を駆け巡るしかなかった。NEWSでは昨晩の小田急線刺傷容疑者の供述「「俺はくそみたいな人生を送っているのに、幸せそうな人は許せない。“勝ち組”の女性を殺して、あとは乗客を大量に無差別に殺そうと思った」女性に対する「差別」が根底にあるヘイトクライム。駆けつけ支援の日々で実感する焦燥感、「底が抜けた社会」は絶望しかない。
❶今日はS区の不動産屋からスタート、因縁のS区K福祉事務所での生活保護申請に同行したTさんのアパート探し、K福祉事務所は「1カ月以内にアパート入居が決まらないと、施設に入所してもらう」既に働いているTさんを職場から離れた施設に入所させる意味はない。昨日に別の相談者の申請同行の際に相談員に「何とかアパート入居のために内見をおこない入居申し込みまで明日おこなう。入居できるまでビジネスホテル延長はお願いしたい」合意頂き、今日を迎えた。良心的な不動産屋の協力で3件の内見をおこない、入居申し込みをおこなった。審査が通過する事を願っている。
❷不動産屋さんから出発して甲州街道沿いの**駅に向かう。車に近づいてきた20代の青年の姿を発見してすぐ判った。6つの偽名を使い相談メールを送りつけ続ける「給付詐欺」の常習犯だった。私が会うのは今回2回目、他のスタッフも会っていて給付金だけ貰って逃げる。私たちの団体は何回も騙されない。チェック体制も強化している。問い詰めたら逃亡した。多くの市民の善意で支えられている「ささえあい基金」給付詐欺だけは許さない。
➌夜のSOSの駆けつけ支援は、大塚駅、浅草駅、池袋駅の運行ルートで駆けつけた。まさに野戦病院の如く!全て男性だ。給付詐欺犯との攻防戦を心配して駆けつけてくれた佐々木君と東京の夜を駆け抜けた。浅草で会った20代の青年は生保利用経験3回、その度に繰り返される悪質な無料低額宿泊所の入所強要が繰り返された。コロナ禍であるのに10人部屋の無低に入所させられた。福祉事務所が説明する「コロナ感染の心配があるので無低は個室が原則です。」しっかりチェックしてほしいです。3名とも連休明けに生保申請に同行する。既に連休明けは生保同行で私も藍野さんも予定がぎっしり埋まっている。23時に帰宅、メールをチェックしたら、1名の相談者のSOSを見落としていた。明日会う事になった。

●2021/8/6 19時を過ぎて3件立て続けのSOSが届く

8月6日(金)
❶今日は朝から因縁のS区K福祉事務所に50代の男性の生活保護申請同行に向かう、3回目の同行だが担当相談員はいつも同じ女性相談員、私の担当となっているみたいです。前回と同様に、何でこの福祉事務所に来たのか確認行為に時間がかかる。そして、渋谷寮か無料低額宿泊所に入所する事が、生保申請受理の条件のような違法なペーパーを渡される。無視してビジネスホテルを要求したら迅速に手配、前回と変わって驚くようなフレンドリーな対応、全てが問題なく進む。、福祉事務所職員との信頼関係づくりは丁寧におこないたい。相談に来られる当事者を第一に考える。但し違法なペーパーを記入させるやり方を早期に止めてもらうよう要請書を早急に提出したい。
❷千葉県のM戸市から「韓国の親に面倒を見てもらえ」「負債があったら生活保護は利用できない」と追い返されて違法な追い返しを受けて、野宿まで強いられた在日コリアン女性のWさん、反貧困ネットワークの女性シェルターに当面の住まいを移して住民登録を済ませて生活保護を利用開始、アパート探しも入居差別があったが地域の良心的でいつもお世話になっている不動産屋の協力でとんとん拍子で駅近の良質なアパートが見つかった。今日シェルターからアパート入居しました。引っ越しから「あうん」での家具什器選びまで全ておこないました。Wさんは私から見ると何でも焦っているのかのように超高速で動く。Wさんに聞いてみると韓国人特有なんだという。「日本人はゆっくり過ぎるんですよ。」という。私は「シェルターから離れて寂しくないのかな」と聞く。「寂しいけど平気です。」これからも連絡をとりあう。9月の仕事づくり交流会には参加してくれるそうだ。Wさんお得意のキムチを作ってもらってみんなで食べたいな。
➌あうんから泪橋ホールに移って林弁護士の出張相談会、林さんは反貧困ネットワークの顧問弁護士でもある。住まいや脱法ハウスに追い出し問題・負債やヤミ金・戸籍などあらゆる問題の解決に動いてくれている。
❹19時を過ぎて3件立て続けのSOSが届く。1件は北関東なので地元団体に繋ぐ。1件は明日に会う事になった。21時の新宿駅、所持金0円の30代の男性、聞いてみたらパルシステムの某配送センターの片枠土木の仕事を担当した事があるという。4月に雇止めされた。来週に生活保護申請に同行する事となった。

●2021/8/5 担当部局職員は「沈黙の拒否回答」で逃げ続けた

8月5日(木)

ひだんれんと「避難の権利」を求める全国避難者の会の第24回福島県交渉に避難の協同センターとして参加した。担当部局職員は「沈黙の拒否回答」で逃げ続けた。
●福島県は昨年12月、生活拠点課長名で国家公務員宿舎に居住している原発避難者34世帯とその親族に対し、同宿舎からの退去と「2倍家賃」の支払いを迫り、「退去しなければ法的手段に訴える」との文書を送付し、県職員が親族宅を訪問して協力を迫る挙に出た。さらに、当事者に対しては今年6月14日付同課長名の文書を送付、7月16日(金)の退去期限を明示するとともに、「自主的に転居されない場合は、訴訟などの法的手段に移行する」と通告しました。
●経済的事情などで国家公務員住宅を退去できなかったる原発避難者に、無理なく転居できる条件整備さえ用意せずに、「期限が来たから退去せよ」➡「住み続けるなら懲罰として二倍家賃を請求する」➡「二倍家賃請求に応じないのでいるのならば、家族宅に押しかけて、それでも駄目なら避難者を被告として裁判に訴える。➡強制追い出し:以上の過程を淡々と進めているだけの担当部局、「正当な業務執行」の一点張りで、真摯な対応が見られない。
●二倍請求を開始する前の担当職員は現在の担当職員より人間としての会話が成立していた。私たち避難の協同センターが開催してきた各地で開催してきた「避難者交流会」で出された声にも最低限であっても受け止めはあった。その時の担当職員は全て人事異動で、現在のような「沈黙の拒否回答」を繰り返す能面のような担当職員だけが残った。
●国家公務員住宅に残留している避難者ひとりひとりは個別の事情を抱えている。非正規雇用で低賃金の避難者が福島県が考えるように転居を求めるならば、「転居費用がない」「敷金など初期費用がない」「民間住宅の高額家賃が払えない」そのような声に転居・初期費用の補助や公営住宅の提供など具体的な施策を講じる努力をおこなえば現在のような事態を招く事はなかった。福島県が行った事は二倍請求と訴訟などの法的手段に移行する旨の親への恫喝、このまま9月の福島県議会にて避難者を訴える議案を提出するのか?回避する気はないのか?職員は全く答えない。「無言の拒否回答」こんな話し合いは話し合いでない。

●2021/8/4 まさに野戦病院の状態が止まらない

8月4日(水)

コロナ感染者が東京で4,000名を超えた日、それでも私たちの活動を止める訳にいかない。猛暑も重なり、住まいを喪失した人々は消耗が激しい。夕方から5名からのSOSが続き、東京の夜を駆け抜ける。まさに野戦病院の状態が止まらない。
❶昨晩は、20歳そこそこの女性が千葉県南房総方面のリゾートホテルで雇止めにあい、上京して反貧困ネットワークの事務所に助けを求めてきた。度重なる緊急事態宣言でリゾートホテルは閑古鳥が鳴き続ける。寮に住む派遣社員から先に雇止めにあう。住まいを突然失い、漁村に放り出された。帰れる家もない。傷ついた彼女は東京でやり直す。傷を癒して、来週に生活保護申請に同行する予定だ。
❷自宅で「反貧困練馬住民連帯構想」の提案文書を書いていた。土曜日の「わかちあい練馬」の会議に向けて準備する。コロナ禍が起きる前に年数回訪問していた。ソウル市の多くの地域で住民連帯活動が取り組まれ、自治体行政と連携しながらコロナ禍以降は「反貧困特別委員会」も結成されて、運動の縦割りを突破して住民運動としての反貧困活動を取り組んできた。官民連携での「出前福祉」居住と就労と医療とわかちあいの風土づくり、練馬でも提案しようと構想を描いている最中に立て続けのSOS、ゆっくり考える時間が削られていく。
➌以前に支援してアパート入居して無事に就労していたはずの20代の青年と喫茶店で向き合う。やっぱり上手に生きていく事が難しい。私だけでなく、職場の上司や同僚も友人なのでチームで寄り添うしかない。一緒にに面談した職場の上司の友人に任せ、新宿からのSOSに向かう。
❹新宿で待っていたのは、40代の男性。生活保護受けずに地方のドヤで仕事していたが仕事なくなり1月に東京にきた。上野の手配師に引っ張られ飯場にいれられたが仕事なかった。所持金200円、今回は生活保護を利用して静かに暮らしたいと言った。何日も食べていない。もう疲れた。
❺車を走らせて、シングルマザーと子どもが住む古いマンションに向かった。再来週に住居の追い出しが迫っている。執行令状を見せてもらった。もう独りではないと励ます。必要な荷物を事前に運び出して、強制執行日前日に生活保護申請に一緒にいく。「引き続き、二人で安心して住めるアパートように頑張るから」コロナ禍があぶりだした貧困、辛く悲しい。
❻上野と秋葉原から立て続けのSOSに向かう。上野で待っていたKさんは1月に生活保護申請同行した40代の男性、ビジネスホテルにいたが1ヶ月の期限でアパートを決める事が出来ず、ケースワーカーから無料低額宿泊所入所を強要された。ケースワーカーは私に黙っていた。そして連絡がとれなくなった。理由を聞くと、同時期に手配師に声をかけられ、都外の飯場にいったが、が給料ももらえず騙され続けた。生活保護はもう嫌だという。自力で自立支援施設に入所して働きながら、自立を目指したいと彼は言い残した。
➐秋葉原で待っていた男性は、1週間前からSOSが来ていたが、滞納で携帯が止められてWi-Fiがなかなか繋がらず待ち合わせできずに今晩、やっと会えた。野宿しながら日雇いで食いつないで「生き続けた。」来週から地方で仕事が決まり入寮する事になったという。それまでの食費とネカフェ代を給付した。
❽最後のSOSは大田区内のコンビニ前、既に22時に近い。30代の男性、彼も家賃滞納で住まいを追い出された。ネカフェや路上で暮らしていたが力尽きた。もうお腹が減ってしょうがない。生活保護を申請する事に決めた。一緒にいこうと約束した。野戦病院の1日がとりあえず終わった。