<事務局長のサポート日誌>(その3)

●2020/12/3 避難者の現在:共通していたことは「関係性の喪失」「将来性の喪失」「自律性の喪失」

12月3日
【避難者の現在:共通していたことは「関係性の喪失」「将来性の喪失」「自律性の喪失」】
衆議院議員会館にて、避難の協同センター主催「原発事故から10年 新型コロナ災害下の避難者の暮らしと心の不安」を開催しました。ズーム各地から避難者・支援者50人がズームでを繋がり、計70名の参加で中身が濃い内容となりました。
❶原発事故の始まりから10年、新型コロナウィルス感染症の影響により、休業や失業によって、生活費が底をつき、一気に生活が立ち行かなくなる人が急増するなかで、原発事故避難者にも様々な影響が及んでいます。避難の協同センター含む3団体が取り組んだ「新型コロナ災害下における原発事故避難者の暮らしと住まいの不安に関する緊急アンケート調査」では、コロナ災害によって「家賃支払いが厳しくなった。」「相談できる人がいない」など追い詰められている実態が明らかになっています。新潟県の「原発事故に関する3つの検証委員会」の、健康と生活への影響について検証する分科会でも、生活の再建を進めた人もいる一方で、長期の避難により家族や友人などとの関係が希薄になり孤独を感じている人が多く、また、長期の避難で生活の見通しが立たないなか、中学生や高校生の中には進学や就職について不安を感じる人が少なくない、長期的な支援の必要性があると指摘されています。原発事故から10年を迎えようとする今、原発事故避難者の苦しみと、今後の生活保障や継続的な支援の方向性を考える事を目的としました。
❷原発事故から10年を迎える広域避難者の現状について~新潟県における支援活動から
見えてきたもの              
 新潟県精神保健福祉協会 田村啓子さん
・新潟県では、避難者心のケア訪問を実施、専門職による心のケアを実施することで、県外での避難生活を安定した状態で送る活動をすすめてきた。相談内容においては①経済困窮、生活が立ち行かない②社会資源の利用の仕方がわからない③体調不良や精神的な不調と悩み、PTSD、・帰還への不安などに大別される。
・避難生活が長期化することで震災前からの問題が前倒しで顕在化、帰還や定住の決心がつかないままとりあえずの生活を送る(何とかしたいと思っているが見通しを立てることができない) 経済的な問題の解決も困難、ひきこもり、孤立化・高齢化が進んでいる。多くの避難者は体験を自ら語らず(語れず)の、将来の不安などから心身の慢性的な疲弊が広がっている。不眠、精神的不調を訴える人たちも少なくない。。多くの避難者は体験を語らない。気持ちの収めどころがない。福島県のビジョンがみえない。避難先は福島県の要請待ちとなり動けない。お金の手当て含めて、避難先が直接的に支援する制度にすべき。防災は危機管理の専門家ばかり。対人支援の専門家の意見を聞いてほしい。
➌広域・長期避難者支援の現状 ー岡山の支援現場からー
一般社団法人 ほっと岡山   代表理事 はっとりいくよさん
【避難者の現在】
*「もう、母子の暮らしは限界。」と帰還を考え夫に伝えたところ、「もう、戻ってくるな。」と言われた。
*夫の仕送りは家賃のみ。 4人の子どもを一人で育て、食費が足りない
*水道料金減免されているんでしょ。もっと困っている人もいるのに、避難者ばかり。
*被災地はもう復興しているのに、もう帰れるでしょう。
*いつまでも避難をしている「私がおかしいんでしょうか。」
災害により、暮らしの変化を余儀なくされた
【被災者一人ひとりの尊厳のある暮らしのために。】
*災害により、暮らしの変化を余儀なくされた一人ひとりの「声なき声」を尊重し、3.11の経験を「これから」にいかす。
*「広域避難」「災害における長期支援」「原子力災害」に向けた施策の具体化、及び社会の中で理解を得ること
*「孤立」=関係/将来/自律の喪失からの回復、社会的マイノリティへの「語りにくさ」「小さき声」を尊重する
*平時から、既存の重層的な居住福祉・生活困窮者自立支援、まちづくりの機関で、「被災者」への理解が必要(地域共生社会への接続)
*避難先で行政サービスを受けるために二重の住民票を認めるなど制度変更が必要。避難者のためのベーシックインカムや避難者援護法、援護基金などを提案している。
➌鈴木哉美さん(北海道東川町会議員・「避難の権利」を求める全国避難者の会)
・郡山から東川町に母子避難、当時、中1、小5の息子は自立して現在は一人暮らし、10年を経て避難者の方々の家族状態も変化している。家賃支援が打ち切りされて、そのまま帰る避難者が多かった。原発事故から長く経過したのだから「そろそろ自立できるだろう」と言うが、教育費など負担は益々高くなる状況を解っているのだろうか
❹澤上幸子さん(えひめ311事務局長)
スタッフ全員が福島からの避難者であり、四国全域を対象に活動を展開する「えひめ311」。行政や専門家と連携しながら、交流会にくることが困難な避難者には「おせったい訪問」という個別訪問を展開している。コロナで避難の関係性の希薄化が進み、孤立が進んでいる。
ZOOMを使ったオンライン交流会を、隔月の第4水曜日と第2土曜日に開催している。
❺志田篤さん(福島県川内村でNPO法人「昭和横丁」運営)
*川内村の復興の 現状➡震災時の人口3023人。帰還率8割。現人口2700人。実質2000人。震災後移住された人数約350名。若者は戻らない。人口の大半を占める村の高齢者はほとんど国民年金。収入は月三万~四万円。一日千円ちょっとで生活、自宅近くの田畑でできたものを食べる生活。志田さんは2013年九月にNPO法人を設立。仮設住宅で米の配給を始めた。2017年三月には村内に土地を借りて広場を造った。そこで毎週日曜日、「横丁市場」というのぼりを掲げて、野菜や缶詰などの食品を格安で販売。しかし、コロナ禍により新たな貧困、子ども食堂の増加、大学生の生活困窮によりフードバンクがそちらにシフトされ、昭和横丁への提供が半分以下に低下してしまった。
*震災10年を総括し上記の現状を踏まえ、自立を目指したくできることから実行すべきと「NPO法人・昭和横丁」は次のことに取り組んでいます。①目的・・・高齢者の生活支援。助け合いのコミニュティの構築。② 財政の自立・・・シニアによるキッチンカーでの惣菜販売での収入確保。③商品の確立・・・シニアによる商品販売での収入確保。

●2020/12/2 女性からのSOSが急増している

12月2日(水)
❶女性からのSOSが急増している。11月以降の私自身の対応件数の半数を占める。80%以上が10代と20代で占めている。昨日のクローズアップ現代で「急増!コロナで派遣切り。生活苦から性風俗に転じる女性たち」が特集されていた。女性の多くが非正規、派遣やサービス業を解雇され、生きるために性風俗の仕事に足を踏み入れる。未成年の少女たちが大きな危険にさらされている。家族との関係がうまくいっていない少女がコロナにより孤立している。今日のSOS対応で出会った女性は二人、アパート入居面談で支援継続中の一人、計三名も10代と20代だった。
❷午前にお会いした女性は、私が登場したNHK BS1スペシャル「東京リトルネロ」を見てくれていた。昼間は大学に通いながら、夜は性風俗の仕事を掛け持ちして、学費を自ら払い、病身の親と弟たちの生活費も稼ぎ支えている。世帯分離したうえでの親の生活保護申請の相談にいったら福祉事務所から追い返されたという。ひたすら家族を支えるだけに一生懸命生きる19歳、小さな幸福すら経験してこなかった。家族を支える事だけが人生のモチベーションだという。でも崖からいつ落ちて死んでも不思議じゃない。「いつ死んでもいいと思っている」と言いながら彼女は笑った。彼女のTwitterを読ませてもらった。涙が止まらない。家賃未払いで来月には追い出されると書いてある。でも彼女は今日、この話題に触れなかった。
➌昼間にアパート入居に向けて対応した20代の女性、テレビ業界で働いていたが業界特有の激務と低賃金で精神的な病を患い、仕事を続ける事ができなくなった。もう非正規の仕事しかない。コロナで仕事を失い、住まいも追い出された。所持金1円の状態でSOS、会った時は、死ぬ事が恐くて泣いていた。とりあえず今日は嬉しそうだ。新たなアパート暮らしの希望が芽生えてきた。
❹夜、SOSでお会いしたのは女子高校生だった。コロナ感染拡大以降、親との関係が悪化して家を出た。詳しくは書かない。親も貧困で頼れないというケースが多い、シングルマザー家庭も少なくない。親自身もイラつく事ばかりの日常。急速な親との関係悪化、こうした事実を見ても、やはり「家族」は急速に、セーフティネットとしての機能を失っている。
❺今日は他に自立生活サポートセンターもやいを訪問して、生保申請同行した2名の40代の男性のアパート入居の打ち合わせ、Sさんは路上から、SOSを受けた時に高血圧で体調が悪く、医療優先で対応した。今日はじめて聞いた。長い間、困窮状態で暮らしてきたが、ある教会の高齢シスターの生活サポートを陰で続けていたのだ。出会ってから人一倍人懐っこく頼りないSさん。自分自身が身体ヤバイ状態なのに高齢シスターの身の回りの世話を続けていたのだ。人一倍の寂しがりやのSさんとは長いつきあいになりそうだ。
❻夕方はワーカーズコープ本部で『反貧困・しごとおこしネットワーク㏌TOKYO(仮称)」交流会』の企画検討会、新型コロナ災害緊急アクションとワーカーズコープが協働して12月12日に開催する。住居を支援しても、コロナ禍で仕事が見つからない。安定した職場で就労できない。アパート等で、孤立、引きこもっている相談者が多い。当事者同士の横のつながりがつくれていない。外国人の就労問題も深刻だ。コロナ禍によって、たくさんの困難を抱えてきた当事者が孤立しないように、その人にあった仕事が見つかるように、そして主体的に参画できる当事者の就労ケアと、主体者として働く場づくりをどう進めていくかを考えていきます。

●2020/11/30 外国人の公的支援を求める政府交渉

11月30日(月)
❶参議院議員会館で「新型コロナ災害緊急アクション」第三次活動報告会と緊急政府交渉」を開催しました。
◎第一部は緊急政府交渉(前半:支援を受けれない外国人の公的支援を求める政府交渉、後半:困窮者支援に対する住まいの公的支援を求める政府交渉)
■支援を受けれない外国人の公的支援を求める政府交渉
【要請項目】
①特別定額給付金10万円を支給してください。②就労可の在留資格を付与してください。③誰もが「屋根がある住まい」を確保できるようにしてください④誰もが生活保護を受けることができるようにしてください。⑤すべての難民申請者の生活を保障してください。⑥誰もが病院に行けるようにしてください。⑦生活支援制度へのアクセスを保障してください。⑧就学援助を、公立学校に通い経済的に困窮しているすべての子どもに適用してください。
【回答と所感】
上記の要請は初めての要請内容ではない。3回目だった。しかし今日の回答も、一歩の前進も見られない「ゼロ回答」だった。コロナ災害の影響は、国籍に関わらず致命的影響をもたらしている。国境封鎖や諸般の事情により帰国できない短期滞在者、難民申請者、仮放免者などの非正規滞在者は「働く事が許されていない。」収入の手段を奪われ医療を受ける権利さえ認められていない。日本政府は安い労働力として使うため外国人を入国させておきながら、技能実習生のサポートや受け入れ企業の監督は民間に任せきりだ。実習生がひどい扱いに耐えられず失踪したら、不法滞在だと摘発する。企業もコロナ禍で困ったら真っ先に切り捨てる。技能実習生として来日、肉体労働や工場労働、月8万円~10万円の低賃金で働かせて、例えば、用意されたアパートの家賃と共益費や水道光熱費含めて6万円が徴収される実態、これでは働き続ける事ができないと搾取工場から離脱した段階で、「生存権」が奪われ、極度の貧困に陥り、国に帰る事すらできない。今日の政府回答は、困窮する外国人に対して「何の対策も検討していない。」事が露呈された。
反貧困ささえあい基金や移住連基金から6000万円以上の生活給付金で繋いできた命、政府は命を繋ぐ「共助」に丸投げして「公助」を頑なに拒絶し続けている。
■住まい・生活保護分野政府交渉
【要請項目】
①住居確保給付金の支給期間について、最長9ヶ月までとなっている上限を見直し、少なくとも1年間としてください。②年末年始に向けてホテルなどを活用した緊急宿泊支援の実施を東京都以外でも拡大してください。確実に泊まれるよう相談ダイヤルなどの広報と食料支援も実施してください。③住居のない人が生活保護申請を行った際には居宅保護の原則にのっとり、一時利用住宅の提供、その後、速やかにアパート入居ができるようにして下さい。④コロナ禍での特例措置として、生活保護の要件緩和をおこなってください。
【回答と所感】回答は厚労省、前向きな話し合いとなった。
①についてはこの間の報道にあるように、田村厚労大臣も支給期間の延長に前向きであるとの回答なので、早期の決定を促した。
②については東京都内以外の他県でもホテル、若しくは準じる宿泊施設の提供、相談したくても、相談場所が解らなかったり、相談しても入れなかった人が続出する事がないよう広報活動の強化や、確実に泊まれるよう相談ダイヤルの設置、年末年始に相談会を実施する民間支援団体との連携を厚労省がリーダーシップを発揮して具体化する事を重ねて要請した。③については、以前より首都圏の大半の各自治体福祉事務所では、住まいを失ったり、ネットカフェで過ごすなど安定した住まいを持たない人が生活保護の申請を行った場合、アパート入居を認めず、一方的かつ機械的に無料低額宿泊所へ入所させる形での運用がほとんど、加えて、長期間にわたって無料低額宿泊所に入所させておくケースが常態化している。入所させた無料低額宿泊所の実態を福祉事務所が充分に把握する事なく、多額な施設料徴収による自立の阻害、集団生活や施設内労働の強要なども報告されている状況です。無料低額宿泊所の実態把握を厚生労働省が責任を持って実施してください。自立阻害、人権侵害行為の有無など、施設利用者のヒアリングを実施し、内容を公表するよう要請しています。厚労省が通知で終わらせるのでなく、定期的査察含め対応するよう求めました。
④については、「扶養照会」がなされる可能性があることなどで、生活保護申請を諦めてしまう人が多くいます。親も貧困で頼れない、親との断絶状態が少なくありません。「家族」が急速に、セーフティネットとしての機能を失っている。コロナ禍での特例措置として扶養照会について廃止する事と住宅扶助やアパート入居費用の増額を求めています。。
■第二部は「新型コロナ緊急アクション第三回中間活動報告会」
・事務局の瀬戸からの報告からは「反貧困ささえあい基金」の給付金額が四千万を超え、そのうち三千万円が外国人への給付であった事を報告、①女性からのSOSが急増している。瀬戸の直接SOS対応の25%が女性で80%以上が20代 ②一人暮らしの大学生の給付が急増している。「コロナ災害」により、バイト先の飲食店が潰れてしまい、家賃の支払いに困っている事例が多数寄せられている。他に、無料低額宿泊所、自立支援施設入所を生保申請受理の条件とされ、無低、施設の劣悪な状況に耐えられず、失踪(予定)者が相談者の三割を占める状況となっている、路上に居ただけで、生活保護申請者に対する疑い」「偏見」が差別的な運用に繋がりアパート転宅が阻まれる状況が頻発している。長期間の間、アパート転宅を認めない福祉事務所が増加している事などを報告した。
・今日は、埼玉県本庄市大恩寺のティック・タム・チーさん(在日ベトナム仏教信者会会長)がゲスト参加しました。タム・チーさんは、埼玉県のベトナム寺院大恩寺を拠点として食糧、帰国、葬儀、生活、医療などあらゆる面で在日ベトナム人の支援を行っている。多くがが早期の帰国を希望しているが、現在、ベトナムには定期旅客便が就航しておらず、高額な帰国費用を負担してチャーター便に乗り、帰国後の隔離期間の費用も自己負担となっている。民間支援の力でベトナムに帰国させている状況だ。必要とされる支援として①早期の帰国手配と援助②帰国までの最低限の生活の保障(住居、食料、医療)③新たな仕事先の斡旋、または在留資格を変更した上での就労(最低賃金の保障および貧困ビジネスとならない生活の保障)を求めていく必要がある。
❷院内集会を終了後に、9月にSOSを受けて生保申請同行してアパート入居している「20代女子の緊急相談に向かった。所有していた電話が故障で使えなくなったが、保護費では携帯電話が高価で買う事ができない。メール含めて、通信連絡手段を全て失った。これでは就職活動もできない。急遽、つくろい東京ファンドの「つながる電話」を渡した。就職できないと、「つつながりの貧困」のスパイラルで迷走してしまう。アパート入居で終わりでない支援が暫く続く。帰宅が今日も22時を過ぎた。

●2020/11/26(2)貧困ジャーナリズム大賞授賞式を開催

11月26日(木)パート2
反貧困ネットワーク主催の「貧困ジャーナリズム大賞2020」を文京区民センターで開催しました。今回のテーマは「コロナ災害と貧困」私自身が支援現場の当事者となっていた事で、新型コロナ災害緊急アクション設立から9カ月の間に様々な現場で、取材現場で報道記者やジャーナリストが、報道の枠を飛び超えて、誰よりも怒り、涙を流し、共に戦う姿を見てきた。ジャーナリズム賞を受賞したDocuMeme制作チーム、藤田和恵さん、中村真暁さんは多くの現場で共に行動してきた。私たちが支援してきた当事者のその後を取材してひとりひとりの生きづらさの背景を丁寧に聴き取り、「あなただけの責任じゃないんだよ」と励まし続け、自己責任として追い詰める社会を告発してくれた。
◎今年度のジャーナリズム大賞は、沖縄タイムスの連載記事「『独り』をつないで〜ひきこもりの像」。80代の親が50代の子どもの面倒を見て生活困窮に陥る「8050問題」、ひきこもりは本人の努力不足や甘えの問題、親のしつけの問題とする「自己責任」「家族の責任」とされて、本人や家族の多くは社会の中でひっそりと身を潜めて暮らしている。絶望に陥った当事者、取材なんて受けないが長期に渡って信頼関係をつくったと、、沖縄戦を生き抜いた世代が、「8050問題」で苦悩しているのだと。
◎共通していた事は、「私が悪かったんです」と取材に応じてくれた多くの当事者が語っていることだった。「自己責任社会」が深く根付いてしまった社会、ギリギリまでSOSが出せない社会になっているんだという事、「助けて!」と言っても切り捨てられてきた経験をした当事者が多い。DocuMemeの松井さんが「作品の向こうで繋がりをつくり、点を線で繋ぐ」共に戦うジャーナリストと一緒に、「SOSをだしても良い社会」「誰も排除されない社会」をつくっていければと思う。
◎受賞作品
大賞   沖縄タイムス 篠原知恵 他
連載「『独り』をつないで-ひきこもりの像-」
特別賞  あらいぴろよ
コミック「虐待父がようやく死んだ」
(映画監督)隅田靖
劇映画「子どもたちをよろしく」
ジャーナリズム賞
中国新聞 栾暁雨 林淳一郎
「この働き方大丈夫?」
DocuMeme
NHK BS1スペシャル「東京リトルネロ」
小原美和
NHKテレビ番組「分断の果てに“原発事故避難者”は問いかける」
NHK 青山浩平他
ETV特集「調査ドキュメント〜外国人技能実習制度を追う〜」
毎日新聞 上東麻子他
連載「やまゆり園事件は終わったか」
神奈川新聞取材班
『やまゆり園事件』幻冬舎などを中心とした報道について
テレビ新潟報道部
テレビ番組 「桜 SOS ~フードバンクと令和の貧困~」
朝日新聞 白石昌幸 山田佳奈
「内密出産 国は動かず」
藤田和恵
「『コロナで失業』40歳男性はなぜ派遣を選ぶのか」(東洋経済オンライン)
東京新聞 中村真暁
「足立区生活保護とりやめ問題」

●2020/11/26(1) 東京都に「生活保護行政に関する要望」提出

11月26日(木)パート1
今日発売の週刊金曜日にて「自助も共助ももう限界―新型コロナ災害緊急アクション*瀬戸大作さんは訴える」と題して大きく取り上げて頂きました。ぜひ読んでください。
●都庁にて、コロナ災害対策自治体議員の会と新型コロナ災害緊急アクションが東京都福祉保健局に「生活保護行政に関する要望」を提出しました。約1時間、要望内容に基づく意見交換会を開催しています。保護課長、地域福祉課長、保護課総括課長代理の3人が誠実に対応してくれました。お決まりの役所回答でなく率直な意見交換ができたと思います。対決構造では何も変わりません、当事者第一主義で一緒に問題を解決していきたいと思います。
◎市民自治をめざす三多摩議員ネットワークやコロナ災害対策自治体議員の会が実施した「自治体生活保護行政アンケート」における各自治体からの回答が、この間の緊急アクションに寄せられる相談対応の中で、無料低額宿泊所への入所強要やアパート転宅しぶりの問題、無低入所後やアパート転宅後の支援の不十分さ等、調査回答と各自治体の生活保護行政の齟齬が明らかになっている事から、東京都福祉保健局自治体への適切な助言指導をおこなう等、生活保護行政の改善を求めました。
◎住宅喪失者が生活保護申請をおこなった際に、東京都が用意したビジネスホテルを紹介する自治体は23区のうち4区である事、多くの無料低額宿泊所で高額な施設料がとられ自立の阻害となっていたり、劣悪な住環境である事など自治体自身が施設の運営主体に丸投げしている実態の把握が不十分となっている事が今日の都の回答でも明確でした。都の責任で実態調査、特に入所者ヒアリングを実施してほしいと思います。
◎自治体の生活保護担当者の研修を強化についての要望は、コロナ禍の感染対策や激務状況のなかで、研修を実施できていない実状が率直に報告されました。私たちが生活保護申請同行に行くと、不慣れな新人ケースワーカーも増えている印象があります。野宿を経て申請に来た相談者や外国人などを「偏見」「疑い」から見ないでほしい。人権を第一義とした研修を強く要望します。
◎区部における住宅扶助の東京都加算要望については、住宅扶助費の増額要望は、都からも厚労省にも要望しているが実現していないとの事、アパート入居時費用も共益費や鍵交換代など基準金額を超えている事例も多い。30日の政府交渉において強調していく。
◎6住宅喪失している生活保護申請者におけるTOKYOチャレンジネットの一時利用住宅適用を拡大してください➡この要望は、TOKYOチャレンジネットの住宅喪失者に対する、ビジネスホテル入居から一時利用住宅への入居までの支援スキームを評価している。そおうえで、生活保護申請者が無料低額宿泊所入所が前提である現状をチャレンジネットの支援スキームを基本に変えて欲しいとの意味です。
◎閉庁期となる年末年始の住宅喪失者への居住施設提供における周知徹底及び、支援団体と連携要望については、東京都は追加予算措置を決めたばかりで、目標とするビジネスホテル1000室確保などをこれから準備するとの事、①相談したくても、相談場所が解らなかったり、相談しても入れなかった人が続出する事がないよう広報活動の強化、確実に泊まれるよう相談ダイヤルの設置、年末年始に相談会を実施する民間支援団体との連携をすすめる
②年末年始に所持金が枯渇して、野宿生活を強いられている方々はビジネスホテルなど緊急宿泊施設に入居しても食料にも事欠く状況にある方が多数います。緊急宿泊支援に加え、弁当配布など食料支援も実施してください。生活保護制度の案内も実施するよう引き続き要望していきたいと考えます。

●2020/11/25  今日も生活保護申請同行から1日が始まった

11月25日(水)
❶今日も生活保護申請同行から1日が始まった。昨日と同じ**福祉事務所です。都心のターミナル駅にどうしても路上からのSOSが集中します。**福祉の丁寧な対応で本当に助けられています。残念な事に東京23区で安心して申請同行できるのは5区程度しかありません。相談者も支援者も消耗します。何とかしたいですね。今日は先週木曜に、「もう一週間程何も食べず水道の水だけの生活が続いています、どうか助けて下さい···」とSOSをくれた元居酒屋店長の申請も、事前に私も聞いてなかった波乱万丈の経歴が次々と出てきて時間がかかるも、無事に申請受理とビジネスホテル提供まで確保できました。
今日も同行の合間に、この間繰り返される当事者と支援者の一瞬の隙をついた分断行為が他の福祉事務所で繰り返されているので、あちこちの当事者に進捗確認する。アパート入居が遅れる場合のビジネスホテル延長交渉、遅れても施設入所にサインさせない。ビジネスホテルを提供しない福祉事務所は私たちがホテルを住宅扶助費内で借りているので延泊確認、
とっても忙しい。本来は誰の仕事だよ!と愚痴る時間が増えてきた。
❷**区福祉事務所から友人が理事長を担うシェアハウスに向かう。8月に歌舞伎町からSOSをくれた20代女子のSさん、自由を求めて親の元から家出した。所持金は300円、親には連絡されたら困るとの事で、住民票非開示もおこなった。本人の意向で、あえて私の地元で生活保護申請同行して、シェアハウスで暮らし始めた。Sさんにとっては、はじめての一人暮らしだった。やっぱり寂しくなったようで、急に帰りたいと言い出した。本人の意思を尊重して、転居先で増えた荷物を車に積んで自宅に向かった。親に3か月間の暮らしの様子と保護した経緯を報告した。怒られると思ったが、何回も何回も感謝された。軽度の知的障害があるSさんを地域で支えてきた事を報告した。親が全てを抱え込むのでなく、地域で相談できる場所をたくさん増やしてくださいと伝えた。Sさんが通っていた就労事業所にも訪問して同じ事を伝えた。
Sさん、もう会えなくなるね。でもね、僕からもお礼を言うね。「優しい時間」をたくさんくれてありがとう。僕もずっと忘れないよ。
➌夜は「即席版:生きづらい女子会」
住んでいた家を追い出されて荷物を大きな段ボール箱6箱に詰め替えて私の自家用車で輸送し、当面の居所としてビジネスホテルを予約して泊まってもらった20代女子Mさん、。TOKYOチャレンジネットで、借り上げホテルを利用して働きながらお金を貯めてアパートに転居する方向でまとまり、明日からの新しいビジネスホテルの転居準備の打ち合わせをおこなう。その場に2か月間、支援してきた「自称ソーシャルデイスタンス引きこもり女子」の20代女子Yさんが合流して「即席版:生きづらい女子会」となった。異常に盛り上がる。生きづらい当事者同士のおしゃべりから発せられる「励ましあい?」の言葉の力は支援者には真似できない。引きこもり気味のYさんのコミカルで饒舌なお喋り、いつも泣き虫なのに、こんな元気な姿は久し振りなのです。こんな言葉が飛び出した。「社会に排除された者同士で励ましあおう」いいよ。いいよ。

●2020/11/24  深夜の4時頃に携帯電話が鳴った

11月24日(火)
❶深夜の4時頃に携帯電話が鳴った。すっかり寒くなってきたので、最近急増している女性からのSOSかもしれない。やっぱり電話に出る事にした。都内**警察署からだ。昨晩のSOS対応中の不可解で不当な職務質問に猛然と抗議した後なので、次は任意出頭か!と思ったが、こんな夜中に、さすがにあり得ない。半年くらい前にSOSが入り生活保護を一緒に申請して近隣県でアパート暮らししている20代女子、都内にふらり出てきてしまい、自宅に帰る所持金もなく、終電時間も過ぎた寒い夜に彷徨っていた所を警察に保護されたのだ。今日の朝、10時からの**区での生保申請同行の前に待ち合わせして、一緒に珈琲と朝食を食べながら昨晩の事情と「最近の生きづらさ」を聞く。本来は地域での相談先や繋がりの場が必要と思うが、相談者のそれぞれの困難事情の受け皿へのマッチングは至難の業だ。経済的な貧困と関係性の貧困 特に若い世代は難しい。「細い線」でもいいから繋がっていく、今日も「生きていてほしいんだ」何回も言いながら自宅に帰る後ろ姿を見送った。
❷午前の**区の生活保護申請同行、信頼できる数少ない福祉事務所での申請だ。相談者は50代、警備の仕事を雇い止めされ2か月間、30社応募したが、全て不採用、年齢と健康問題が理由だと本人は言う。血圧は180を超え、転んで骨折した指は曲がったまま、保険がなく治療ができなかった。**区が用意したビジネスホテルで1カ月間の一時宿泊、その後のアパート入居を目指すが、治療最優先で伴走していこうと確認しあった。
➌*区で1カ月前に生保申請同行して保護決定がとっくに決定したTさんのアパート入居作業をすすめ、物件申し込みをしていた段階で、担当ケースワーカーが「現段階ではアパート入居はまだ認めていない」との回答をFさんに、Fさんは動揺し落胆している。今日、私が電話で抗議、同行時にアパート入居を私たちがすすめると*区も確認したはず。なのに、ケースワーカーは、そんな事は知らないし、相談員はそんな話をする訳はないという。それでは12月に決まるのかと聞いても「支援者の貴方に応える必要はない」と電話を一方的に切られる。Tさんは既に働いている。**福祉と同じ展開、受給者証も発行されていない。他にも生保決定していてアパート入居を準備している相談者が明日、面談するので影響大‼厚生労働省社会・援護局保護課は2020年(令和2年)3月10日付け事務連絡で、「居宅生活が可能と認められる者」については、「自立相談支援機関や住宅部局、不動産関係団体と連携し、必要に応じて住居に関する情報を提供」すべきとしています。*区では、私たちに一時住宅も用意させておいて「アパート早期入居を拒む」明日以降、またやりあうのか!
福祉事務所が「家に住むこと」についての決定権を持ち、路上経験がある相談者を「アパートに住むための準備期間が必要である」という考えを改めてください。住居のない人が生活保護申請を行った際には居宅保護の原則にのっとり、一時利用住宅の提供、その後、速やかにアパート入居ができるようにして下さい。
❹14時からは避難の協同センターの運営委員会、総会議案書等まとめたNEWSレターの発送作業も行いました。12月3日14時~17時、衆議院第一議員会館で「原発事故から10年新型コロナ災害下の避難者の暮らしと心の不安 」院内学習会を開催します。

●2020/11/23  SOS活動まで警察がマークする嫌な社会

11月23日。SOS活動まで警察がマークする。私たちの支援活動を邪魔するな
❶午後から自立生活サポートセンター・もやい主催の「コロナ禍の困窮者支援:もやいとパルシステムの現場から」のゲストスピーカーとして参加させて頂きました。パルシステム連合会とパルシステム東京が企画協力しています。全体で75分、スピーカーが4名で、持ち時間が7分づつという無理がある展開に関わず、それぞれが解りやすく活動の要点を報告されていて中身が濃い内容だったと思いますが、聴いて頂いた参加者の皆さんはどのような感想を持たれたか、気になります。
◎パルシステム中根部長が報告した「食料支援の取り組み」私の職場でもあるパルシステムでは、地域団体や(株)ジーピーエス、(株)パルブレットと連携して食材を支援している。欠かせない継続的支援に感謝すると共に今後も宜しくです。「新宿ごはんプラス」に24日間4,600食分、東池袋中央公園のNPO法人TENOHASIの炊き出しに10日間3,000食分、(一社)あじいる等の隅田公園炊き出し及び食材提供に420食分、府中緊急派遣村に260食分、厚木市生活困窮学生緊急支援(フードバンクあつぎ)に120食分提供、上半期で8,400食分を提供した。11月には外国人相談会にも200食分の提供も頂いた。
◎東京新聞の中村真暁さんの報告「私が歩いたコロナ禍の困窮者支援の現場」
取材現場で記者なのに誰よりも怒り、涙を流す中村さんの姿を見てきた。今日の中村さんのまとめで記されていた言葉、明日からも共に戦いましょう。
「お腹をすかせた人、誰にも助けてもらえないと感じている人、ずっと一人で生きてきた人、もう死のうと決意した人、色んな人に会ってきた。記事の一つでなにが変わるのだろうと、はがゆさやくやしさを感じることも。(話をしてもらうことで、なにかが変えられると信じています)と声をかけると、話してくれる人も。困窮やホームレスだからこその生きづらさもある。そうした大きな視点をもつことと並行して、一人一人にフォーカスをあてた情報を届けることで、他者への想像力をもてる社会にしたい。」
◎終了後に今日の主催者でもある、もやい理事長の大西連さんとも話した。「終わる事のない私たちの共助の支援、できる事には限界がある。もやい居住支援スタッフの長時間の激務によるアパート入居支援と緊急アクションの止まる事のないSOS、支援が受けれない外国人は難民認定を認めさせないと解決にならない。技能実習生の奴隷搾取労働も止めさせないといけないね。」これからも続く私たちの活動、年末年始に備えていこう。
❷江戸川橋のもやい事務所をでて、以前にSOS対応して生活保護を利用しながら、暮らしの再建を目指しているが、上手くいかない20代の青年からの相談に向かう。「生活保護が決定し、アパートに入っておしまい、じゃない。人とのつながりや地域とのつながりが作れなければ、鬱や引きこもりになったり、金銭管理ができずに再び暮らしが崩壊していく」kの間の危機意識は強まるばかり、とりあえず12月10日から週2日の仕事は決まった。週5日の仕事を紹介できるように私も動く
➌20代の青年と待ち合わせた場所は中野駅近くのドン・キホーテ前、車で迎えて彼を後部座席に乗せて出発して100メートル程、車を走らせたら、並走していたパトカーが「そこの車、停車しなさい」と大音声!なにも交通違反なんでしていないぞ!車を停めてポリ公さんに理由を聞くと「職務質問だ」と言う。理由をなかなか語らない。私は任意である事を確認して職質を受ける理由はないと反論した。ポリ公さんは引き下がらない。理由は「不審な行動の雰囲気を感じた」という。ポリ公さんの名前は野方警察の**だ。上野駅周辺でもSOS対応中にパトカーにマークされた事がある。私たちの支援活動を邪魔するな、弾圧するな。本当に嫌な社会になったもんだ。

●2020/11/22 オンライン学習会「生活保護のオモテとウラ」

11月22日(日)
❶午後から、反貧困ささえあい千葉主催の生活保護のオンライン学習会「生活保護のオモテとウラ ~これを知れば百人力!」に呼んで頂いて、お話しました。日常の支援活動の激務がたたり報告資料PPTの完成が寸前状態、「生保の生き字引」とも言われる田川英信さんの1時間に渡る講義と比べて、私の話はただの現場報告にすぎず内容的には参加された皆さんにとって持ち帰る事が殆どなく、、、それでも誘ってくれた千葉の友人たちに感謝
❷今晩のSOS対応は、昨晩の深夜2時に届いた20代女子からの「助けてください」のメール、住んでいた家を昨日の朝に追い出されたが、私たち緊急アクションの相談フォームにやっと辿り着いたのが深夜、さすがの私も深夜に会いに行く事ができず、夕方に会いにいくと返信した。彼女は24時間スーパーの中にいたという。今晩待ち合わせた場所は住んでいた家の前だった。追い出されて荷物も外に投げられていた。荷物を大きな段ボール箱6箱に詰め替えて、私の自家用車の荷台に満杯状態で積み込む。荷物を置けるシェルターが空いていないので、レンタル倉庫に段ボール箱全てを移動させ、大小のトランクケースを車に積んで、当面の居所としてビジネスホテルを予約して泊まってもらった。地方から上京して一生懸命に働いてきたが、職場のハラスメントがあって退職した以降は「負のスパイラル」の連続だった。辛い事ばっかりだったらしい。長時間の相談となった。TOKYOチャレンジネットで、借り上げホテルを利用して働きながらお金を貯めてアパートに転居するか、生活保護を利用してアパート入居して人生の再スタートを切るか話し合った。人生まだこれからだ。焦らずに焦らずに、、それにしても夜の「引っ越し作業」本当にお疲れ様でした。

●2020/11/21 大恩寺のタム・チーさんに会いにいく

11月21日(土)
在日ベトナム仏教信者会会長で僧侶のティック・タム・チーさんに会いに、自宅の練馬から片道2時間、89キロの場所にある埼玉県本庄市児玉にあるベトナム寺院大恩寺を訪問しました。クルドを知る会の原文次郎さんも一緒です。今日はタム・チーさんの活動の状況を学び、今後の支援を検討する事を目的としていたのですが、大恩寺で保護され、共同生活している19名の若い技能実習生や元技能実習生・留学生が待っていて、ひとりひとりから現在に至るまでの経過を急遽インタビューを実施、全員が経済的困窮状態にある事を確認したうえで、ひとりひとりに生活給付金を手渡しました。
●過半数が20代前半の若者、技能実習生として来日、肉体労働や工場労働、月8万円~10万円の低賃金で働かせて、例えば、用意されたアパートの家賃と共益費や水道光熱費含めて6万円が徴収される。手元に残るお金は2万円、話が違う。このままではお金を貯める事はできない。。一刻でも早く辞めたい。友人やSNSの紹介を通じて、埼玉県北部の遠く離れた場所にある大恩寺のタム・チーさんに助けを求めた。元技能実習生全員が私に言った。「早くベトナムに帰りたい」ベトナムお若者たちを日本に呼び寄せて、人間の労働でなく、奴隷として扱う技能実習制度の現実、ベトナム政府のチャーター便で帰国が進んでいるが、帰国後にも本国で70万円近い借金をして日本に来た経緯もあり新たな絶望が待ちうける。日本への希望から「どん底の絶望の国、日本」人生をメチャクチャにしてしまい、本当にごめんなさい。
●コロナ災害の影響もあり、在日ベトナム人の状況は急速に悪化、当初は日本国内に18,000人のベトナム人がいたが、ベトナム政府のチャーター便で帰国が進んでいる。先日もお寺から28人ほど帰国していった。ひとさじの会の活動に協力していた、タム・チーさんは、埼玉県のベトナム寺院大恩寺を拠点として食糧、帰国、葬儀、生活、医療などあらゆる面で在日ベトナム人の支援を行っている。タム・チーさんは元気で明るい。寺で暮らす若者たちの笑い声が聞こえる。自ら先頭に立って、積極的に動いていている、日本で辛い経験ばかりだったベトナムの若者たちを在日ベトナム人のタム・チーさんが救い支えている。私たちの責任はどこにあるのか、これからどのように行動すべきか自問自答しながら帰路についた。

●2020/11/20 住まいの追い出し案件に追われた1日

11月20日(金)
絶対に見捨てない支援 住まいの追い出し案件に追われた1日
❶Mさんと嬉しい再会ができた。成田空港の近くのビジネスホテルの清掃業務に従事していたが、コロナ感染拡大で雇い止めと寮から追い出しにあい、成田空港構内で寝泊まり、5月3日にSOSを頂き、ささえあい千葉の第1回相談会に来てもらって、連休明けの7日に**区福祉事務所で生保申請同行した。**区は都内で唯一ともいえる自主事業で東京援護協会と連携して、アパート入居支援をおこなう。無事にアパート入居、ひとりぼっちだったMさんは、おせっかいの地元区議さんもフオローを続けてくれていた。真面目なMさんが某清掃事業所の責任者として就職が決まつたとの報告があり、諸手続きを一緒におこなった。最初に会った時のMさんは、服は汚れ、顔面蒼白、多くは語ろうとしなかった。今日はよそ行きの格好いいジャケットを着て、少し雄弁になっていて、5月の頃は1度も見る事がなかった笑顔を見せてくれた。本当に良かった。
❷おせっかいの地元区議さんと一緒に区内の都営団地に向かう。SOSを頂いたCさんは泣いていた。80代の母親と2人で暮らしていた娘である50代のCさん、働きながら介護を続けていた。10月に母親が急死した。哀しみが癒える事を待たずに、東京都(JKK)より、死去後6カ月以内、来月4月までに都営団地を退去するよう通告されたのだ。Cさんもコロナ災害の影響を受けていて月収入が10万円程度、転居する費用もない。以前は、名義人と同居していた親族は、継続して住むことができた。しかし国土交通省は2005年に承継の条件を厳格化。それ以降は、名義人の配偶者と高齢者、障害者しか継続して住めないこととなった。都営住宅に入居するためには、世帯の所得が一定の水準以下であることが求められる。一般世帯で月収が15万8000円以下、高齢者・障害者がいる世帯で21万4000円以下であるが、60歳未満単身世帯は入居資格がない。東京都の公営住宅戸数は世帯数の3.9%、貧困率の関係から見ても圧倒的に不足、でも公営住宅を新設されない。その為に、多くの若者含む都民が入居できず、高齢者のみの都会の限界集落になりつつある。一方、神奈川県では、低所得の非正規雇用者等の生活不安が社会問題化していることを踏まえ、60歳未満の単身者の方が県営住宅に申し込めるよう、神奈川県県営住宅条例等を改正、11月13日より入居申込みを受け付け始めた。私たちは同様案件で継続入居を認めさせた事例も聞いているので、そお事例を学び来週から働きかけを開始する。
➌夜は埼玉県**市に向かった。「新型コロナ災害緊急アクション」の外国人支援で知りあった外国人家族が、現在住んでいるアパートを12月末で退去せよ!と家主から一方的に通告され、頻繁に退去するようにやってくる。家族には生後6か月の子どももいる。家賃滞納もしていない。賃貸契約書を見せてもらった。通常の契約条項に以下の事項が解約条項に追加されていた。①パーティーをやらない②日本人文化に基づいたゴミ出しをおこなう、、以上2点にも違反していない。例外にもれずこの世帯もコロナ感染影響で収入がなくなり困窮していて@「ささえあい基金」でもサポートしている。12月末の寒空で赤ちゃん含む家族を路上で暮らさせる事はできない。偏見と排除を許さない。来週から働きかけを開始する。
❹埼玉から移動して20時半の池袋の**公園、二週間前に生活保護申請同行して決定が下り、アパート転宅の打ち合わせ寸前に、ビジネスホテルからいなくなってしまった青年から連絡があった。ずっと探していた。区の福祉事務所は生保の廃止手続きをしないで暫く待つと言っていてくれた。「死んでしまおうと思ったが死ねなくて助けをもう一度求めようと思った。」と言った。彼から聞いた以前に生保申請したら入所させられた悪質な貧困ビジネスのNPO無料低額宿泊所、いつの間にか無低の職員にさせられて生保費は全額預ける事を強制され、外でホームレス状態にある人に声をかけて無低に入所させる。手元に残るお金は僅かだ。今回の事は詳しくは書かないが、彼にトンデモナイ事をした奴がいる。彼に非はない事が解った。来週にもう一度福祉事務所に訪問してアパート入居に向けた活動を再開する。「絶対に見捨てない。」
❺夜遅くに帰宅したらアパート入居を準備している20代の青年から電話があった。純朴な青年なのに酒に酔っているようだ。よく聞くと「君のアパート入居など認めていない。」とケースワーカーに突然言われたという。私が同行した時に、「アパート入居実務は瀬戸さんにお願いします。」と言ったはずだ。またこの展開か!こうやって心に傷を持った相談者を追い込むのだ。相談者と支援者の分断、相談者の精神をズタズタにしてしまう可能性を秘めている生活保護行政  本当に一時も目を離せない。

●2020/11/19 水だけの生活が続いています 助けて下さい

11月19日(木)
もう一週間程何も食べず水道の水だけの生活が続いています、どうか助けて下さい
❶参議院議員会館で開催された院内集会「『コロナ禍の住宅問題はどう進行しているか』―
住まいの貧困に取り組むネットワーク」と「国民の住まいを守る全国連絡会」などが主催です。集会に先だち、住居確保給付金の支給期間延長など、住宅支援の拡充を求める緊急要請書を厚労省に提出しています。最大で9ヶ月と定められている「住居確保給付金」の期限が迫っている。支援期間を少なくとも1年間とすること、公営住宅等への転居を支援すること、支給を受けるための用件を緩和すること、支給額を引き上げること、支援を受けるための窓口の人員体制を拡充することなども求めている。住居確保給付金の限界として、1回こっきりであること、期間が限定されていること、元々高齢者を排除していることなども含めて、住居確保給付金だけでは対応できない。家賃負担の重さ・大きさを軽減する為にも「家賃補助制度」の創設も求めていこう。
◎今日の集会の特別報告はジャーナリストであり、ある時は「寄り添う支援者」として奔走する藤田和恵さんが「生活保護申請者への無料低額宿泊所入所強要と実態、移住者外国人の支援に取り組む移住連で反貧困ネットワーク世話人の稲葉奈々子さんが特別報告、私もリレートークで予告なしの特別発言をさせて頂きました。
◎リレートークは別の角度からの「居住貧困」の実態が報告された。①公営住宅は居住者の大半が高齢者であり「腐りながら死んでいく」公営住宅の孤独死問題がある事、年末になりボーナス時期になるがコロナ災害影響で住宅ローンを滞納する世帯が続出するなど、住宅確保要配慮者は、改正法において、低額所得者、被災者、高齢者、障害者、 子育て世帯、外国人と定められているが、逆に空き家を、大家が要配慮者が貸したがらない事例が続発していて、公的住宅の拡充と入居基準の緩和による入居支援と恒久的な家賃補助制度の創設が求められる。
❷夜は、ひだんれんと避難の協同センターの合同ZOOM会議に参加、避難の協同センター含む3団体が取り組んだ「新型コロナ災害下における原発事故避難者の暮らしと住まいの不安に関する緊急アンケート調査」におけるアンケート回答者のフォローアップについて協議、コロナ災害によって「家賃支払いが厳しくなった。」「相談できる人がいない」など追い詰められている実態が明らかになっている。年末から年始にかけて、「住居確保給付金」の期限問題における避難者の影響を注視して必要な支援を新型コロナ災害緊急アクションとも連携しておこなう。福島現地の皆さんには「災害復興住宅」における孤立化問題への注視をお願いした。
◎避難の協同センターでは、12月3日(木)14時~17時、
衆議院議員会館で、「原発事故から10年 新型コロナ災害下の避難者の暮らしと心の不安 避難の協同センター院内学習会」を開催する。原発事故から10年を迎える避難者の現状について ~新潟県における支援活動から見えてきたもの~と題して、新潟県精神福祉協会の田村啓子さんをお呼びする。長期の避難により家族や友人などとの関係が希薄になり、孤独を感じている人が多く、また、長期の避難で生活の見通しが立たない中、中学生や高校生の中には、進学や就職について不安を感じる人が少なくないことも指摘され、長期的な支援の必要性を指摘されている。その他にもZOOMで各地の原発事故被災者とZOOMを繋ぎ、現状問題を共有、国会議員にも参加頂き、一緒に今後の方向性を考えていきたい。
➌今晩もSOSが来ていた。新宿駅から池袋駅に徒歩で移動している。携帯電話は喪失している。どこにいるのか解らない。メールも契約が切れているスマホだけど、Wi-Fiを繋げばメールのやり取りが可能、コンビニからメールがきた。良かった。ZOOM会議を20時30分で中座して池袋の待ち合わせ場所に向かった。壮絶で涙がでるようなメールだった。
「神奈川県央地域で、個人で居酒屋を経営していたが、コロナの影響でオーナーから閉店を告げられて、8月にお店兼住居を失い、それからずっとホームレス生活を続けていたという。県央の**市から歩き続け、あちこちをさ迷い、東京に辿り着き、仕事を探しながら面接などの前の日だけ漫画喫茶等でシャワーだけ借りて、身だしなみを整えてみたいな生活をしていたという、住所無し連絡の取れる携帯番号無しなのでどこも雇ってもらえず先週とうとう残金も尽きた。労働意欲も様々な資格もあるのに遂には就職に必要な履歴書や証明写真を買うお金すら無くなり、もう一週間程何も食べず水道の水だけの生活が続いています、どうか助けて下さい···」居酒屋のある場所は私が若い時に住んでいた場所の近くだった。本当に会えて良かった。今晩は本当に実感した。このような支援活動をしていて良かった。生きて会えたからだ。
「もう死んでしまう事はない。これからやり直す事ができる。来週、生活保護申請に同行するよ。アパート探しまで頑張るよ。落ち着いたら居酒屋の料理作って食べさせてくださいね。」本当にまにあって良かった。

●2020/11/18 「外国人のための大相談会」記者向け報告会

11月18日(水)
バンビの想い出に浸る時間すら許されない朝から夜遅くまでの支援活動、バンビも「最後までやり抜け!」と虹の橋から応援してくれている。議員会館に到着したら立憲民主党の尾辻かなこ議員が寄ってきて、バンビとの別れを心配してくれた。福島みずほさんからも電話があった。バンビとは国会周辺でも一緒に歩いた。デモした。アイドルだったんだ。
❶今日は朝から土曜日に所持金1円とpaypay505円の状態で東京駅近くから連絡を受けた20代の女性を連れて、**福祉事務所で、生活保護申請同行、相談員との面談が想定外の3時間もかかり消耗戦、アパート入居までの間は「宿所提供施設」への入所にこだわる相談員と、いままでは、**区はビジネスホテルを提供していたのにおかしいと抵抗を続けて何とかホテルは確保できた。大学を卒業して夢見た業界で働き続けてきたが、驚く程の低賃金と激務が続いて精神的に病んだあげくに、ウィコロナで仕事を失い、都僅かな貯金も底を尽き,公園などで野宿した彼女は、緊急アクションが用意したビジネスホテルの個室のベッドで久し振りに熟睡できたと言う。彼女の壮絶な人生の経緯を知っているからこそ、一時宿泊先としてのビジネスホテル、何故に東京都が用意しているホテルを支援者が粘らないと提供されないのであろうか。でも今日からもゆっくり休めるねと話したら、土曜日に宿泊したホテルで貰ったクーポン券でボロボロになった靴から新しい靴に買い替えたんですよ。と嬉しそう。これから沢山いい事あるよ。希望を信じていこう。
❷午後は衆議院議員会館で開催する、クルド人の生存権を守る実行委員会主催の「外国人のための大相談会」記者向け報告会に事務局の裏方として参加、支えあい基金の支援活動の経過から、この大相談会の必要性を提起した事がきっかけで、反貧困埼玉が地域の支援の主体として前面にたってくれた事に感謝したい。埼玉の地域連携力は凄い。
・今日は、3日前の告知に関わらず、12社20名以上の報道記者が参加、難民認定をしない政府の非人道的な対応、それゆえの外国人の困窮問題と様々な民間団体の支援で命を繋いでいる状態に、ジャーナリズムの関心が高まっている事を実感しました。
◎11月1日の相談会では、相談件数123人(来場者300名)が参加、仮放免者や短期滞在者は就労が禁止されているため、すべての生活を支援者に頼らざるをえない。なかでも家賃と医療費がとくに生活を圧迫、未払いゆえに立ち退きを迫られている人からの相談が数多くあった。今回の相談会に来た外国人の100%が公営住宅法が定める低所得者であり、子育て世代が多数を占めている。在留資格の有無に関わらず、生活保護基準以下で暮らす外国人に対して、生活保護を適用(ないし準用)する事、生活困窮者自立支援法は国籍要件がないので、住居確保給付金や貸付など利用できるはず。現場レベルで拒否されているケースがあるが、本来利用できるので徹底を求める。
◎また、症状が悪化して持ちこたえられなくなるぎりぎりまで受診をぎりぎりまで控えるため、医療費がさらに高額になっている。国籍・在留資格にかかわらず医療サービスを受けられる仕組みが必要、国籍や在留資格の有無にかかわりなく公営住宅あるいは宿泊施設を緊急に提供し、医療サービスを受けられるように求めたい。
➌夕方にやっぱり届いたSOS、何と埼玉県の東武越生線沿線からだ。遠い。とりあえず電話が繋がっていたので連絡したら池袋まで戻るとの事、残りの所持金は100円、待っていたのは私と同年代の男性だった。9月まで寮付き警備の仕事をしていたが熱中症で倒れ、雇い止めにされたとの事、指を骨折したが、病院にもいけず指は曲がったままだ。来週に生活保護申請に同行する。直後に八王子方面でSOS、緊急アクションの仲間の片山さんや自治体議員さんが駆けつけた。総力戦の様相を呈してきた。
❹夏頃に家出して歌舞伎町からSOSをくれて駆けつけた20代女子、生活保護申請同行して、その後もずっと見守ってきた。彼女自身の意思から新たな旅立ちをしたいとの事で、一緒に見守ってきてくれた友人の支援者と一緒に話を聴いた。送り出す事に不安があるが、新たな旅立ちを応援する事にしました。もうすぐお別れだけど笑って「さよなら」しよう。これから何かあったら遠慮しないで相談するんだよ。

●2020/11/17 今日も「バンビ、帰ってきたよ」と声をかけます

11月17日(火)
❶今日の午前で愛犬バンビがお骨になりました。雨宮処凛さんから紹介してもらって、中野の哲学堂霊園で火葬して頂いて、バンビの骨を自宅に持ち帰りました。。今日も帰宅して「バンビ、帰ってきたよ」と声をかけます。「バンビ、ご飯食べよう」と声をかけます。僕らが生きている間は、ずっと一緒にいる事にしました。ずっと一緒です。
❷午後からは、9月に**駅周辺で野宿していてSOSを受けて緊急給付と生活保護申請同行、地元不動産屋との連携で無事にアパート入居を終えたS君と1日遅れの家具什器購入を目的に、お馴染みの企業組合あうんのリサイクルショップに向かう。9月上旬に、最初のSOSを受けたが、もう少し頑張ってみるとの事で給付金だけ渡したが、2週間後に、足に怪我して病院にいけない、所持金が殆どなく、と再度のSOSがあった。通院を最優先しながら、そして生活保護申請同行した。出会って2か月経った。自分でできる事は何でも自ら準備してくれて、私は本当に楽でした。Sさんの今後に幸あれ!
➌夜は一転して、SOSからアパート入居まで支援してきた青年宅への自宅訪問、しかし、やっぱり不在だった。最近は生保決定後、初回の保護費支給後に行方が解らなくなったり、アパートに引き籠ってしまう事例が増えている。アパートに入居しても、コロナの影響で、就職先もなく、友だちもいない。孤独は本当に辛く、精神的にもおかしくなり破裂しそうになる。やがて、電話してもメールしても突然、反応がなくなる。アパートの中の暗い部屋で引き籠っていたり、アパートやシェルターから既に失踪してしまったり、、、「簡単に裏切るなよな~」と思いつつも、全く責める気にならない。私の前から突然、消えてしまったひとりひとりが、きっとまだ苦しんでいると思う。たくさんの困難を抱えてきた当事者が孤立しないような当事者同士の交流と、良い仕事が見つかるような就労支援の場づくりを12月中に開催する。
「また連絡しておくれ」「人生何回でもやり直せる」

●2020/11/16 同志だった愛犬バンビが虹の橋に旅立った

11月16日(月)
同志だった愛犬バンビが虹の橋に旅立った、翌日の我が家は寂しい。スタスタと歩く足音も、どこからも見つめてくれる眼差しも、そして抱きしめた時の温もりもない。帰宅した時の出迎えも、もうないんだ。予想以上に辛過ぎるな。またバンビに逢いたいよ。俺が虹の橋を超えた時には、すっ飛んできて、また胸の中に飛び込んでくれよ~
❶今晩は反貧困ネットワークの全体会議、議案書づくりに気合が入らず困ったが、事務局長の責任を果たさなければならない。会議開始時間1時間半前に何とか準備完了した。
・今日の反貧困ネットワーク全体会議では「住まいからの追い出し案件」が急速に増加している事を報告、公的支援を受けれない外国人への退去強制、高齢に母親が亡くなり単身の女性が、都営住宅の入居要件外(60歳未満単身は対象外)で退去通告、民間賃貸からの追い出し案など、たて続けに続いている。今週から本格的に面談して、対応が始まる、住居確保給付金の支給期限を迎える人が、年末年始以降は続出する。住居確保給付金から普遍的な住宅手当へ、定額給付金や特例貸付から新たな生活保障制度、特に緊急要請として、年末年始の役所が閉庁されている時の一時住宅の提供を求めていく。並行して、この8カ月間,支援してきた、たくさんの困難を抱えてきた当事者が孤立しないような当事者同士の交流と、良い仕事が見つかるような就労支援の場づくりを12月中に開催する事も確認した。
❷2月21日(日)に開催する反貧困ネットワーク全国集会の企画打ち合わせも急がないといけない。私たち「新型コロナ災害緊急アクション」だけでなく、「新型コロナ・住まいとくらし緊急サポートプロジェクトOSAKA」など各地域ネットワークでの取り組みを繋ぎあう企画を主体にしていく事が確認された。
➌今晩も21時30分を過ぎて所持金150円の青年からのSOSが届く。チャレンジネットの一時住宅に居住していた青年が持病の関係で働けなくなって生活保護申請したら、逆にホテルを追い出され、私たちで緊急宿泊対応、私たちの支援活動は暫く大変な状況が続く。悲しい事ばかりだよ。だから、同志バンビよ。これからも支えておくれ!



●2020/11/14 SOSがどっと届き、夜の東京を駆け抜いた

11月14日(土)
高齢となった愛犬バンビを動物病院に連れていき、緊急アクション設立以降、夜の東京・神奈川・埼玉の夜を駆け回った自家用車の修理をおこない。年末年始の怒涛の支援活動に備えていた最中に、SOSが同時にどっと届く。夜の東京を駆け抜いた。
❶18時30分に新宿西口喫煙所前の停車スペースに自家用車を停車させた。この場所で多くの相談者と待ち合わせた。何日も食べれず痩せ細った青年や、「死んでしまうところでした」と涙ぐむ若者たちと出会った。
・今晩はSOSをくれた青年は結局、現れなかった。携帯電話を止められていて連絡手段はメールのみ、よくある事だが返信した頃には携帯の充電がなく連絡が途絶えてしまえたのかもしれない。所持金は368円、メールの内容は切実過ぎている。寒い夜をどこで過ごしているのだろう。新宿駅を離れる時にメールを入れた。「いったん次のSOSに向かう必要があるので、いったん新宿から移動します。しかし不安だと思います。連絡お待ちしています。明日も駆けつける準備があります。宜しくお願いします。」
❷19時40分に駆けつけた場所は東京駅近くの八重洲ブックセンター前だった。所持金1円とpaypay505円の20代の女性が寒くなってきた11月の寒くなった夜にひとりで待っていた。大学を卒業して夢見た業界で働き続けてきたが、驚く程の低賃金と激務が続く。ウィコロナで仕事を失い、都内で点々と寝泊まりしたが、僅かな貯金も底を尽き, 3日前から公園などで野宿したが怖くて寝れずに夜中は歩き回るしかなかったいだと、、お会いした時には涙がずっと零れていた。安心して泊まれるビジネスホテルを案内して一緒にシュークリームを食べた。来週に生活保護申請同行して、アパート入居まで責任もってサポートする、もう独りじゃないから。心配しないでね。
➌21時少し前に江戸川区の舟堀駅に向かう。二人の青年からのSOSだった。少しビビっていた。こちら一名、相手は二名で身ぐるみ剥がされてしまうかもしれない。でも事前に携帯電話が繋がっていたので事前に電話連絡、怖い感じではない。用心しながら現地に向かう。待っていた二人の青年は、ホームレスとは思えない普通の青年だった。二人の関係を聞くと、元々、縁もゆかりもない。別々の仕事をしていてコロナで仕事がなくなり、ネカフェにも泊まるお金もない。同じ**公園で野宿していて知り合い、助け合ったきたという。この公園には6名位の青年が野宿していたという。会話の端々にお互いを気遣う様子が印象的、来週、**区で生活保護申請に緊急アクションのスタッフが同行する事を確認、私が出発した後も丁寧に頭を下げている姿が見えた。私が何故か、組の親分になった気分、
❹こうやって怒涛の土曜日が終わった。寒くなり、企業倒産や事業所閉鎖が増え、住居確保給付金も終了して、多くの方々が追い込まれていく。いつまで土曜日の緊急対応が続くのだろうか。終わりが見えない支援活動となりそうだ。23時に自宅に戻る。バンビが待っていてくれた。今は安心してスヤスヤ寝ている。長生きしようね。

●2020/11/13 誰も路頭に迷わせない体制をつくるしかない

11月13日(金)誰も路頭に迷わせないように体制をつくるしかない。
❶今日も朝からフル稼働です。午前は**区役所で火曜日にSOS対応したHさんの生活保護申請同行です。重篤な病の後遺症に苦しみながら、公園での野宿とネットカフェで暮らしながら、福祉制度に頼らず働き続けたのだけれど、盗難事件に遭い、現金だけでなく保険証も盗まれて、服用しなければいけない薬も切れ、体調不良で仕事にもいけなくなった。チャレンジネットが提供しているホテルに現在も宿泊している。今週末で宿泊期限が切れる。今朝の血圧計測でも危ないレベル、治療を最優先化する為にも生活保護を利用、安心して暮らせるアパートに住んで、ゆっくり歩いていこう。今日の**区は相談部屋の相談机に「不正受給にならないために」とデカデカと張り出され、無低や施設入所を長々と説明されるタフな福祉事務所だ。気合いを入れて臨み、現在泊まっているチャレンジネットのホテル延長要請、最悪駄目でも住宅扶助費日割り分の範囲内でのビジネスホテルでの一時入居などの判断を支援者である私に一任頂く事で合意、生保指定病院にケースワーカーさんから予約をいれて治療最優先ですすめる事も確認しながら、申請受理された。今日の相談員さんは、私たちの支援方針を既に理解しているので、アパート入居まで急ぎながら、丁寧にすすめていきたいと思う。
❷**区役所から足立区西新井に向かう。足立区福祉が、生活保護の不当な廃止をおこない緊急アクションなどが抗議して区長が謝罪して撤回された当事者であるたアフリカ出身の日本国籍男性Aさんと今日は、小椋区議が紹介してくれた不動産屋さんに行ってアパートの内見に出かけました。Aさんもお気に入りの物件が見つかり、正式に申し込みました。
本決まりになる事を願います。1日でも早くAさんが平穏な日々を迎える事ができるように願います。
➌夕方は、足立区から神奈川方面に車を走らせた。SOSをくれた20代の青年が泣きはらしていた。コロナで仕事がなくなり、振り込め詐欺の被害に巻き込まれていた。「お金をプレゼントするから口座と暗証番号を教えてください。」彼の口座は盗まれ悪用されて、結果的に口座は凍結されてしまった。反貧困ネットワーク代表の宇都宮弁護士に連絡をとりながら今後の対処方法を助言、とにかくもう独りじゃないからね。何回も励ました。
❹今日は重篤な案件の電話相談が移動中に続いた、何回も車を停車させる。今日だけで三件の「住まいからの追い出し」案件が続く。公的支援を受けれない外国人への退去強制、高齢に母親が亡くなり単身の女性が、都営住宅の入居要件外(60歳未満単身は対象外)で退去通告、民間賃貸からの追い出し案件、来週から対応が始まる。住居確保金がもうすぐ終了する。家賃が払えず退去させられる世帯が激増する。大変な状況になるだろう年末年始、。「誰も路頭に迷わせない」ように体制をつくるしかない。

●2020/11/12 若い女性からの相談、家出が急増している

11月12日(木)
❶パルシステムの地域活動委員会を終えて、自家用車に飛び乗り、午後から**区福祉事務所で一昨日に日比谷公園でSOS対応したMさんの生活保護申請同行をおこなう。事情があって、北関東から出てきて東海地方で仕事を探したが、年齢の事もあり採用に至らず、慣れない東京駅周辺で彷徨っていた。**区の相談員は「**区は申請後の居所は無料低額宿泊所に行ってもらう事になっている。」と繰り返すばかり、こちらからは、同じ区の別の福祉事務所では、数日前にビジネスホテルが提供されたと抵抗して、ようやくビジネスホテルを確保できた。やっぱり生保申請同行しないと、みんな無低に入れられてしまうのだ。
❷急いで自宅に戻る。17時から「東京大学日本の医療の光と影ゼミナール」でZOOM講演させて頂いた。東京大学教養学部で10年あまり開講している自主ゼミ、医療の現場を知り医療従事者と患者の置かれる実情を理解することを目的にしているそうだ。単位のあるなしにかかわらず、聴講できる。参加する学生は、官僚志望の学生や社会学専攻の研究者志望の学生など様々、講義の開始とともに、ZOOMの機能であるブレイクアウトルームでグループに振り分けられ、60分程度講義をして、質疑後の残り時間でディスカッションを行う。参加する学生は、官僚志望の学生や社会学専攻の研究者志望の学生など様々、私も緊急アクションの取り組み講義を終えて、ディスカッションに参加したが、めちゃくちゃ楽しかった。国家公務員志望の学生さんが省庁職員研修の体験を踏まえた、私たちの政府省庁交渉でのギャップなど、例えば厚労省や国土交通省自治体通知を出すのみで取り組み検証をおこなわない。生活困窮者自立支援制度と生活保護制度のミスマッチと派遣会社への事業委託の広がり問題などディスカッションは尽きなかった。今後が期待できる。
➌20時過ぎに家出した10代女性からのSOSがあって現地に向かう。以前に家出して、生活保護申請同行して自立の道を歩き始めた女性にSNSで相談が舞い込んだらしい。当事者が新たな家出女子を保護して支えあう。宿泊先も支えあう。どこの若者支援団体に聞いても若い女性からの相談、家出が急増していると言う。

●2020/11/11 乱鬼龍さんが「崖っぷちの青年」の命を救った

11月11日(水)
乱鬼龍さんが「崖っぷちの青年」のいのちを救った。
❶午前は、生き辛さを抱えて行き場所を失っている20代のAさんに会いに行く。SOSを受けてサポートを開始して2か月が経過した。親から逃れて、ひとりで生活保護申請、入所した施設やグループホームは数か所は、Aさんの精神的状況から見て耐えられる住環境でなかった、私や知り合いの若者や女性支援のNPOからも、携帯が使えるグループホームやアパート、シェアハウスなど数か所紹介したが、入居に至らない。そもそも生活保護申請受理後に、福祉事務所が、無料低額宿泊所に入所させてしまった事から、現在までの困難がはじまった。今日は福祉事務所のケースワーカーと保健士さんと一緒に今後の方向性を相談しようと本人が宿泊している居所で待ち合わせしたが、本人は発熱で欠席、孤立しないように、様々な居場所も紹介したが難しい。私とは細い線で繋がり続けている。更なる長期戦となる模様だ。でも諦めないでいく。
❷午後からは「ワーカーズコープ連合会センター事業団・東京中央事業本部」を訪問、西早稲田の早稲田奉仕園の裏側の新しいビルに転居、「よいしごとステーション」、「しんじゅく若者サポートステーション」、「コミュニティケアパル新宿中野」が同居している。今日の訪問目的は多岐に渡る、緊急アクション設立以降、200名を超える相談者の生活保護同行支援とアパート入居に関わってきたが、コロナ禍で多くの方々が、安定した職場で就労できないで、アパートに引きこもっている現状化で、3点の協働連携の必要性からだ。
①就労相談を踏まえた求人情報や資格取得支援などの連携が必要
② 孤立化防止と当事者交流の場づくり
③ 公的支援を受けれない外国人の就労の場づくりや継続的な衣食住の支援事業
田嶋専務からは、愛知県高齢者生活協同組合の「豊田市保見ケ丘での日系外国人と「協同」の地域づくり」の事例紹介を受けた。
*たくさんの困難を抱えてきた当事者が孤立しないように、良い仕事が見つかるように、そして主体的に参画できる事業を具体的に提案していきたい。
➌自宅に戻る最中に、公衆電話からSOSが来て新宿駅に引き返す。川柳活動家の乱鬼龍さんが心配して声かけてくれて、私の連絡先を教えてくれたのだという。お会いした男性は40代前半でまだ若い。4月に勤めていた会社が倒産して、貯金取り崩して夏から新宿中央公園やバスタで野宿した。1ヶ月間、バスタ周辺で、助けてくださいのBoardをだして助けを求めていたと言う。でも駄目で京王デパート前でBoardをだして助けを求めたら2日目で乱さんに会えた。乱さん自身がお金あまり無いのに三千円カンパしてくれたという。
6月位に3つの福祉事務所で、生活保護の相談にいったが全て「働けるだろ!と言われて追い返されたという。ジーパンの両膝が擦り切れ、前面が剥き出し、靴も同様だった。9日間、水と塩だけで生きてきた。思わず涙がこぼれてきた。「助けて」の意思表示を、結果的に助ける事ができない街角の風景、辛く寂しい。生活保護相談で冷たい仕打ちを受けて福祉事務所が恐いという。とりあえず、ジーパンと靴も買ってご飯食べようと給付金渡す。今日からはベッドで寝よう。そのうえで生活保護申請する場合は責任持って同行して、二度と「死んでしまう」状態にならないよう「衣食住」を確保しよう。全力で頑張るから、乱鬼龍さんに感謝!

●2020/11/10 移住連の省庁交渉「貧困・コロナ対策」に参加

11月10日(火)
❶移住連の山岸事務局長に声かけ頂き、今日は朝9時30分より参議院議員会館で開催された移住連2020年省庁交渉に参加、「医療・福祉・社会保障」「貧困・コロナ対策」に参加させて頂きました。20年以上続く移住連にとって主要な活動の一つである省庁交渉、今年から新たに加わつた「貧困:コロナ対策分野」コロナ感染拡大以降、現在も収まらず更に拡大する難民申請者や移民の方々の苦境、移住連の「移民・難民緊急支援基金」反貧困ネットワークの「緊急ささえあい基金」の民間支援給付あわせて六千万円で何とか命を繋ぐが、これらの人びとの数は途方もなく多く、苦境は、政府からも地方自治体からも放置されるなら、時間の経過とともに、それこそ病死、餓死、自死に至るまで切迫している。民間で命を繋ぐあり方そのものが問題なのだ。
・私が交渉団として参加した「貧困:コロナ対策分野」の要請項目は①特別定額給付金の対象者を広げてください。②就労可の在留資格を付与してください。③誰もが「屋根がある住まい」を確保できるようにしてください。④誰もが生活保護を受けることができるようにしてください。⑤すべての難民申請者の生活を保障してください。⑥生活支援制度へのアクセスを保障してください。⑦就学援助を、公立学校に通い経済的に困窮しているすべての子どもに適用してください。
・省庁で回答した職員は若手・中堅職員クラス、課長クラスの参加は見受けられない。どの職員もスマートですっきりし過ぎていて、相談会などの現場を体験した事がないのではないかと思う程のお決まりの答弁の繰り返し、「通知は出している。あとは自治体の裁量に委ねている。」自治体が公的住宅の入居を認めていない現実の検証作業はおこなわない。「生活保護は日本国籍の人間で就労自立を前提としていて就労不可の外国人は認められない」の繰り返し、病死、餓死、自死に至るまで切迫している外国人の生存権を守る姿勢も覇気も感じられない虚しい時間だけが過ぎていった。
❷議員会館を抜けて池袋に向かう。2名の男性からSOSが来ていたのだ。12時30分に40代の男性、13時30分に20代の男性と会う。2名ともに緊急アクションの対応チームの連携で今週中に生活保護申請同行をおこなう。20代の男性は東北から東京に出てきて非正規の仕事でネットカフェで泊まりながら2年、コロナで仕事を失い昨日は公園で野宿した。怯えるような弱弱しい声、なんとかこれからの人生の再スタートを応援して元気になってほしい。
➌15時に、NPOもやい事務所に移動して自ら、生活保護申請した2名のアパート探しの相談が目的だ。火曜日はもやいの相談日だ。事務所内は相談に訪れた相談者で満員状態、年末を控えて、疲れ倒れそうになったひとりひとりの姿、事態は切迫している。アパート探しにお連れした20代の女性は担当ケースワーカーにビジネスホテルの宿泊期限迄に、アパートが決まらないと更生施設に入所させるとプレッシャーをかけられたそうだ。私がついているので、そんな行為を認めないが、私が立ち会う事が出来なかった唯一の面談でこのような発言をする。徹底的に防衛するしかない。もやいの住まい探しと自ら不動産屋さんを回っての両面作戦でいこう。
❹夜は東京駅からSOSを頂いた40代の男性からのSOSがあって日比谷公園で待ち合わせた。事情があって、北関東から出てきて東海地方で仕事を探したが、年齢の事もあり採用に至らず、慣れない東京駅周辺で彷徨っていたという。今週に生活保護申請に同行する。
●冬が近くなり、緊急アクションの相談メール以外のSOS、夜回りなどでの野宿者の保護も増えている、私だけでなく、緊急アクションの生活保護申請同行チームの予定が今週末までほぼ埋まっている状況、この状態で住居確保給付金が終了、年末を控えての企業倒産や事業所閉鎖、支援団体も非常事態の様相を呈してきた。

●2020/11/9(2)「貧困ジャーナリズム大賞」の選考委員会

11月9日(月)パート2
❶午前は反貧困ネットワーク主催の「貧困ジャーナリズム大賞」の選考委員会に参加した。
2007年からスタートして今回で13回目を迎える。コロナ災害は、集中的に生活困窮者を直撃しています。不安定雇用の労働者を一気にどん底へと追い込んでいます。貧困問題への理解と意識を持ち、正確にかつ継続的に報道するなど、顕著な報道活動を行ったジャーナリストの活動を励ましていく事の必要性が増しています。相変わらず止まらない生活保護バッシング、外国人への偏見、貧困問題を取り組むジャーナリストを応援し、社会にもアピールする機会にしていきたいと思います。
・今年は例年以上に応募作も多い。反貧困ネットワークや新型コロナ災害緊急アクション参画団体を負い続けているジャーナリストも多く、選考委員の推薦も増えている。私たちの支援活動に連帯するジャーナリストの仲間たち、北海道から沖縄まで、僕らが知らない地域での貧困問題がジャーナリストのペンを通じて伝わってくる。新聞、書誌、マンガ、テレビなど幅広い分野から広く読み込み選考。選考委員で分担して書評を書き込む。当日まで受賞作品は公表できないが、みんなで励ましあいたいと思う。みんなで社会を変えよう。
□貧困ジャーナリズム大賞表彰式とシンポジウム
日時:11月26日(木)18:30~20:30
会場:文京区民センター3階3A集会室
❷午後は、パート1でも報告したとおりに、足立区が、生活保護の利用が決まっていたアフリカ出身の日本国籍男性Aさんが失踪したとして、男性の生活保護を取りやめた問題で、足立区が生活保護を不当に廃止した問題で非を認め謝罪しました。①生活保護は権利である事の意味②特にマイノリティ差別を許さない人権の徹底と配慮を求め、私たち支援者が同行しなくても、相談者ひとりひとりが大切にされて「人間の尊厳を回復できる」生活保護行政があらゆる自治体で改善されるよう求め続けます。
➌夜は、以前に給付支援した40代の男性からのSOSで新宿駅に向かいました。重篤な病の後遺症に苦しみながら、公園での野宿とネットカフェで暮らしながら、福祉制度に頼らず働き続けたのだけれど、遂に力尽きたとの連絡、チャレンジネットが提供しているホテルに宿泊して仕事を続けようと考えているが、安心して暮らせるアパートに住んで、ゆっくり
治療を最優先化する事を約束、金曜日に生活保護申請同行する。俺も頑張る。ひとりじゃないから心配しないでください。
❹今晩は「クルド人の生存権を守る実行委員会」主催の11月1日川口での大相談会の総括会議だったが、SOS対応で間に合わず、車中移動でのZOOM会議参加に変更、当日の外国人参加300名、相談票記入は120枚、そもそも、多くの方に難民認定をしないで就労や自由も与えず、公的支援もしない政府の非人道的な対応、所持金ゼロ円、医療も受けれず、受けていても医療費滞納や病院までの交通費がなく、身体がガタガタの親子ばかり、家賃滞納で追い出しの危機が迫っている。仮放免者は、食料もままならない、数年にのぼる収容生活のなかで、健康状態に問題を抱えている人も多い。彼らは言う。「働きたいのに働けない」「働いたら捕まり収容される、でも危険を冒してでも働かないと死んでしまう。でも仕事がないんだ。」目を覆うほどの外国人の困窮や苦難!冷たい日本への絶望と不信感、これからでも、外国人当事者の方との今後の関係性づくりと信頼関係づくり、当日出会ったひとりひとり、個々のケースを今後、どう1つ1つフォローしていくかが課題。相談票を検討し、住居確保給付金申請支援、生活保護申請支援含め継続的支援を取り組もう。話を聞いただけでは終わりにしないことを誓いあう。
11月18日(水)15時~17時に参議院議員会館にて報道向け報告会を開催する。

●2020/11/9(1) 足立区が「生活保護」問題で謝罪しました

11月9日(月)パート1
足立区が生活保護を不当に廃止した問題で非を認め謝罪しました。
足立区が、生活保護の利用が決まっていたアフリカ出身の日本国籍男性Aさんが失踪したとして、男性の生活保護を取りやめた問題で「新型コロナ災害緊急アクション」などが10月27日に①保護廃止処分を無効と認め、取り消すこと②足立区長として、ご本人に謝罪すること③管理職を処分すること④生活保護制度や人権研修を充実させることを内容とする抗議・要請書を区に提出した件で、今日、長谷川副区長が足立区を代表して、①。廃止は誤った処分だったと認め、取り消した上で、本人に謝罪②今後は再発防止、研修の徹底に努めるという区長のコメントを読み上げました。
●私自身は「コロナ禍で多くの人が住まいを失う中、路上に出た相談者に疑いの目を持った対応が他の自治体でもある。」「日本国籍であってもアフリカ出身で日本の生活保護制度をよく知らない本人に対して丁寧な制度説明をするどころか偏見の考えがあったのではないか、でないと保護決定から4日で廃止決定するなんてありえない。」と思います。研修徹底の前提として①生活保護は権利である事の意味②特にマイノリティ差別を許さない人権の徹底と配慮を求めたいものです。
●このような事を書くに至ったのは、本人が持っていた足立区の生活保護のしおり(受給者版)の内容に生活保護利用者の偏見思想が見事に表現されているからです。しおりの表紙に、「不正受給の増加」「医療機関の不適切な受給」「自立促進の遅れ」が書き並べられています。中面でも1ページを全て割いて「不正受給は許されません」と赤字で強調されています。
近隣の北区の生活保護申請を行う相談ルームで相談者が座る机の全面に「不正受給禁止」のシールが大きく貼られています。相談に来所されたひとりひとりが、どのような過程や背景があって現在に至り、苦しい思いをしながら勇気を持って福祉事務所に相談しにきたのか考えてください。
●努力をしていても、真面目に働いていてもうまく行かないときもある。コロナ災害で想定できなかった多くの方が貧困に追い込まれた。そういうときに支えとなるのが福祉、生活保護を利用し、ゆっくり休めるアパートで、いったん休み、英気を取り戻し、また社会へと戻ってゆく。そういう存在になってほしい。 実際には職員らも心に余裕がなく、無追い詰められた人間を、追い詰められた人間が門前払いしてしまう。現場の福祉職のひとりひとりが「やり甲斐」を持てるように区全体が変わってほしい。
●今日の結果を踏まえて、金曜日にAさんと一緒に不動産屋に行ってアパートの内見の旅にでかけます。生活保護制度がよく理解できなかったAさんに、生活保護制度を利用する事で「アパートに住む事ができるんだよ。家具や電化製品も揃えて、新しい生活のスタートができる。ゆっくり歩いていけばいいさ」と説明したら、初めて笑ってくれたのです。日本がこれ以上に冷たい国と思われないようにしたいですね。現場の福祉職のひとりひとりが「やり甲斐」を持てる事。相談者ひとりひとりが「人間の尊厳を回復する事」そこからはじめて、前に向かって歩き出す。

 

 

●2020/11/8 新宿アルタ前「東京ジャック」で発言

11月8日(日)
以前、反貧困ネットワークで一緒だった首都圏青年ユニオン・東京地評青年協の岩井祐樹さんに呼んで頂いて、新宿アルタ前で開催された「東京ジャック」で発言させて頂きました。
「東京を占拠する」行動なのかと思いきや、会場に着くと東京地評を中心とした若い労働組合の若者たちの真面目な真面目な行動でありました。「「自分ひとりのせいじゃない。一緒に変えていく労働組合」を合言葉に、労働組合への加入を呼びかけています。
・新型コロナ災害緊急アクションは42の団体で構成されていて、首都圏青年ユニオンも参画していますが、労働運動との日常的な運動連携が弱い事が弱点、コロナ災害を理由とした雇い止めをおこなわれる状況を容認しない。非正規差別を許さない、「人間らしく暮らせる補償」を求めていく運動と連帯していく事が求められます。
・貧困は自己責任ではありません!労働運動の発展なしに貧困。格差問題は解決しません。
・岩井君~反貧困ネットワークに戻っておいで!私は、若者の力が必要です。

●2020/11/5 寡黙な反貧困活動家は猫の事になると燃えます

11月5日(木)
寡黙な反貧困活動家は、猫の事になると炎の如く燃えて、何でもやります。
❶今日の午前は9月末に〇〇区の30代の青年S君とアパート探し。**駅からのSOSは危機感溢れる内容だった事を記憶している。一週間前に所持金が殆どなく路上生活、日雇い派遣で怪我したのに放置して悪化した。病院にすぐ行ってもらう事を約束して宿泊費と生活費をお渡しして数日後に生活保護申請同行、区の方針でビジネスホテルは一時宿泊先として提供されず、何とか頑張って比較的、綺麗な簡易宿泊旅館を一時宿泊所として提供してもらって現在に至っている。住宅扶助費の範囲内で泊まれるので長期間宿泊できる。〇〇区は杉並区よりは酷くないが、路上経験がある場合は、生保受理後1カ月間の生活状況を観察して判断するようだ。1か月以上が経過してケースワーカーからもOKとれたので、今日はS君を連れて地元のお世話になっている不動産屋を訪問、事前に物件照会をしていたので、早速2つの物件を車で回り内見、S君も気に入ったようで早速申し込み!やっぱり簡易宿泊所よりアパートの方がいいですね。S君は微笑んだ。
❷午後からは10月初旬に野宿生活を強いられる寸前でSOSを頂いた20代の女性を連れて企業組合あうんで家具什器を揃えた。来週にアパート転居が実現、冷蔵庫・洗濯機。電子レンジ・炊飯器などを揃えた。コロナの影響で正社員の仕事を失い、住まいも失った。今日で会うのは3回目、いつも誠実で礼儀正しくて、このような若い女性が路上生活に追い込まれる「自己責任の社会」何とかしたいよね。あとはゆっくりゆっくり仕事を探せばいいよ。
➌夜は、先週木曜夜に、猫を抱えて住まいを失っているSOSを受けた青年、地方から一緒に上京して飼い主の苦しみや悲しみを傍で見て、励ましてくれたはず。猫は保護猫 人間と猫が支えあって生きてきたんだろう。離れ離れにする訳にはいかないよ。
・つくろい東京ファンドの稲葉剛さんに相談、猫の話になると炎の如く燃える稲葉さんは速攻で、ペットと一緒に泊まれる個室シェルター「ボブハウス」に入居できるよう即日、受け入れ準備を完了、私は、昨日燃え滾る情熱に押されて、青年を連れて**区で生活保護申請同行して、炎のスピード受理、今晩は自家用車で二往復の引っ越し作業、「ボブハウス」に到着すると稲葉さんと連れ合いの小林美穂子さんが仲良く、爪研ぎ防止シートを貼る作業に没頭中、著名な反貧困活動家なのに、猫の事になると何でもやります。ペットキャリーから飛び出してきたのは3歳の黒猫ちゃんでした。

●2020/11/4 緊急アクション会議「年越し大人食堂2021」開催へ

11月4日(水)
❶昨晩から午前中にかけて、夜の会議の議案書を作成する。13時30分に終了させ、約束していた**区事務所に向かった。。先週木曜夜に、猫を抱えて住まいを失っている青年からのSOSだった。とりあえず知人の家に緊急避難。ひとりで生活保護の相談にいったが、本人は無料低額宿泊所入所、ネコちゃんとは取り敢えず、ペットホテルと提案されたそうだ。ネコちゃんが泊まるペットホテルはGOTOトラベルの対象外で人間のネカフェより高い。近い間に、離れ離れにされてしまう。稲葉剛さんに相談したら、ペットと一緒に泊まれる個室シェルター「ボブハウス」に入居できるよう受け入れ準備を完了してくれた。今日の生活保護申請は、事前にも相談していたので1時間のスピード受理、前払い金もキャットフードも心配いらない1万円の貸付も頂いたので心配なし。取り敢えずネコちゃんと一緒に暮らせそうです。
明日の夜に私の自家用車を使って引っ越し作業です。
❷夜は「5回新型コロナ災害緊急アクション実行委員会」2時間の会議の概要を紹介しよう。
①緊急アクションの参画団体は40団体、反貧困埼玉、反貧困群馬も加わり、地域ネットワークの繋がりが広がりつつある。FREEUSHIKU、外国人ヘルプライン東海の外国人支援団体も増えている。
②反貧困緊急ささえあい基金の市民からの寄付は、9554万円、外国人含む給付金額は3360万円、給付世帯数は1108世帯、799世帯が公的支援を受けれない外国人
③生活保護申請の現場報告では、4月~7月と比較して多くの自治体窓口の対応が悪化傾向にある事に危機感を強めている。無料低額宿泊所、自立支援施設入所を生保申請受理の条件とされ、最近のSOSが無低、施設の劣悪な状況に耐えられず、失踪者が相談者の三割を占める状況となつている、路上に居ただけで、生活保護申請者に対する「疑い」「偏見」が差別的な運用に繋がりアパート転宅が阻まれる状況が頻発している。
ビジネスホテルは一部を除き、提供されなくなった。
④11月1日 「仕事や生活に困っている外国人のための相談会」の成果と課題を共有した。結果的に120世帯300人以上が参加、殆どが、「家族・子ども連れ」相談会全体で、生活保護関連相談も41件に昇った。医療相談によって、20枚を超える紹介状発出
⑤年末省庁交渉をおこなう事を確認、年末年始の居所問題を最優先に、一時利用住宅制度を求めていくこと、無料低額宿泊所の実態把握を厚労省や自治体に求めていくこと、住居確保給付金の延長が必要と確認
⑥年末・年始の相談体制と相談会を「年越し大人食堂2021」として実行委員会形式で開催する。同時に、ささえあい基金年末年始クラウドファンディング企画を取り組み、「一定時間、生活相談やその後の同行支援」などをする団体・個人・任意グループに対して「相談した人の宿泊費と食費」と「事務経費援助費」の助成をおこなう。こうしたことで、年末年始(前後)に、相談できる場所や食堂などを増やし、ネットワーク作りをおこなう。また、共通して使えるホテルの空室を抑え、そこを連携団体が使える体制をつくる。

●2020/11/1 外国相談会、悲痛な叫びの連続に言葉を失う

11月1日(日)  働かないと「死んでしまう。」悲痛な叫びの連続に言葉を失う。
川口駅前キュッポラ広場で開催した、クルド人の生存権を守る実行委員会主催の「仕事や生活に困っている外国人のための相談会」無事に終了しました。私の役割は職場であるパルシステムに協力をえて食料支援(バナナ・パン・リンゴ)と生活用品や衣服支援、緊急を要する外国人の為の生活相談と緊急対応でした。反貧困ネットワークでは相談会運営の資金支援もおこないました。
●午後から生活・医療・法律など各相談ブースには、コロナ感染拡大によって、更なる経済的困窮に追い込まれたクルド人家族を中心とした外国人が行列となった。結果的に120世帯300人以上が参加。私だけでも25世帯の生活相談対応、ささえあい基金の緊急給付を18世帯53万円支給、殆どが、「家族・子ども連れ」11時から16時50分まで(終了時間では相談を終える事ができず)1回もトイレもいけない相談の連続だった。
ほぼ全ての相談が家賃滞納で追い出しの危機が迫っている。所持金ゼロ円、医療も受けれず、受けていても医療費滞納や病院までの交通費がないなど、身体がガタガタの親子が続出している。殆どが仮放免、在留資格3か月で就労が禁止されている。仮放免は居住県からの移動も厳しく制限されている。もともと過酷な生活を送ってきた仮放免者は、食料もままならない、数年にのぼる収容生活のなかで、健康状態に問題を抱えている人も多い。しかし、健康保険が使えないため診療を抑制し、さらに体調が悪化するという悪循環も生じている。まさに「医・食・住」という生きるために不可欠なものが脅かされている状況。多くの家族が反貧困ささえあい基金や移住連基金で約3か月前に緊急給付、そのお金が尽きて、すがるように相談ブースの列に並んでいた。彼らは言う。「働きたいのに働けない」「働いたら捕まり収容される、でも危険を冒してでも働かないと死んでしまう。でも仕事がないんだ。」悲痛な叫びの連続に言葉を失う。
●相談会全体で、生活保護関連相談も41件に昇った。在留資格の有無を問わない生活保護の適用を求めていくが、状況は厳しい。川口市は「現状のルールを逸脱した適用はできず、対応は難しい」と答えているが、緊急性が高い家族を最優先に、本人たちに制度説明を丁寧におこなったうえで、明日以降、役所や社会福祉協議会で支援手続きをおこなう予定だ。
●新型コロナウィルス感染症の特徴は、全ての人が感染しうるという平等性・無差別性と、社会的な脆弱度に応じて影響に差が生じるという不平等性・差別性にある。日本に住む全ての人々が何らかの影響を受けている中で、在留資格が無い、あるいは短期のため、住民基本台帳に載らないことから公的支援の対象外とされた外国人の方に、一刻も早い支援がなければ餓死や病死の危険性に晒される人たちが多くでしまう。
●継続的な支援活動とともに、国会議員要請、省庁交渉もしていきます。11月18日午後には衆議院議員会館で、報道向けに今日の相談会報告会もおこないます。私たちは引き続き以下の要求をおこない続けます。共助に頼るな。政治の責任として「公助」の責任を果たせ。外国人を排除するな。
①諸般の事情により帰国できない短期滞在者、難民申請者、仮放免者などの非正規滞在者に対して、就労可能な在留資格を付与してください。
②すべての医療機関で無料あるいは低額で診察・治療ができるようにしてください。
③住宅を喪失しないために公営住宅あるいは宿泊施設を提供してください。
④現行の外国人に対する生活保護の運用を改め、生活に困窮するすべての外国籍住民に適用されるようにしてください。

 

 

●2020/10/31 外国人向けの相談会の準備すすむ

10月31日(土)
明日11月1日(日)は川口駅前キュ・ポラ広場でテント村を開設し、クルド人を含む外国人向けの相談会を開催します。私が事務局を担当している、反貧困ネットワーク、新型コロナ災害緊急アクション含む十五の団体が連携し、「クルド人の生存権を守る実行委員会」が発足して準備をすすめてきました。私の役割は職場であるパルシステムに協力をえて食料支援と生活用品支援、緊急を要する外国人の為の緊急対応となります。
●今日は明日、会場に運ぶ生活用品集荷場所に相模原市から杉浦さんが自家用車で座間市にある「麦っこ畑保育園」を中心に市民から寄せられたクルドの子どもたちへの衣服やシャンプーや紙おむつなどの生活用品を自家用車で運んでくれました。他にオリーブオイルやリッツなどのお菓子、市民から寄せられた衣服など盛沢山!明日の朝にあうんさんのトラックで運びます。パルシステムもトラックで安心安全なパンやフェアトレードのバナナや産直リンゴを届けます。準備完了です。

●2020/10/30 劣悪な環境の「無料低額宿泊所」

10月30日(金)
❶午前は●●区福祉事務所での生活保護申請同行でした。月曜日に申請同行する予定でしたが、直前にメールでドタキャンしてしまった青年と今日は会えた。青年はS区に、ひとりで生活保護申請した。埼玉県大宮の無料低額宿泊所入所が、申請受理の条件とされた。宿泊所の施設費が53,300円、食費が45,000円 手元に殆ど残らない。あまりの酷さに耐えられずに逃げ出して、S区福祉事務所に出向き、居所を変えてほしいと訴えた。しかしS区は聞き入れず、気づいたら無低の施設職員が迎えに来て連れ戻された。こんなやり方はおかしいと思い、相談SOSをくれた。S区に申請取り下げ手続きをおこない今日に至った。以前は雑誌のライターで激務で病を発症してしまい、首都圏4か所で生活保護を利用したが、全て、本人の希望は尊重されず。劣悪環境の無低に入所させられ、その度に逃げ出した。私からは、責任を持ってアパート転宅をおこなうので協力して欲しいと伝えて、今日からビジネスホテルで1カ月間を上限に宿泊してアパートを探す。
青年に会えなかった夜にメールを送信していた。「やっぱり、君の事が心配だよ、生きていてほしいんだ。人生まだこれからだから」今日は会えて本当に良かった。これからだよ。
❷午後は、★★区福祉事務所で、仕事も住まいも失った20代前半の女性の生活保護申請同行、いつもお世話になっている相談員さんは彼女の複雑な事情を理解して申請受理してくれたが、担当ケースワーカーとは予想外の攻防戦に発展!地方から事情があって東京に出てきたのに、「親からの援助はないのか」「地元に帰ればいいじゃない」を繰り返す。最近まで未成年で親からの援助があったからいっても親が病気だと何回言ったら解るのか。結果的にビジネスホテルで1カ月間を上限に宿泊してアパートを探すが、保護決定まで予断を許さない。異例の次回ケースワーカーとの面談も同席する事とした。ひとりぼっちでは不安が大きすぎる。
➌夜は上野駅からのSOS、私と同年代の男性からだ。**電鉄系のバスドライバーで長距離夜行バス、路線バスで運転してきたが、低賃金と過重労働で退職、その後コロナで仕事がなく、住んでいたアパートを8月に退去、水曜午後に**区で生保申請同行します。

●2020/10/29 二人の青年を連れて「企業組合あうん」を訪問

10月29日(木)
❶午後はSOS対応して、生活保護申請同行した二人の青年を連れて家具什器購入を目的に荒川区にある企業組合あうんを訪問しました。あうんに到着したら、自立生活サポートセンターもやいの皆さんがどっこい食堂前で記念撮影中!一緒にパチリ、
二人はアパート入居まで二か月以上を費やし苦労したので感慨深い。それまでの間に精神的に不安状況にさせてしまって連絡が途絶える事もあった。Y君は地方の工場で働いていてコロナの影響で雇い止めにあって、右も左も解らず友人もいない東京のシェルターの部屋で孤立を深めた。これでは拙いとの事で、安い回転寿司を食べに行って励ました事があった。今日も帰り道に立ち寄った浅草雷門に感動していたようで、、もうすぐアパート暮らし、何かあったらひとりで悩まず連絡してください、
❷夜は江東区東雲に向かう。国家公務員宿舎に住んでいて経済的事情で退去できない原発事故避難者に家賃2倍請求が昨年4月から福島県に請求され続けている。当事者5名の方に状況を聞いた。今日は久し振りの福島県避難者支援課主催の住宅相談会があったらしい。江東区は民間住宅が高い。仕事を辞めて他の地域に移る事は避難者の皆さんにとって負担が重い。最大の問題は、入居費用・転居費用が工面できない方が多い事。非正規雇用でコロナで収入減少に追い込まれた方もいる。そのような困難に対して「避難者への支援を終了しました。そろそろ自立をお願いしたい。」と言って、二倍請求で更に追い込んでいる状況で、住宅相談会開催を既成事実化して退去強制を強要しないか危惧は深まるばかりだ。
➌夜になって、SOSが届く。猫を抱えて住まいを失っている青年からのSOSだった。とりあえず知人の家に緊急避難しているが、退去してほしいと迫られている。ひとりで生活保護の相談にいったが、本人は無料低額宿泊所入所、ネコちゃんとは離れ離れになる。来週に生活保護申請に同行して、「反貧困犬猫部」がネコちゃん含めて支援に入る予定だ。

●2020/10/28 やっぱり君の事が心配だよ、生きていてほしい

10月28日(水)
やっぱり、君の事が心配だよ、生きていてほしいんだ。人生まだまだ、これからだから
❶14時から「避難の協同センター第4回総会」」を開催しました。
*原発事故避難者の住宅問題をはじめ、生活問題全般にわたる支援の仕組みをつくろうと2016年7月に設立しました。住宅・健康・就労・子育て・生活相談や生活サポート資源を活用した支援、孤立化防止と支えあいの場づくり、国に対し「避難の権利」保障のための総合的な支援策を、自治体に対し貧困・孤立化を防ぐ施策を求めてきました。
*福島原発事故からもうすぐ10年を迎えますが、相次ぐ自然災害、コロナウイルス感染拡大が続く状況下で、原発事故避難者の生活は厳しさを増しているはずです。広域避難ゆえの避難者の孤立がコロナ禍で更に、人と人の交わりが断たれ、更に深刻化している。なのに聞こえていいはずの避難者からのSOSは以前より減少してしまっています。避難の協同センター含む三団体で取り組んだ「新型コロナ災害下における原発事故避難者の暮らしと住まいの不安に関する緊急アンケート調査」では、コロナによる雇い止めや収入減少で30%の方が家賃支払いが厳しくなっており、住居確保金が終了するこれからが厳しくなるとの結果がでています。避難の協同センターは歩みを止める事なく活動を継続する事を確認しました。当面、以下の取り組みを具体化していきます。
①原発事故避難者が、現在でも厳しい生活状況におかれ、コロナ災害がさらに追い打ちをかけている。「住居確保給付金」が、収入が回復しないまま支給期間が切れる人が年末年始に増えることなどが懸念されていて、窮状にある多くの避難者が家賃を支払えない状態となる。年明けに必要な相談体制をはかること、新型コロナ災害緊急アクションの「反貧困緊急ささえあい基金」と連携して、誰一人も路上に迷わない体制をつくる。
②避難者自身の要望に応じた学習会や講座を企画します。1月30日に蟻塚亮二さん講演会『原発事故の影響を受けたすべての人たちに』 ―過去と向き合い、前に進む。私たちの本当の権利―を開催
③12月初旬に原発事故子ども被災者支援法国会議連との話し合いと合同学習会、「新型コロナ災害下における原発事故避難者の暮らしと住まいの不安に関する緊急アンケート調査」「新潟県原子力発電所事故による健康と生活への影響に関する検証委員会「生活分科会」
他にも2021年度予算交渉を復興庁や文科省へ申し入れをこないます。
❷16時に事務所に、離島から緊急アクションにSOSを頂き,上京して、一緒に**区福祉事務所で生活保護申請同行した女性のMさんが到着、生保決定通知を踏まえ、迅速にアパート探しをすすめる為に、近くにある自立生活サポートセンターもやいで居住支援担当の土田さんと打ち合わせ、実は明日から反貧困ネットワークの会計入力補助業務に関わってもらう事としました。カレーライスを食べながら、阪上さんと一緒に簡単な打ち合わせ、当事者が働く領域づくりに反貧困ネットワークも少しづつ広げていきます。
➌19時からは、事務所に「コロナ災害対策自治体議員の会」に参加、、私からは、「この間の支援の状況と生保申請の窓口対応、自治体アンケート回答との乖離について」をテーマに報告、4月~7月と比較して多くの自治体窓口の対応が悪化傾向にある事に危機感を強めている。
*無料低額宿泊所、自立支援施設入所を生保申請受理の条件とされ、最近のSOSが無低、施設の劣悪な状況に耐えられず、失踪(予定)者が相談者の4割を占める状況となつている、路上に居ただけで、生活保護申請者に対する「疑い」「偏見」が差別的な運用に繋がりアパート転宅が阻まれる状況が頻発している。
*「私たちは、住まいを失った人々への支援の際、安心して暮らせる住まいを確保することを最優先とする考え方。「住まいは人権である」という考えで活動している。福祉事務所が「家に住むこと」についての決定権を持ち、路上経験がある相談者を「アパートに住むための準備期間が必要である」という考えで、施設に入ることを強要し、貧困ビジネスの温床となっている無低に丸投げしてきた実態を厳しく告発していく事」同時に福祉事務所との全面対決でなく、無低や施設に頼らない、借り上げ住宅の活用などTOKYOチャレンジネットの一時住宅借り上げ住宅制度の運用拡大など具体的な提言をまとめていきたい。生活保護利用者がこれ以上人権を侵害されていない為に!年末に向けて仕事も住まいも失う人が増える、居所の確保など、政府や自治体への要請を準備しよう、他にも、生活保護の扶養照会・扶養義務、足立区の生活保護廃止問題等々、課題は尽きない
❹21時30分に池袋に向かった。月曜日に生保申請同行するはずだった青年、待ち合わせ場所に来なかった。このままでは拙いよねと思いメールした。「心配しています。何かあれば連絡ください。」青年は**区でひとり生活保護申請して受理の条件として、埼玉県の劣悪な無料低額宿泊所入所する事だった。結果は生存権すら奪われる場所だった。逃げ出すしかなくてSOSをくれた。精神的不調でドタキャンしてしまった事について謝罪のメールが来た。**区で生保廃止申請した時に、最初は抵抗されたらしいのだが、反貧困ネットワークの瀬戸に相談したらアッサリ認めたらしい、その位やらないと無低とは名ばかりの収容所から逃げられない。彼は既に所持金なし、、生保申請同行の再約束をした。
「やっぱり、君の事が心配だよ、生きていてほしいんだ。人生まだこれからだから」

●2020/10/27 今日は労を労い一緒に焼肉食べた

10月27日(火)
❶13時に昨日と同じ**区の福祉事務所に向かう。つくろいの小林さんと現地集合、きょうは二人同時の生活保護申請同行のはずが、昨日に引き続いて相談者は現れず、さすがにさすがに参った。ドタキャンは慣れているけれど二日連続はさすがに辛いね。この時間があれば、溜まった作業もできるし休息もできる。でもね。昨日現れなかった青年から夜にお詫びのメールが届く。このまま人生まで諦めてしまったらいけないよ。もう一回会って生保申請する事を伝えた。彼を収容所のような無料低額宿泊所に押し込み、精神的に追い詰めた責任は大きい。
❷練馬区社会福祉協議会に移動して「練馬区避難者支援団体連絡会」に参加した。練馬区や都内で避難者への支援を行う関係機関や団体がそれぞれで把握している情報を共有し、日頃から相談や情報共有し合える関係をつくることを目的に定期的に開催している。福島県復興支援員さんからは「コロナ感染で避難者への個別訪問ができなくなり、避難者へのアンケートを送付して訪問が必要な場合は対応したいと聞いてみたら1件しか訪問希望が返ってこなかった。」と支援の難しさが報告された。私からは、避難の協同センター含む三団体で取り組んだ「新型コロナ災害下における原発事故避難者の暮らしと住まいの不安に関する緊急アンケート調査」で報告した、コロナによる雇い止めや収入減少で30%の方が家賃支払いが厳しくなっており、住居確保金が終了するこれからが厳しくなると報告、ボラセンの加納さんや練馬社協さんも避難者の方からの雇い止め関連の相談が来ているが、、就労に結びつける事に苦労しているとの報告、年末から年明けになる時期が更に厳しくなる。交流も良いけれど、早く動かないといけないよね。本当に、、
➌夜は、**区で生保申請の際に家出が理由で警察を呼ばれて一緒に闘ったもうひとりの20歳女子がアパート転宅を完了して、リクルートスーツも保護費で支給、就活も順調に進んできた。SOSを受けた雨で夜の代々木公園で泣きながら待っていたあの頃から見違える姿になった。今日は労を労い一緒に焼肉食べた。「安心できる住まいを確保して自立に向けた階段を昇り巣立っていく。」

●2020/10/26 「外国人のためのフードバンク構想」鮮明に

10月26日(月)
❶午前は、先週に生活保護申請同行した青年と急遽会って悩み相談、13時に**区の福祉事務所に向かい、Cさんの生活保護申請同行、12時46分にメールが届いた。「今日は事情があり行けなくなりました。」さすがにさすがに参った。同行するはずだった青年は**区でひとり生活保護申請して受理の条件として、埼玉県の劣悪な無料低額宿泊所入所する事だった。結果は生存権すら奪われる場所だった。逃げ出すしかなくてSOSをくれた。今日は再申請の予定だった。理由は知っている。体調が心配だ。でも携帯がないから直接、状況を把握できない。メールを返信した。「心配しています。何かあれば連絡ください。」
❷急遽だが、生き辛さを抱えて行き場所を失っているAさんに会いに行く。親からの虐待を受けてひとりで生活保護申請したが、無料低額宿泊所に入所させられた。逃げ出してグループホームに転居したが、期限付きのホームで、次に福祉事務所が提案したホームも彼女の精神的状況から見て耐えられる住環境でなかった。その後、福祉事務所から提案がでてこない、生活保護費の住宅扶助費の範囲内で泊まれるとりあえずのホームを私たちが当面の間、提供して今後どうしていくか一緒に考えていく。でも決めるのはAさんだ。
➌夕方は、車を大宮駅に走らせる。神奈川県**市で生活保護を利用しているが、簡易宿泊所から東北まで逃げ出したTさんと会う。私と同い年で、ぶっ飛んだ人生を生きてきた。一緒にビビンバを食べながら「帰ってきなよ」
ケースワーカーに連絡してから、これからやり直そうと話した
❹夜は、都内に戻り**フードバンクを訪問、宅配型フードバンクと無料スーパー型常設パントリーの視察をおこなう。行政からの受託を受けず、行政の安全網から構造的に抜け漏れている家庭への支援をおこなっている事、支援する側や「困窮者へのフードバンクは、カップヌードルや鯖缶とアルファ米」でなく、低カロリー高栄養素食品の品揃えをおこなっている。事務所内には業務用冷蔵庫・冷凍庫が並んでいる。冷蔵車も購入し引き取りや宅配をおこなっている。外国人のための協同組合型支援センターで考えている「外国人のためのフードバンク構想」のイメージがより鮮明になった。

●2020/10/25 シェアハウスに自転車を届けた

10月25日(日)
❶今日は、8月に歌舞伎町から家出状態でSOSをくれた20代のMさんが住んでいるシェアハウスに、以前から約束していた自転車を届けた。友人の杉浦幹さんが相模原からマイカーで運んできてくれた。神奈川県央地域でSOSがあり生活保護申請同行した青年たちのアパート転居後の生活フォローをほぼ全てお願いしている。杉浦さんのマイカーには、常にリサイクル品とフードバンクの食料が積まれています。移動型リサイクルパントリーのようです。
11月1日に開催する「外国人向け大相談会」にも不足している衣料や生活用品の提供依頼もお願いしました。Mさんはとっても嬉しそうに近くをサイクリング!役所で支援措置手続きを終えているので、今後の就労移行支援事業所で働く準備をすすめます。
❷自宅に戻り夕方までは静かな時間を過ごした。でも19時を過ぎてSOSが届く。自宅から車で15分以内、所持金も僅かな状態で20代の女性が待っている。昨日にSOSをくれて電話で相談対応中の相談者も20代の女性も同じ区内で待っている。翌日に持ち込んではいけないと考え、夜の緊急出動をおこなった。。最近、本当に若い女性が多い。詳しい事情は記さないが、生活保護申請同行して安心して暮らせるアパート暮らしができて、ゆっくりゆっくり暮らしを創り直していく事を約束した。

●2020/10/23 「テント村相談会」についての打ち合わせ

10月23日(金)
今日は11月1日に開催するクルド人の生存権を守る実行委員会主催の「テント村相談会」についての打ち合わせで終日、埼玉県内でウロウロ、、、
❶午前はクルドを知る会の松澤代表、温井さん、原さんを連れて、パルシステム埼玉本部の武井部長を訪問しました。お互い、長い活動歴なのに、同じ蕨市内で活動している団体同士に繋がりがなかったとのこと、川口駅前キュポ・ラ広場の「テント村相談会」の食料支援に、パルシステムも協力します。「反貧困緊急ささえあい基金」などの支援を受けて、まさにいま命をつないでいる埼玉県蕨川口の在日クルド人難民申請者は、すでに700名を超えている。ぜひ地域の方々にクルドや公的支援から排除された外国人の窮状を知ってほしいと思います。地域のなかでの支えあい連帯。宜しくお願い致します。
❷午後は、近くの戸田市からSOSをくれた外国人の方に会いにいき、当面の生活費の緊急給付をおこない、浦和区に移動、埼玉総合法律事務所で開催されている「クルド人の生存権を守る実行委員会」に参加、「テント村相談会」前の最後の打ち合わせ、私の役割は食料は200食分をパルシステムの協力で用意し、前日にはクルド家族が必要としている衣服や紙おもつなどの生活用品を揃えて当日は生活相談の緊急対応を担当する。何よりも反貧困ネットワーク埼玉など貧困支援団体と外国人支援団体との横断的な連帯が地域でできた事が嬉しい。

●2020/10/22  福祉事務所は施設収容型福祉を見直せ!

10月22日(木)
生活保護の申請者に対する「疑い」が差別的な運用に繋がっていた。
❶新型コロナ災害緊急アクションでは、生活保護利用者への不当な権利侵害が起きた場合は、抗議と申し入れなどのを権利回復運動を恒常的におこなう事、社会的に明らかにしていく事で、再発防止と抜本的改善を求めていこうと考えている、支援者が同行する場合にのみ運用され、ひとりで生保申請にいくと施設入所強要されるなどの現状を変えていく「権利運動」で全体を変えていこう!
●昨日の足立区福祉に続き、今日は杉並区高円寺福祉事務所での要請行動をおこないました。。生活保護利用者のアパート転宅を認めようとしない判断に対し、2時間に及ぶ交渉の末、無事にアパート転宅を認めさせる結果を勝ち取りました。緊急アクションのメンバーだけでなく、趙党派の杉並区議5名含む約20名の交渉団で臨みましたが、今回の案件の当事者2名が本当に頑張りました。
●私たち新型コロナ災害緊急アクションが支援して、高円寺福祉で生活保護を開始している**さんがアパートを確保し、居宅保護に移行しようと準備している段階で、生活保護の実施要領で求められている「居宅生活ができると認められる者」という判断について高円寺福祉は、「あくまで3か月から6か月を基本に家計管理やコミニュケーション、ゴミ捨てできるか判断する。1か月では判断できない。路上に1度でも出たら皆、同じ対応している」とし、居宅への移行を認めない判断をおこない、私たちの抗議に関わらず撤回しない状況で今日を迎えています。他にも、私たちが支援して高円寺福祉で生活保護を開始している**さんも10月15日の担当ケースワーカーによる自宅訪問の際に、**さんがアパート入居の意思を表明したに関わらず、判断が保留になってると聞きました。2人ともに私が生活保護申請同行を担当し、申請受理した段階で相談員は、私たちが支援し「アパート転宅をおこなう」方針を了解したはずです。
●今日の話し合いの冒頭、話し合い時間が30分と設定されていたに関わらず、高円寺福祉所長は15分に渡り延々と持論展開、自らが山谷地区を含む地域の担当だった時、居宅生活が可能だと判断した人が、後で「精神薄弱者」だったとわかったことがあったと差別発言、
だから路上生活者は信用できず「アパート転宅を簡単に認めない」理由を強調し続ける。
このような差別的体質が福祉事務所に浸透してしまっている。決定的なのは、ひとりひとりの相談者の履歴を聞き取った内容を断片的に捉え、「仕事を転々としている。」「生活保護を利用していたが施設から失踪した」事を本人責任と決めつけ、アパート生活が難しいと判断する。最初から、生活保護の申請者に対する「疑い」が差別的な運用に繋がっているのだ。
●私たちも、居宅生活が無理な方にまで居宅への移行を求めているのではない。しかし、ホームレスになった原因はコロナ禍も含め、雇用が不安定化しているからで、多くは、充分に居宅生活が可能である事は、私たちの活動実践からも証明されています。
●当事者の**さんが勇気を持って強調したように、「派遣の仕事は期間が限定され、期間途中でも派遣切りに合えば仕事を変わらざるをえない」など、今回のコロナ災害で可視化された大量のネカフェ難民の若者たちが、何故アパートを借りる事ができずにネカフェ暮らしや寮付き派遣を転々とし、コロナで失職したのか背景を理解していない。現在の施設や無低が、劣悪な居住環境と集団生活と本人の手元に少額しか残らない貧困ビジネスの温床となっている事を放置、相談者が何故、失踪するしかなかった、失踪は「人間性の回復」を求めたからなのだ、このような事を理解しようともしない。
●私たちは、住まいを失った人々への支援の際、安心して暮らせる住まいを確保することを最優先とする考え方。「住まいは人権である」という考えで活動している。福祉事務所が「家に住むこと」についての決定権を持ち、路上経験がある相談者を「アパートに住むための準備期間が必要である」という考えで、施設に入ることを強要し、貧困ビジネスの温床となっている無低に丸投げしてきた実態は厳しく告発したい。
●私はダニエル・ブレイク一人の市民だ、それ以上でも以下でもない人間だ、この世界は完璧ではなく、努力をしていても、真面目に働いていてもうまく行かないときもある。そういうときに支えとなるのが福祉であり、それはいわば戦場における病院の如きものだ。傷つき敗れた労働者はここでいったん休み、英気を取り戻し、また社会へと戻ってゆく。そういう存在であるべきである。だが実際には職員らも心に余裕がなく、無礼なジャンパーを作るほどに追い込まれている。追い詰められた人間を、追い詰められた人間が門前払いする地獄絵図が展開されている。それを助長する政策を、グローバリストの政治家たちが推進する。
➡コロナ災害で路上に放り出された人々は、新自由主義の犠牲者だ。自己責任ではなく社会的責任として捉えよ。アパートをまず無条件で提供し、いったん休み、また社会にゆっくりゆっくり戻り自立していく。私たちの考えであり、「本来の福祉だ。」
●2時間の攻防戦の末に、アパート転宅が認められた。アパート転宅に関わっているもやいの土田さんと状況確認、話し合い後に早速、アパートの正式入居申し込みをおこなった。落ち着いた仕事につくには住所が必要。希望する就労先の面接もアパート転居で本格的に動ける。
「住まいは人権」「ハウジングファースト」すべてが始まる。
❷今日の午前は**区での生活保護申請同行だった。正直過ぎる実直な青年、シングルマザーの家庭で幼少期から貧困状態で辛すぎて貧困を理由に学校でイジメられてきた。真面目に働いてきたが、職場でもイジメられて辞めた。その頃から派遣で働きコロナの影響で雇い止めになり路上に出た。**区でも無低や施設が生保申請受理の条件だと長々と説明、青年は既に働き始めているので、給料を全額、いったん預ける施設や生活保護費の大半を施設料にとられる無低はそぐわないと反論、**区はビジネスホテルを提供しない事が解っていたので、青年が現在泊まっているビジネスホテルがGOTOトラベルの値引きで安くなっているので住宅扶助費から一時宿泊先として認めさせ、その間にアパート転宅をすすめる事で合意した。
➌夕方は日暮里駅でSOSをくれた青年と会う。横浜市内の無低から失踪したという。3月にコロナ感染の影響で東海地方の自動車関連企業から雇い止めされて、その後に生活保護申請し無低に入所させられた。無低で引かれる施設料と食事費を合計すると約10万円、
自立の為の無低入所が逆に携帯電話代も支払う事ができない程の更なる貧困に追い込まれた。生保は廃止されていないので来週月曜に、ケースワーカーに連絡して実状を共有し、今後の対策を共に考える事にした。福祉事務所は自立を阻害する無低に丸投げするな!放置するな!施設収容型福祉を見直せ!

●2020/10/21  足立区福祉事務所の不当な生活保護廃止処分を許さない

10月21日(水)足立区福祉事務所の不当な生活保護廃止処分を許さない。
❶午後から足立区役所で、「生活保護申請同行したアフリカ出身のAさんが、一度は生保決定が出ていたのに、十分な所在確認を怠り、「失踪」を理由に保護決定後、4日後に保護廃止した案件」について、新型コロナ災害緊急アクションとして「直ちに、保護廃止決定を取り消すとともに、ご本人に謝罪する事」を求め、足立福祉事務所長宛ての申し入れと話し合いをおこないました。Aさんの生活保護申請に同行した小椋足立区議、瀬戸、つくろい東京ファンドの稲葉さん、生活保護問題対策全国会議の田川さん、Aさんの職場の事業所長、Aさんで話し合いに臨みました。
●しかし足立区は「生活保護廃止決定の判断は間違えていない。」と保護廃止決定取り消しに応じませんでした。
生活保護申請同行したのは9月28日、保護決定したのは10月8日(金曜日)保護廃止したのは10月12日(月)土日を挟む、たった4日間での廃止決定は前例がありません。私たち申請同行した支援者や勤務先に何の事前確認もなく、一方的に一時宿泊先のビジネスホテルから退去させ、野宿生活を強いた責任は免れません。
●足立区はAさんが宿泊しているビジネスホテルにメモで(用件は伝えていない)連絡しても本人と連絡がとれずに、ホテルに荷物もなく「失踪した」と根拠づけています。Aさんは毎日ホテルに宿泊しており、区は事実を誤認しています。Aさんは携帯電話を喪失していますが、メールも繋がっています。早朝からの物流センターでの倉庫作業でのアルバイトで、1日も休まず働いています。コロナ感染拡大で4月以降から仕事がなくなり8月から早朝倉庫作業で真面目に働いていた。朝から働いているのでホテルに昼間連絡しても連絡はとりづらいはず。その事情も考慮されず、所在確認として必要な調査も行われていない。所在不明なのかどうかは勤務先への電話確認で足りる。また私が勤務状況や勤務先も伝えており、支援者に連絡も可能だった。
本人は家財道具もなく、所持品もリュックサックを1つしかない。このリュックサックは職場に持っていっているので部屋に荷物はないのです。一方的に一時宿泊先のビジネスホテルから退去させた以降は。新型コロナ災害緊急アクションの支援でホテルに宿泊せざるを得なくなっている。
●しかし、今日も足立区は非を認めず、保護廃止処分を取り消さず、「生活保護を利用するなら最初から申請をやり直してほしい」と突っぱねた。Aさん本人の希望もあり、福祉事務所に移動して再度の生活保護申請同行、ビジネスホテルも宿泊し直して、早期のアパート入居を目指す。私たちはこのような顛末で終わらす事ができない。行政不服審査法に基づく不服申立て」をおこない認容裁決(処分が取り消しまたは変更される裁決)を求めると共に、
問題を可視化していく。
❷足立区役所を出発してSOSをくれたMさんに池袋まで会いに行く。深刻な相談だった。先週に渋谷区役所にひとりで生活保護申請にいったら区の政策としては無低に入ってもらうしかないと言われ、そのまま無低に入れられた。無低に入れないなら他の区役所で相談したらとも言われたという。渋谷区で相談したのに無低の場所は埼玉県内で個室と言われたが、ただベニヤ板で仕切ってあるだけで、不衛生で食事もひどくとても普通の人が食べる食事ではない。風呂も16時まで、施設費も8.3万円とられて、自立できるお金が残らない。
酷いのは、その劣悪な無低すら申請受理当日には宿泊できず、公園で野宿させたらしいのだ。
昨日に埼玉の無低にこれ以上住めない。辛いと言っているのに、無低の職員に連絡して連れ返されたという。まだ保護決定されていない。彼の体調面も考慮して明日、生保申請をこちらから取り下げて、良識ある福祉事務所で再申請をおこなう。もうこれ以上、人権侵害を犯し続ける福祉事務所の犠牲にさらす事はできない。「生活保護は権利!」「住まいは権利!」
➌最後は新宿からのSOSで30代の青年からのSOS、これからの展望が見えず所持金は100円、でも生活保護利用は決断できないという。とりあえず数日の住まいと命を繋ぐ給付金を渡す。いつでも再度のSOSをだしてほしい。
 

●2020/10/19  反貧困ネットワークの全体会議を開催

10月19日(月)
夜は、反貧困ネットワークの全体会議を開催しました。事務局長の役割は討議資料の作成です。今回は議題が11もある。大変です。生きづらい若者たちからの捻じれた内容の電話相談が続きましたが、現場に向かう案件はなく、何とか17時に資料が完成、会議開始前の1時間半前でした。
❶緊急アクション関連の今後の取り組みとして①生活保護決定者への不当な取り扱いをおこなった福祉事務所2か所への緊急申し入れ行動②11月1日川口駅前公園キュ・ポラ広場での「外国人テント村相談会」の取り組みに参加③年末年始の生活困窮者、路上困窮者への支援策、宿泊場所問題の厚労省事前要請の必要性④ささえあい基金への寄付が8月以降、減少している一方で当事者給付は増え続けていて、基金の呼びかけが必要と確認
❷11月26日文京区民センターで開催予定の「2020年度貧困ジャーナリズム大賞」の進捗状況を共有、10月31日が締め切り、問い合わせは来ているのに応募用紙は届いていないので分担して、知っているジャーナリストや新聞記者に働きかけする事を確認、
➌2021反貧困ネットワーク全国集会は、2021年2月21日(日)で確定して準備をはじめる。「コロナ渦と貧困」 が中心テーマとなる。コロナ感染災害で炙り出された貧困問題の現状を当事者に登場して頂き企画を編成。新型コロナ災害緊急アクションの取り組み報告に加えて、非正規差別・シングルマザー・学生・障害者・子どもの問題も取り上げていく。
希望に向けた討論(反貧困ネットワークの法人化「地域と社会の分かち合いと連帯の社会運動と事業」に向けての提起)も準備する。
❹反貧困ネットワークの一般社団法人に向けた論議をおこなった。反貧困直営事業と他団体とのネットワーク事業を明確にする事、情報提供としては、ガイドブックづくりなどが考えられる。誰もやらない領域をしっかりやろうと確認、瀬戸自身は、公的支援を受ける事のできない外国人を最優先に「食料と生活物資」「医療」「住まい」「就労」などのネットワーク協同組合型支援センターが早急に必要だと考えている。

●2020/10/18 格差社会において協同組合は何が出来るか

10月18日(日)
格差社会において協同組合は何が出来るか
文京区民センターでの『西暦二〇三〇年における協同組合』出版記念シンポジウム「格差社会において協同組合は何が出来るか」に参加した。そもそも、私がこの本で「闘え協同組合」と題して希望の連帯協同組合の必要性の提起を無責任におこなった事がオールド協同組合活動家諸先輩の魂に火をつけてしまい今日のシンポ企画となってしまったようだ。大した呼びかけも拡散もされていないのに会場は満杯だ。
●私は、格差と貧困と差別と闘う各団体からの現状報告と問題提起のトップバッターとして報告させて頂いた。新型コロナ災害緊急アクションでの支援活動の現場経験で可視化された①「家のない」20代~40代の世代を中心としたワーキングプアがコロナ災害で苦境に陥っても、人間扱いされず「住まいの権利」すら無条件で保障されない福祉行政、②日本の公的支援の対象外から外され差別と排除され続け「死にたくても死んでしまう」多数の外国人が放置され続けていることを踏まえて、「貧困格差を作り出した加害者たちの「自助の補完装置」の共助組織でない、被害者である当事者が参画した、「社会運動としての連帯協同組合」をつくる必要がある、特に、公的支援を受ける事のできない外国人を中心に「食料と生活物資」「医療」「住まい」「就労」などの協同組合型支援センターが早急に必要だと、、またも提起してしまった。
本や今日の集会の仕掛け人である平山昇さんがまとめで「協同組合、労働組合、NPO から個人まで、誰でも参加の協同組合型プラットフォームを創ろう!」と提起、今日の集会で終わる事ができませんね。
●希望連帯代表でもある白石孝さんが、日本の社会運動も国政も自治体行政も縦割りが基本、政策には基本思想が感じられない。一方で、韓国で進む「有機農業」「新たな地域コミュニティづくり」「給食無償化」「オーガニック給食」「公共給食」は、その最終目標が「持続可能な社会」と思える。「協同組合」運動が最終目標でなく、地域と社会の分かち合いと連帯が基本ではないか、と提起。「緊急アクションを立ち上げる際、私が強調したのは、分野ごと地域ごとに個々に取り組まれている運動が別々にやっていたら、この未曽有のコロナ災害に対応できない。韓国の社会運動に学び「ネットワーク運動」として進めよう、という提案だった。結果、30 を超える団体が参加し、その連携と協同の取り組みが、社会的影響力を一定行使しえたと。「下町労働史と協同組合、労働組合、ユニオン」と題して報告した、江戸川ユニオンの小畑精武さんの実践の過程を我が実践に生かしていきたい。
●韓国からZOOMで参加された、元韓国ドゥレ生協連合会専務理事の金起燮さんは、「社会的協同組合」運動の足元を固めましょう」と提起。現在の協同組合が「思想の危機」に直面していて「思想の危機」の主語は、「協同組合」でなく「人間」であり、人間の労働(自己表現)をどう見るか。なぜ人間は他人と関わり、関わりの外にある者とは一体どう付き合うべきなのか。それに真面目に答えていかないといけないと述べています。
●移住連の鳥井一平さんが「協同組合が外国人や組合員になれない人々を排除していないか」と発言、生協自身も積極的にフードバンクや子ども食堂や路上相談会を支援している。但し、困窮状態や差別や排除されている人々と直接向き合うのでなく、支援する側とばかり対話していないだろうか。困難にある差別や排除されている人々と直接向き合い、一緒に苦悩しながら伴走していく事。
●共同連の柏井宏之さんが「当事者」 を包む「社会的連帯経済会議」を!と提起しています。2007 年に韓国で成立した「社会的企業育成法」の時、貧民運動や障害者の「脆弱階層」の当事者を包む労働組合・協同組合・知識人の社会的連帯経済会議が立ち上がった。」一方で、現在の生協では、貧民運動や公的支援から排除された外国人、障害者の「脆弱階層」の当事者の政策参画が殆ど見受けられない。れいわ新選組が重度障害者を国会に送り出した。生協でも同様の事を考える事ができないか。
●共同連の堀利和さんや斎藤縣三さんが提起した「重い障害のある人々、差別ゆえに切り捨てられる外国人、罪を犯したことで受け入れられない人々、高齢ゆえに働けないとされる人々、子どもを抱え働きにくい人々など、それぞれの差別や排除としっかり向き合う思想と運動の上につくる。それは、福祉という枠組みの中での救済システムとは全く異なる。行政主導ではなく民の運動として日本型社会的協同組合を実現する。」
●明日は反貧困ネットワークの全体会議、先月に確認した総会方針に基づき、反貧困ネットワークの法人定款論議が議題だ。「助ける運動」を超えた「地域と社会の分かち合いと連帯の社会運動と事業」に向けた準備が本格的に始まる。
❷集会を終えても懇親会には今日も参加できない。SOSが2件あったからだ。上野では先週にSOSがあって対応した40代の男性と会う。先週は生活保護を躊躇した。彼は携帯電話もメールも通じない。来週に生活保護申請同行する。今日は来ていなかったが、元の職場で同じように雇い止めにあっている元同僚が、生保申請したいとの事、緊急アクションの同僚にも協力頂き、2名同時に生保申請する、その前に入念な打ち合わせ、その後に生保が以前に決定してアパート暮らしをしている20代の青年の悩みを聞く。コロナ災害の影響で仕事が見つからず鬱状態、私の知人の仕事を紹介してみよう。私たちの支援は生保申請に同行してアパート転宅までは成功するが、その先の就労先が見つからず、新たな孤立に繋がる場合がある。就労支援や協同労働づくりが早急の課題だ。電話がまた鳴る。アパート転宅している青年の悩み相談だった。

●2020/10/17 シンポジウム : 「コロナ時代」を生き抜くために

10月17日(土)
❶午後から文京シビックセンターで「研究所テオリア」主催のシンポジウム「「コロナ時代」を生き抜くために」で五箇公一さんと一緒に講演させて頂きました。「研究所テオリア」は新型コロナ災害緊急アクションで共に活動している立川市のNPO法人さんきゅうハウスの吉田和男さんが所長を担っている。会場にいた『季刊ピープルズ・プラン』編集長の白川真澄さんが私の親父の想い出を語ってくれた。三里塚がロケ現場で親父が制作した映画「襤褸の旗」の事、白川さんと一緒に闘ったらしい1974年の戸村一作三里塚空港反対同盟委員長の参議院選挙など、親父は戸村選対の一員だった。管制塔占拠被告団の中川憲一さんも来てくれた。柘植書房の「管制塔 ただいま占拠中」での中川さん(パック)とつれあいの道子さんとの決戦直前の置き手紙のやり取りが、悲しくも美しく、ロマンチストの中川さんが若い頃の私の隠れたヒーローだったのだ。管制塔戦士は管制塔をぶっ壊したが、管制官など空港公団職員を安全な場所に逃がし、傷ひとつ与えずに、いのちを守った。
❷今日の講演会中にSOS電話が3件もダイレクトにきていた。1件は公衆電話からだ。携帯電話もメールも喪失している相談者が多い。質疑応答中だが中座させてもらう。緊急案件だが明日会う約束をした。集会終了後に浅草からSOSをくれた20代の青年に会いに行く。
以前にもSOS対応したが、派遣の仕事が決まっているとの事で宿泊費と生活費を給付して別れた。しかし、その後も派遣の仕事が不安定で所持金が亡くなったとの事、素朴で実直、小・中高の時の辛い体験を聞く。生活保護申請後も伴走するからと説得して、来週に生活保護申請同行する事を約束した。
➌群馬県境の埼玉県北部の街からSOSが入った。反貧困ネットワークのメールに「助けてください」と短いメール、その後に電話が来た。20歳の少年で所持金は10円、電話の向こうの声が泣いている。夜遅くだが向かうしかなかった。浅草から104キロの辺境の地に車を走らせた。彼も幼少期から壮絶で辛すぎる家庭環境で生きてきた。高校卒業後に市内の会社で働くも厳しすぎる環境で、退社すると同時に退寮して同時に住まいを失う。生活保護は幼少期からの生活保護生活でバッシングを受け続けて強い抵抗感、来週から他県の住み込みでの仕事が決まっているが、その場所まで交通費もないし食費もない。私自身が見ても、その会社は平気なのだろうかと心配した。とにかく何かあったらすぐ連絡するように伝えて交通費含む給付金を渡した。自宅に帰ってその会社を検索したら、福利厚生や休日も酷いし、廃炉作業含む原発作業員の仕事も請け負っている。拙い、明日に電話する事にしよう。止めたほうがい。彼は持病を抱えている。

●2020/10/16 シングルマザーにコロナの影響が大きい

10月16日(金)
「助ける運動」を超えた「助け合う社会運動と事業」に!
私の役割は、新型コロナ災害緊急アクションや反貧困ネットワーク、避難の協同センターの活動以外にも、職場でもあるパルシステムと貧困格差の現場で当事者支援に取り組む団体との有機的な繋がりをつくり協働連携をつくることです。新型コロナ感染拡大以降でも、困窮者やホームレス支援に取り組む「新宿ごはんプラス」「TENOHASHI」「企業組合あうん」の路上相談会や事業連携が開始し継続されています。
❶今日は朝から、職場であるパルシステム本部で「しんぐるまざあず・ふぉーらむ」の赤石理事長と事務局の村山さんが訪問、今後の連携協議をおこないました。
しんぐるまざあず・ふぉーらむでは、新型コロナの影響で生活状況が悪化したひとり親家庭への支援を行うため「だいじょうぶだよ!プロジェクト」と銘打ち 3 月以来、月に1回、緊急食料支援を行っていて、現在は2,100世帯に宅配に届けている。7月にネットを通じて実施した調査では、シングルマザー約1800人から回答があり、新型コロナウイルス感染症に関連して自身の雇用や収入に影響を受けたシングルマザーが7割超と非常に高いこと、18.2%が食事回数を減らし、14.8%が1回の食事量を減らしているとの結果がでていて「これまでも生活がギリギリだったために、あっという間に困窮し親は、2日に1食に食事を減ら、子どもは1日2食、親子で雑炊。もう食べるものがない。」という相談も届いています。見て見ぬ振りはできません。
❷今晩のSOSはJR荻窪駅周辺から届いて駆けつけた。相談者の40代男性のKさん、名刺の裏側を見て、会話が盛り上がる。私の名刺は両面名刺、表は反貧困ネットワーク、裏側は避難の協同センターですが、原発反対の官邸前抗議にも通い続けていた方でした。2年前に正社員で 働いていた自動車会社が倒産してしまい、その後は、ネカフェで派遣暮しだったようです。月曜日にはいる給料は3万円程。その後の見通しがないようで、反原発運動の同志としても放置できないので、生活保護申請同行して、アパートを借りて今後の希望を!

●2020/10/15 野宿生活など絶対にさせません

10月15日(木)
足立区で生活保護申請同行したAさんが、一度は生保決定が出ていたのに一方的に廃止された案件について
●本人と面談して、経緯を確認してきました。明らかに不当な決定であり、新型コロナ災害緊急アクションとして、廃止撤回を求める申し入れをおこなう事としました。特に一時宿泊先のビジネスホテルから退去させ、野宿生活を強いた責任は免れません。
●Aさんは、日本国籍を持つアフリカ出身。早朝からの物流センターでの倉庫作業でのアルバイトで、1日も休まず働いている。コロナ感染拡大で4月以降から仕事がなくなり8月から早朝倉庫作業で真面目に働いていた。物流センター近くの公園で野宿を続けている事を勤務先の同僚が気づいて連絡してくれて事業所長さんが、「生活保護を利用してアパートを確保して欲しい」と願い、緊急アクションにSOSをくれたのです。
●Aさんと一緒に生活保護申請同行したのは9月28日、保護決定したのは10月6日、保護廃止したのは10月12日、たった6日間での廃止決定です。区はAさんが宿泊しているビジネスホテルに連絡しても本人と連絡がとれなかった。ホテルに荷物もなく失踪したとの一方的な判断をおこなったのです。Aさんは携帯電話を喪失していますが、メールも繋がっています。早朝から働いているのでホテルに昼間連絡しても連絡はとりづらいはず、、どこの事業所で働いているのか生保申請の際に伝えています。メールを使わず、一緒に同行した区議会議員や私に所在確認しないで、一方的に廃止して、ホテルからの退去を求めたのは酷過ぎます。野宿生活に追い込んだ責任は免れません。来週、新型コロナ災害緊急アクションとして、廃止撤回を求める申し入れをおこないます。撤回されるまで、反貧困緊急支えあい基金でビジネスホテルに宿泊して頂いています。野宿生活など絶対にさせません。

●2020/10/14 皆さんと連帯して「貧乏なめんな」

10月14日(水)
当たり前の権利を奪われた虐げられた皆さんと連帯して「貧乏なめんな」
❶昨日のFBで報告した杉並区高円寺福祉事務所の、既に保護決定しているKさんのアパート転宅を拒否し続け、「住まいは権利」を侵害する行為を続けている事件。今週金曜日に一旦回答するように求めたが、今日、ケースワーカーから連絡が来た。結果は昨日ほぼ同じでした。要約すると「「この段階でのアパート転宅は認めない。就労先が決まり、就労証明書類提出が必要2ヶ月は様子を見る。その中で状況を見て早まる事はある。その為にも27日にハローワークには行ってほしい、家計簿を付けてほしい」アパート転宅を遅々として認めない。私たちは既にアパート入居に向けた準備を進行させている。役所に頭を下げてお願いするのではなくて、堂々と「住まいは権利」を行使する事に決めた。近いうちに、緊急申し入れ行動を設定する。全国で生活保護を利用しながら、当たり前の権利を奪われた虐げられた皆さんと連帯してすすめていく。「貧乏なめんな」
❷もうひとつ信じられない案件が発生していて事実関係を調査している。**区で生活保護申請同行したAさんが、一度は生保決定が出ていたのに廃止された。決定して10日も経過していないのに廃止され、一時宿泊先のビジネスホテルから退去させられたのだ。私たち支援者に所在確認の連絡先も聞く事もしていない。Aさんは公園で野宿生活を強いられながらも、現在は、毎日働いている。その事は**区福祉事務所に伝えている。携帯電話を喪失していてメールのみが連絡手段、ケースワーカーはホテルのフロントに電話しても本人はいつも不在である事で「失踪した」とみなして保護を廃止してしまったのではないか、、Aさんは昼間働いているのに、、、何故にメール送付ぐらいできないのかなと本当にやるせない。公園暮らしで仕事にいくのは申し訳ない。昨日から緊急アクションの「支えあい基金」で緊急給付をおこないビジネスホテルに泊まって頂き、明日の夜にAさんと面談し、事実経過の確認と今後の方向性を決めていく。
➌今日は、8月に歌舞伎町から家出状態でSOSをくれた20代のMさんと一緒だった。Mさんは9月初旬に保護開始して、私の信頼する友人が経営するシェアハウスで暮らしている。今日は役所で支援措置手続きと今後の就労移行支援事業所で働く準備をすすめた。**福祉では、支援してきた若者たちが、人生の再スタートを始めている。18歳の少年も就職が決まった。**区で生保申請で警察を呼ばれて一緒に闘ったもうひとりの20代女子も先週、アパート転宅を完了して、リクルートスーツを着て就活中だ。二人をサポートしてくれている**福祉事務所には本当に感謝している。
「安心できる住まいを確保して自立に向けた階段を昇っていく」杉並区高円寺福祉事務所は大きな間違いを犯している。

●2020/10/13 「住まいは権利」を侵害する行為を許さない

10月13日(火)
杉並区高円寺福祉事務所の「住まいは権利」を侵害する行為を許さない
❶今日は雨宮処凛さんと一緒にこの間、支援しているKさんと同行。何と、杉並区高円寺福祉事務所は既に保護決定しているKさんのアパート転宅を拒否しました。
あくまで6ヶ月を基本に、家計管理やコミュニケーション能力、ゴミ捨てなどできるかを判断して、アパート転宅を認めるかどうか決めていく方針に終始、、1ヶ月では生保利用者の状態が判断できない。いかなる理由でも、路上に1度でもでたら皆、同じ対応している。Kさんだけでなく同時に、生活保護申請同行したTさんも同様の対応をおこなっている。★私たちは、ハウジングファーストの理念である「ホームレスの状態にある人が、第一に必要としているのは安定した住居である。他の様々な困難は、それらが解決してからではなく、まず安定した住居が得られてから対処されるべきである」という考えに基づき、相談者が待つ場所に出向いて、緊急宿泊費と生活費をお渡しながら、その場でアセスメントをおこない、数日後に生活保護申請同行、迅速な利用決定を促し、施設入所させないように働きかけ、ビジネスホテルなどで一時宿泊している1か月の期間中にアパート転宅に向けた「居宅支援」をおこなってきた。
★私は緊急事態宣言以降、約200人の当事者と関わってきた。生保申請同行しアパート転宅した方は、安定した住居で暮らし、平穏な日常を取り戻している。KさんもTさんもアパート内見をはじめている。今更のアパート転居拒否は認められないし。このような運用は、私が同行した都内23区の福祉事務所では前列がないと主張して撤回を求めた。対応した係長は、「私には決められない。10月28日の検討会議で論議したい。」私たちは待てないと主張した。今週金曜日に一旦回答するように求めた。撤回しなければ区議を絡めて、要請抗議行動もおこなうと通告している。
★杉並区高円寺福祉事務所の対応で許せない理由がもうひとつある。9月15日にKさんの生保申請に同行した時に、「保護決定までの生活費の前借り金額」で、相談員から提示された「保護決定までの14日間、5000円でやり繰りしてください。」保護費支給までの間、1日358円でどうやって食べて暮らせば良いのか。何回抗議しても「私たちの決まりですから変えられません。」ここの福祉事務所はフードバンクは常備されていなく二駅先の社会福祉協議会にとりにいくしかない。押し問答が続いた時に相談員のトンデモナイ発言が飛び出した。「言っちゃなんだけど、二か月も路上で暮らしていたんでしょ。」正確に言えば、前職をコロナの影響で失い寮から追い出され、二か月はネットカフェ暮らし、謝罪を求めて、すんなり謝ったが、彼らの世代の多くが非正規や派遣でしか働く場所がなく、少ない賃金でアパートを借りる事もできず、ネットカフェ暮らしか寮付きの仕事で食つないできて、コロナの影響で今日のような状況に至った事を何故、理解する事もしないで「上から見下ろす」発言になるのか、結果的に7,000円まで金額は少しだけ引き上げられた。「上から見下ろす」高円寺福祉事務所の姿勢だけは絶対に許せない。
★幾つかの福祉事務所は、当事者の居宅能力(アパート等で自立して生活できるか)を見極めなければならないという理屈を盾にして、劣悪施設、無料低額宿泊所の入所を強制させる対応がまかり通っている。就労を通した経済的自立を重視する困窮者支援制度自体が、生存権保障を後退させかねない状況が福祉事務所の対応で顕在化している。コロナ禍で仕事を失い、住まいを失い、生活保護申請に行っても、住まいの提供はされずに、自立支援施設か無料低額宿泊所の入所を迫るか、就労支援を優先され、再び、寮付き派遣の仕事を紹介される。
★何回か紹介しているMさんが5月7日に上尾市で、生保申請受理後、保護決定は19日後、一度もMさんとケースワーカーは、自ら時間をとり面談してこなかった事。だから、最寄りの駅から徒歩50分、上尾市役所に通うには2時間もかかる東松山氏のSSSの無料低額宿泊所の実態を知らなかった。Mさんは生活保護費受給した後も殆ど所持金がない理由は、面接に行きたくても交通費がなくて面接会場に行けない理由を全く知らなかった。SSSが運営する無低から徴収される金額は79,000円 上尾市の生活保護費は105,000円 食事も2食のはずだが、大した理由でないMさんは、携帯電話代を引けば所持金は月1万円を切る。このような強制収容所のような貧困ビジネスが入所者をどれだけ苦しめているか、このような強制収容所のような貧困ビジネスが入所者をどれだけ苦しめているか、私たちのような支援者がSOSを受けて同行して問題化するまで、何故、実状把握しようとしないのか、気づけないのか!コロナの影響で仕事を失なっただけで「働きたい」と願う20代の青年を施設に収容し、集団生活を強要するのか!、人々の暮らしの基盤である「住まい」を確実に保障する「ハウジングファースト」型の支援策を国の貧困対策の中軸に据えるべきであると求め続ける。
❷夜は、反貧困ネットワークに直接SOSがあった40代の男性と上野駅で会いました、携帯もメールもなく公衆電話でのやり取り。で3月に住んでいた**県から上京して東京で仕事も失った。身体もボルトだらけで足も引きずっている。数日後に生活保護をどこで申請したいか連絡がある。

●2020/10/12 凍りついた身体を温め続けていきましょう

10月12日(月)
凍りついた身体をゆっくりゆっくり温め続けていきましょう。希望を信じていこう。
❶先週月曜に続いて、今日の朝も、**駅近くのビジネスホテルに一時避難させている
20代のCさんと面談、、担当ケースワーカーと保健士さんも同席、土曜日夜に、「安心して居られる場所」を一緒に訪問、とても気に入ったようで、「ひとりで寂しい」と泣いていた姿が嘘のようです。「若者が自分のことを応援してくれる人と出会い、素を出し安心して居られる場所」今日も面談終了後に歩いて出掛けていきました。20時頃に電話したら、とても嬉しそうな弾むような声が聴こえて「ありがとう」の響き、Cさんと出会ってから既に20日間が経過、少しづつですが、「凍りついた身体が温まってきました。」支援する側の都合や論理で相談者を引っ張ってはいけません。私ひとりでは限界があるので、地域の支援団体とのチームプレーで対応していきます。後はひとりでも寂しくない住まい探しです。凍りついた身体をゆっくりゆっくり温め続けます。希望を信じていこう。
❷午後からは、先週、離島から緊急アクションにSOSを頂き、東京まで飛行機で来られたMさんと一緒に**区福祉事務所で生活保護申請同行、今日の相談員とケースワーカーも迅速で、ビジネスホテルもすんなり提供、支援者は見守っているだけで良し。迅速にアパート探しです。福祉事務所近くで一緒に食べた「一蘭の天然とんこつラーメン」はじめての東京でひとりぼっちにならないように、、ホテルに向かう道中で見えた「東京ドーム」と「東京スカイツリー」を見て、歓声をあげている。いつでも事務所に遊びにおいで!
➌夜は九段下駅近くで若い男性からのSOS対応に向かう。所持金は既にゼロ円。自立支援寮に入所して真面目に働いてきたのに、私も「それはないだろ~」と驚く些細な理由で退所させられ、ネカフェ暮らしを続けて働いていたがコロナで仕事を失った。今週に緊急アクションの仲間が生活保護申請同行してくれる。

●2020/10/11 ジェットコースターのような1日

10月11日(日)車のエンジンがかからない。私の身体より車が先に倒れたか。
❶今日は豊島区民センターで「コロナ対策に便乗した戦争・治安・改憲にNO!を 10・11集会」に呼んで頂き、「深刻化する貧困と排除と差別」と題した講演をおこないました。
会場はほぼ満員!新型コロナ緊急アクションにおける支援活動をはじめてから、この様なラディカルな集会は久し振りです。現状では、路上からのSOSに共助でいのちを繋ぎ続ける。でも以下の集会スローガン もっともっと突きつけよう!共助に頼るな、公助の責任果たせ。◎命を守れ! 選別するな!◎必要なのは保健だ!医療だ!福祉だ!◎生活を保障しろ!◎休業補償をしろ!◎所得を補償しろ!◎居住権を保障しろ!◎コロナに乗じたヘイトをやめろ!◎改悪するな!入管法◎外国人の人権を保障しろ!
❷今日は忙しいんだ。集会を途中で抜けて、反貧困ネットワーク埼玉の会議会場である浦和に向かう為に駐車場から自家用車を出して出発しようとしたら車のエンジンがかからない。4月以降の支援活動で都内や神奈川・埼玉を爆走し続け、走行距離は10万キロ超え、私の身体より車が先に倒れたか。最悪だったのは、タワー式パーキングに停めてしまった事だ。
次から次に他のお客さんが来ると車の中で故障の原因がつかめずに外に出される。他の客に迷惑がかかるのでJAFを呼ぶ羽目に、、スマートキーの電池切れだというのに!コンビニにリチウム電池を買いに行く事にも時間がかかる。その間に緊急アクションの路上からのSOSが届く。反貧困埼玉の猪股弁護士からは「何時から参加できるの?」との電話。反貧困埼玉の会議は16時30分、緊急SOS待ち合わせは18時、車が出庫できたのは17時30分、今日の反貧困埼玉の会議は、11月1日に川口駅前キューポラ広場で開催する「クルド人の生存権を守る実行委員会」前代未聞の車内スマホでのZOOM会議を参加しながら、新宿駅西口に向かった。残念な事に、既に、相談者の携帯のバッテリーが切れていて、待ち合わせ場所の返信メールが届かず、結果的に会えず。夜遅くにメール返信があった。明日は必ず会いたいと伝える。
➌20時からは、「日韓市民交流を進める希望連帯」主催のオンラインセミナー「韓国の今を伝えるオンラインレポート」に参加した。テレビ画面では私も登場するNHKBS1の「ドキュメンタリー「東京リトルネロ」が流れているがリアルで見れない。私のセミナーでの役割が新型コロナ災害緊急アクションの取り組み報告とソウル在住の研究者である鈴木明さんに調査依頼があったからだ。韓国において、①コロナで「住まい」を失った方への政府、自治体政府の住宅確保と住宅支援制度、②移住外国人に関する生活保障、医療、保険などに関する調査、③韓国の青年ホームレス の現状と彼らが就労や社会に参加する為に必要な総合的支援④国民基礎生活保障法におけるコロナにおける失業者への特別対策、中央自活センターや民間団体、タシソギ支援センターや開かれた女性センターや青年ハブ、住民連帯組織の活動事例調査など、ぜひ比較検証して私たちの反貧困運動に生かしていきたい。それにしても、ジェットコースターのような1日だった。

●2020/10/10 「生きづらい若者たち」のSOSが増えている

10月10日(土)
緊急アクションに寄せられるSOSには20代前半のいわゆる「生きづらい若者たち」のSOSが増えています。家族から逃げて「住まい」に困り、野宿生活に至ってしまう。その多くが親からの虐待などの経験を持っています。家族がセーフティネットとしての機能を失っています。
●生活保護申請同行してアパート転宅して私たちの支援は完了しません。アパート転宅はスタート地点にたっただけです。ひとりひとりの苦しみの大半を占める「死んでしまいたい位の孤独」を解決しないと、「アパートが更に、孤立を深める場所」になってしまいます。
●昨日は、神奈川県でこの間、サポートしている若者に会いにいきました。月1回は会うようにしています。今日は都内の若者を連れて「安心して居られる場所」を訪問してきました、昼食と夕食が無料で食べられ、友達の家のようにくつろいでしまう空間でした。本人も馴染める場所だったようです。「若者が自分のことを応援してくれる人と出会い、素を出し安心して居られる場所」ひとりで生きていくにしてもひとりじゃない。スタート地点から少しづつでも歩きだす事ができたら本当に嬉しいです。

●2020/10/8 第39回避難の協同センター運営委員会を開催

10月8日(木)
❶第39回避難の協同センター運営委員会を開催しました。今日の討論は28日に予定されている総会議案の恩義、コロナウイルス感染拡大以降の6か月間、感染リスクと困窮者支援活動に集中してきた事などで避難者支援の活動が停滞してしまいました。当事者であり避難者がやりたい事をやる事を基本に、再び活動を活性化させ①生活困難に悩む、避難当事者の生活再建、自立支援など個別支援②避難者本人の意向に基づく居住支援活動③所持金が少なく生活困難や転居費用などにお困りの当事者への緊急対策として、引き続き「一時生活給付金」を引き続き運用④新型コロナ災害緊急アクションの「反貧困緊急ささえあい基金」と連携して、誰一人も路上に迷わない体制をつくる。⑤避難者自身の要望に応じた学習会や講座を企画する⑥当事者団体である“ひだんれん”“全国避難者の会”の活動を支援⑦国家公務員住宅避難者への二倍請求、調停世帯の「追い出し訴訟」など、経済的事情など退去できない避難者への圧力を止めさせる。以上7点課題を第5期活動計画として総会に提案する事としました。
❷今日は避難の協同センターと反貧困ネットワークの事務所がある飯田橋事務所に、離島から緊急アクションにSOSを頂き、東京まで飛行機で来られた女性相談者が来訪、事務所にいたメンバーで歓迎しました。寮付き派遣の仕事で離島で働いていましたが、コロナで雇い止めにあい今日から住まいを失ったのです。週末はホテルに泊まって頂き、月曜に生活保護申請同行します。東京出身ではないので、週末はゆっくり休んでもらいましょう。「東京ではもう独りではありませんよ」予想外の歓迎振りにとても嬉しそうでした。
➌夜は埼玉県蕨市に移動して「クルドを知る会」の皆さんと今後の連携について意見交換会を開催、移住連の支援基金が終了した現在、「反貧困緊急ささえあい基金」が公的支援を受けれないクルドの皆さんの命綱である。給付支援は継続していく事を確認しました。
就労の権利すら奪われている状態で、出口の展望が見えず「食べる」「医療を受ける」「住み続ける」など、生存権の危機にある人々が増え続けている。給付支援だけではなく、継続的な食料支援体制をつくる事、住宅問題、医療や生活相談体制、生活保護集団申請、これから具体化していく事が山積みで、支援センターの必要性など具体化が必要、その為にも、11月1日に川口市の公園で開催する「外国人テント村」の準備を急ピッチで進める。
❹21時30分に赤羽駅の路上からのSOSがあって急遽、駆けつける、雨が降る夜、明日以降の台風での大雨で公園での野宿生活に耐えられず、急ぎ宿泊先を確保したいとの叫び、
週末にかけての緊急宿泊費を支援し、来週に生活保護申請同行する。台風がやってくる。住まいを失った方々には辛すぎる日々だ。私たちを頼ってほしい。生き続けてほしいから。

●2020/10/7 久しぶりの福島、県交渉に参加する

10月7日(水)
今日は東京を離れて、久し振りの福島です。原発事故被害者団体連絡会(ひだんれん)の第21回福島県交渉に参加しました。6か月ほぼ毎日続いている困窮者支援でストレスが高まるなかで、福島の皆さんとの時間は「優しい時間」でした。類子さん、さきさん、松本さん、村田さん、熊本さん、あやちゃん、今ちゃん、皆さんに感謝すると共に、これからも原発事故避難者支援の運動をこれからも続けていきます。よろしくお願いします。
★ひだんれん、「避難の権利」を求める全国避難者の会、避難の協同センターの 3 団体で取り組んだ「新型コロナ災害下における原発事故避難者の暮らしと住まいの不安に関する緊急アンケート調査」に基づいた緊急提言が今回の交渉ポイントでした。
❶コロナ災害における避難者の窮状は今回のアンケート調査にも表われている。復興支援員の戸別訪問休止中の孤独死も発生している。国と福島県が、全国広域に散らばり多様な困難の中にある避難者の実態調査を早急に実施し、避難先自治体の行政職員、社会福祉協議会職員、民間支援団体との連携、戸別訪問等により、生活困窮者を早期に発見して必要な生活支援をおこなうこと
❷原発事故避難者が、現在でも厳しい生活状況におかれ、コロナ災害がさらに追い打ちをかけていることが読み取れるアンケート結果、コロナ災害の影響により、家賃の支払いが「非常に苦しくなった」「やや苦しくなった」の回答が 29%、そのうちの 85%が民間賃貸に居住する避難者であり、公営住宅に居住する避難者への影響は少ない。民間賃貸住宅に居住する避難者の家賃負担が増している。国と福島県が、家賃補助を再開し、公営住宅への特定入居と単身世帯でも入居できるよう入居要件を緩和することを求める
➌併せて国家公務員宿舎入居者の提訴取り下げ、「2倍家賃請求」の停止・撤回を要求する。医療・介護保険窓口負担の減免措置の継続・拡大については、国との具体的な折衝と結果報告を求める。
★今日の交渉で私が拘ったのは、「住居確保給付金」が、収入が回復しないまま支給期間が切れる人が年末年始に増えることなどが懸念されていて、窮状にある多くの避難者が家賃を支払えない状態となると心配している。そのような最悪の事態を避ける為に、早急に実態把握をおこない、必要な財政的支援措置が求められる。しかし福島県は相変わらずの「個別事情に応じて相談にのり必要な制度に繋げます。避難者への財政的支援は考えていません。」
財政的支援措置を伴わない支援で問題は解決できるのか、政府のいいなりになり、原稿を棒読みひかできない内堀福島県知事の部下である県担当職員は何をいっても動けないし動かないだろう。虚しさだけが残る。もうすぐ原発事故から10年となる。

●2020/10/6 今日も生活保護申請同行が続きます

10月6日(火)
今日も生活保護申請同行が続きます。先週金曜日夜にSOS対応した元福祉職の女性、福祉の現場における多くの仕事は体力的にも精神的にも過酷で退職後、寮付き派遣で全国を転々とするしかなかったらしい、申請した**福祉事務所の相談員も迅速で、ビジネスホテルもすんなり提供、支援者は見守っているだけで良し。
一方で、私が対応良しと評価しているいくつかの福祉事務所で、支援者が同行しないとビジネスホテルどころか、施設入所を前提で、申請受理すると言われたり、3か月間ぐらい自立支援で見極めないとアパート転宅を認めないなどの事例があちこちから届いている。
支援者か同行しないとこのような対応するのは言語道断です。

●2020/10/5 アフリカ人のAさんがはじめて笑った

10月5日(月)
❶朝から**駅近くのビジネスホテルで、若い女性相談者Cさんと面談した、担当ケースワーカーと保健士さんも同席している。10日程前にSOSを受け対応した。親の暴力から逃げて**市で生活保護を利用しているが、現在まで居所を転々としている。結果論だが**市は、無料低額宿泊所に入所させてしまった事をはじめ、Cさんの要望に応じた支援をできていない。生きづらさを抱える若者の複合的な困難に対して、結果的に「施設ありきの保護」のような単線的なスキームでは、無理があるのだ。孤立する事の恐怖と一方で、集団で生活していく事への恐怖の狭間にいるCさんに、明確な支援方針を持ちえず今日に至っている。結果的に、SOSを受けた私が、**福祉の確認を踏まえて、先週からビジネスホテルで預かる事となった。どうしたら、泣いてばかりの状態から、自己を肯定できて笑う事ができる「居場所」と「居所」をつくる事ができるだろうか、、、今日はCさんの気持ちを踏まえて、日中から夜までいれてご飯も食べれる「居場所」と、孤独に陥る事なく安心して泊まれるグループホームの見学を踏まえて、ケースワーカーさんと分担して、申し込む事にした。あと1週間ビジネスホテルで預かる。
❷都内**区に移動して、以前からサポートしている外国人のBさんと会う。母国から「良心的徴兵拒否」で日本に来て難民申請した。民族紛争が絶えない国では自国民を殺す事もある。Bさんは「殺したくない」と考え徴兵を拒否した。難民申請から4か月を経過したが、現段階でも就労可能なビザは下りていない。働いてはいけないので収入ゼロが続いている2か月後には就労可能となると入管から連絡を受けた。それまでは「生き続けたい」母国に帰れば投獄される、あともう少しで働ける。
➌同じ区に居住する原発事故から自主避難したシングルマザーMさんに会いにいった。3年前に生活保護申請同行後、継続してサポートしています。地方の大学に通う長男君がコロナ感染拡大の影響でバイト先の職場が閉鎖され、生活費や光熱費も払えず状態、Mさんは生活保護なので経済的サポートができません。苦労して入学した大学生活を経済的事情で断念させたくありません。苦労して入学した大学生活を経済的事情で断念させたくありません。ささえあい基金と避難の協同センターから溜まってい光熱費と家賃支援をおこないました。ささえあい基金では、大学生への給付支援が増えてきています。
❹都内**区から上野駅近くに車を走らせた。二週間前に給付した男性だった。やっぱり安定的に収入をえる手段もなく、所持金15円、今日から路上生活を強いられる。宿泊給付金を渡して、木曜に生活保護申請をおこなう。最近、上野駅周辺からのSOSが続いている。
❺最後に**ビジネスホテルに泊まる、日本国籍を持つアフリカ人のAさんに会いにいった。コロナ感染拡大で4月以降から仕事がなくなり8月から公園で野宿しながら早朝倉庫作業で真面目に働いてきた先週**区で生活保護申請して、もうすぐ保護決定の見込みだが、生活保護に不安を持っていて再度、制度説明して欲しいとの事だった。ネットで検索するとネガティブな情報ばかり流れていて、日本人の友人が殆どいないAさんは相当不安だったのだ。制度を利用して安心できるアパートを確保して家具什器費で、家具や電化製品を揃えよう。Aさんがはじめて笑った。
❻神奈川県内の**福祉事務所で生保申請の待ち合わせに来なかった青年、その後に私のサポート日誌に「また連絡が来たらすぐに駆けつけるから諦めずに連絡して欲しい」との記述を読んでくれて連絡してくれて、明日に生活保護申請同行する予定だったが、就職面接で合格した嬉しい知らせが来た。社宅付きのアルバイトだという。とりあえず良かった。
「一人じゃない、何かあったらすぐに駆けつける]の言葉で自分は勇気がもらえました。との言葉、いままでの人生、悲しい事があったけれど、話してくれてありがとう。今度こそ  いい事がたくさんある事を願っています。本当に本当に元気でいてください。
❼上尾で生活保護申請して東松山の無料低額宿泊所に放置されたM君、今日、念願の都内でのアパート転宅の契約成立の朗報が届いた。すぐにでも入居できるが、担当ケースワーカーの回答は「一時金の支給は早くて22日」という内容、最後の最後まで苦しめないでほしい、それでは就職にも影響しかねないので明日以降、前倒し支給の交渉をすすめます。

●2020/10/4 「週末恒例の世界料理ツアー」の再開

10月4日(日)
❶夕方から、親からの管理から逃れて逃れて、路上からSOSをくれた2名の20代女子と個別にお会いしてアフターフォロー 穏やかな秋です。
★Aさんは**区で生活保護申請同行した際に、家出していた事を理由に前代未聞の警察を呼ばれ追い返された経験を共有、この強烈な経験が力になり、地元**区で問題なく生保利用ができました。今週のアパート引っ越しに向けて一緒に地元の不動産屋にいって正式契約、私は緊急連絡先に、、正社員の就職先もきまりそうで、未来が開けてきました。所持金5円、で泣きながら**公園で待っていた時から1か月、激動の1か月でした。
★Bさんは、路上生活の寸前でSOSをくれた。失われた10年を取り戻す横浜の小旅行に行って生活保護申請して、ひとり暮らしができる事を目標にシェアハウスで暮らしています。今日は1月に予定する小旅行の夢を実現する為の家計簿づくりを一緒におこないました。少ない保護費を上手にやり繰りして旅行の為の計画的貯金を成功させて夢の実現へ!
❷今晩は、6か月半振りの「週末恒例の愛するパートナーさんとの世界の料理ツアー」の再開を祝う。新型コロナ災害緊急アクションを起ちあげた以降、連日の路上からのSOSが続き、土日も関係なく飛び回ってきた。定期的におこなってきた国内の「あいうえお旅行」もできなくなり、パートナーさんにもストレスを相当かけてきたと思う。これからも長期間に渡って続く困窮者支援と路上からのSOS対応、自分自身のストレス低減含めて、可能な限りの両立をはかる。常に感謝の気持ちを忘れずに、、、
★再開第一弾はあえて自宅から徒歩30秒で、一昨日オープンしたばかりの「インドネパールレストラン:ロージ」を選択した。住宅街の中で、座席は7席の小さなお店、オープン後もお客がたくさん来ている形跡もなし、地域のお仲間として、この時期に開店させた若きネパール人のマスターを絶望させたくない思いを込めて決めた。私が選択したのは、「ロージディナーセット」と「ポークチョーミン」新宿や後楽園のインド料理店でシェフを務めたマスターのつくる味はやさしい.胃ももたれない。立地が良ければお客が入るレベルです。
とにかく地域のお仲間さんとしてこれからも通い続けます。

●2020/10/3 「来週は必ず会おう。もう独りじゃないよ」

10月3日(土)
❶最近、上野駅周辺からのSOSが続いている。あじいるから紹介された男性のSOS電話で目覚めた。湯島の移住連会議室で「西暦2030年における協同組合」出版記念シンポジウム「格差社会において協同組合は何が出来るか」の打ち合わせを終えて、待ち合わせ場所に向かった。給与振り込み日まで、残金がなくなり生活困難、このような相談が増えています。
❷つくろい東京ファンドのシェルターに居住している相談者に会いにいく。予想以上にアパートが決まらず、精神的にも辛い思いをさせてしまったね。昨日いい物件が内見できて正式に申し込み、今度は決まるといいね。決まったら、回転寿司食べて、大好物のサーモンの握りを二人で食べまくろう。
➌今日は少し嬉しい事があった。一昨日に神奈川県内の**福祉事務所で生保申請の待ち合わせに来なかった青年が連絡をくれた。メールには丁寧なお詫びと、来れなかった事情が書かれていた。自分のような人間は、支援をして貰えるような人間じゃないと、、、でも私のサポート日誌に「また連絡が来たらすぐに駆けつけるから諦めずに連絡して欲しい」との記述を読んでくれて連絡してくれた。全く違う地域の駅で会った。「人生 何度でもやり直せるよ。」来週に生活保護申請に同行する。今日は、思いっきり伝えたよ。「来週は必ず会おう。もう独りじゃないよ。心配なし。」俺は待ってるぜ。
❹自宅の駐車場に車を停めて、スマホを確認したら、上野からのSOSが来た。今日は自宅から1分の場所にインドネパールレストランがオープンしたので、愛するパートナーさんとの週末恒例の世界の料理ツアー」を半年振りに再開しようと思ったのだが、所持金が6円と書いてある。今日は断念して上野に引き返す。待っていた素朴な青年。来週から派遣の仕事が決まっているが、野宿生活の影響もあり、体調もふらつくという。体調が心配なので、明日必ず病院にいってもらう事にした。その為にも今日明日はビジネスホテルでしっかり休んでください。そのうえで今後を決めていこう。今日中に会って良かった。自宅に戻ったのは22時、ラストオーダーに間に合わなかった。